スーパーバイザーに必要な能力とは
《スーパーバイザーに必要な能力とは》
フランチャイズ本部構築・立ち上げを行った際の加盟店の指導を行うスーパーバイザー。
スーパーバイザーは、レギュラーチェーンの店長の管理・指導も行います。
前回は、そのスーパーバイザーの役割について解説致しましたが、今回はスーパーバイザーに必要な能力についてお話をしていたいと思います。
スーパーバイザーに必要な能力とは?
スーパーバイザーは、本部や本社を繋ぐ重要な役割であることを前回のブログでも明記しました。
また、スーパーバイザーの実務は、間接マネジメントであり、人を通じて結果を出す仕事であることもお話を致しました。そのため、スーパーバイザーはコンサルタントと全く同じ仕事ということになります。では必要な能力とはどのような能力になるのでしょうか?
〇店舗の数値改善を行うための、調査力、分析力、戦略力、計画力
〇相手を動かすためのコミュニケーション力
〇進捗を継続して管理し、方向修正を行う提案ができる能力
と大きく分けると3つではないかと存じます。具体的には、後ほど明記しますが、それ以外でいうと、その人の人格や信頼性というところが加わります。これについては、また別のブログでお話していきたいと思います。
《計画段階》
計画段階では、調査・分析・戦略策定・計画策定を行う必要があります。
そのために、次のような能力が必要となります。
〇市場調査の・商圏調査、競合調査等の店舗に置かれている外部環境を調査・分析する能力
〇競合と自店の比較検討し、内部環境の強み・弱みも調査・分析する能力
〇本部や本社の方針・目的・目標・戦略・計画などを正確に把握する能力
〇分析結果や、本部・本社の戦略や計画等から担当する店舗の目標や戦略策定・事業計画を策定する能力
つまり、上記は、コンサルティングを行う重要な改善提案を行う流れとも同じであり、正確な調査・分析結果から初めて、個店にマッチングした戦略や計画をつくることができるため、特に現状分析については、重要な能力となると考えます。
《実行段階》
実行段階では、コミュニケーションをメインとして人を動かします。
そのためには、次のような能力が必要となるものと存じます。
〇コミュニケーション能力
〇人を動かす能力
〇必要な応じて率先垂範を行うことができる現場力
コミュニケーションには様々な要素が含まれますが、一番重要なことは「わかりやすさ」ではないかと思います。「わかりやすさ」は受けての動機付けにもつながります。
逆にとても良い戦略や計画であっても「わかりにくい」とやる気もでなくなるものです。
「わかりやすさ」は具体的なイメージができるような事例だけでなく、論理性からも生まれます。これについては、訓練が必要ではないかと思います。
逆に訓練をすれば、これは現場経験があればできるようになる部分でもあると思います。
《検証段階》
検証は、実際にコミュニ―ションで伝えた内容が現場で実行できているかという継続的な確認もあれば、出来ていない際には、何が問題であるかを正確に把握できるための問題把握力もあると存じます。
具体的には次のような能力が必要ではないかと思っております。
〇店舗確認を行う能力
〇経営数値管理能力
〇店長・従業員評価能力
〇検証を継続的に実施できる継続力
私は個人的にはこの継続力が一番ない方が多いと思います。
本部や本社の日々の情報によって、右往左往したり、いい放しという状態はよくある話です。
検証はフランチャイズの加盟店もまた、直営店であっても重要な信頼をうむ活動でもあると思います。
ぜひ、継続力を身について頂きたいといつも考えております。
《改善段階》
改善段階では、把握した現場や数値の問題点をもとに、なぜ、問題なのか?を改善することが重要であると思っております。そのためげには次のような能力が重要であると思っております。
〇問題解決力
〇フィードバック力
〇本部・本社への報告・提案力
問題解決力では、把握した問題点の現象面だけでの把握ではなく、原因面を特定し、改善の方策を立案する必要があると思います。また、優先順位や効果性、効率性、簡易性などの観点から改善策を精査することも必要になってきます。詳細については、今後のブログでも明記していきたいと思います。
上記、スーパーバイザーに必要な能力を列記させて頂きました。
詳細は、今後のブログでも明記しますが、フランチャイズ本部の構築や立ち上げ、現行のフランチャイズ本部様、更にレギュラーチェーンのSV体制を構築されている皆様のお役に立てれば幸いです。
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