月別アーカイブ: 2018年3月

スーパーバイザーに必要な能力とは

スーパーバイザーに必要な能力とは

《スーパーバイザーに必要な能力とは》

フランチャイズ本部構築・立ち上げを行った際の加盟店の指導を行うスーパーバイザー。

スーパーバイザーは、レギュラーチェーンの店長の管理・指導も行います。

前回は、そのスーパーバイザーの役割について解説致しましたが、今回はスーパーバイザーに必要な能力についてお話をしていたいと思います。

 

スーパーバイザーに必要な能力とは?

スーパーバイザーは、本部や本社を繋ぐ重要な役割であることを前回のブログでも明記しました。

また、スーパーバイザーの実務は、間接マネジメントであり、人を通じて結果を出す仕事であることもお話を致しました。そのため、スーパーバイザーはコンサルタントと全く同じ仕事ということになります。では必要な能力とはどのような能力になるのでしょうか?

〇店舗の数値改善を行うための、調査力、分析力、戦略力、計画力

〇相手を動かすためのコミュニケーション力

〇進捗を継続して管理し、方向修正を行う提案ができる能力

と大きく分けると3つではないかと存じます。具体的には、後ほど明記しますが、それ以外でいうと、その人の人格や信頼性というところが加わります。これについては、また別のブログでお話していきたいと思います。

《計画段階》

計画段階では、調査・分析・戦略策定・計画策定を行う必要があります。

そのために、次のような能力が必要となります。

〇市場調査の・商圏調査、競合調査等の店舗に置かれている外部環境を調査・分析する能力

〇競合と自店の比較検討し、内部環境の強み・弱みも調査・分析する能力

〇本部や本社の方針・目的・目標・戦略・計画などを正確に把握する能力

〇分析結果や、本部・本社の戦略や計画等から担当する店舗の目標や戦略策定・事業計画を策定する能力

つまり、上記は、コンサルティングを行う重要な改善提案を行う流れとも同じであり、正確な調査・分析結果から初めて、個店にマッチングした戦略や計画をつくることができるため、特に現状分析については、重要な能力となると考えます。

《実行段階》

実行段階では、コミュニケーションをメインとして人を動かします。

そのためには、次のような能力が必要となるものと存じます。

〇コミュニケーション能力

〇人を動かす能力

〇必要な応じて率先垂範を行うことができる現場力

コミュニケーションには様々な要素が含まれますが、一番重要なことは「わかりやすさ」ではないかと思います。「わかりやすさ」は受けての動機付けにもつながります。

逆にとても良い戦略や計画であっても「わかりにくい」とやる気もでなくなるものです。

「わかりやすさ」は具体的なイメージができるような事例だけでなく、論理性からも生まれます。これについては、訓練が必要ではないかと思います。

逆に訓練をすれば、これは現場経験があればできるようになる部分でもあると思います。

《検証段階》

検証は、実際にコミュニ―ションで伝えた内容が現場で実行できているかという継続的な確認もあれば、出来ていない際には、何が問題であるかを正確に把握できるための問題把握力もあると存じます。

具体的には次のような能力が必要ではないかと思っております。

〇店舗確認を行う能力
〇経営数値管理能力
〇店長・従業員評価能力

〇検証を継続的に実施できる継続力

私は個人的にはこの継続力が一番ない方が多いと思います。

本部や本社の日々の情報によって、右往左往したり、いい放しという状態はよくある話です。

検証はフランチャイズの加盟店もまた、直営店であっても重要な信頼をうむ活動でもあると思います。

ぜひ、継続力を身について頂きたいといつも考えております。

《改善段階》

改善段階では、把握した現場や数値の問題点をもとに、なぜ、問題なのか?を改善することが重要であると思っております。そのためげには次のような能力が重要であると思っております。

〇問題解決力
〇フィードバック力

〇本部・本社への報告・提案力

問題解決力では、把握した問題点の現象面だけでの把握ではなく、原因面を特定し、改善の方策を立案する必要があると思います。また、優先順位や効果性、効率性、簡易性などの観点から改善策を精査することも必要になってきます。詳細については、今後のブログでも明記していきたいと思います。

上記、スーパーバイザーに必要な能力を列記させて頂きました。

詳細は、今後のブログでも明記しますが、フランチャイズ本部の構築や立ち上げ、現行のフランチャイズ本部様、更にレギュラーチェーンのSV体制を構築されている皆様のお役に立てれば幸いです。

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スーパーバイザーの役割とは

スーパーバイザーの役割とは

《スーパーバイザーの役割とは》

フランチャイズ本部構築・立ち上げを行った際の加盟店の指導を行うスーパーバイザー。スーパーバイザーは、レギュラーチェーンの店長の管理・指導も行います。

本日はスーパーバイザーの役割について解説を行っていきたいと思います。

1.スーパーバイザーの役割とは

フランチャイズ本部構築や立ち上げの際にも検討するスーパーバイザー。

また、フランチャイズ本部の花形職種もスーパーバイザー。

レギュラーチェーンの店長の管理を行うのもスーパーバイザーと呼びます。

役割とはどのような役割になるのでしょうか?

スーパーバイザーの仕事とはまず、

経営者や本部、本社の方針や戦略、目標、事業計画を各店舗やエリアに具体的に展開を図り、数値改善を行う仕事といえると思います。

そのために次の仕事の役割があるといえると思います。

〇本部、本社の方針や戦略、目標、事業計画を各店舗に情報として伝達する役割。

〇本部、本社の方針や戦略、目標、事業計画を各店舗で具現化する役割。

〇各店舗事の方針や戦略、目標、事業計画に関与し、個店毎の課題を解決する役割。

上記の3つが主たる役割といえると言えます。

よく、本部や本社の情報を伝達するだけといわれることが多いですが、それだけでは不十分で各店舗の計画から実行、改善までの指導支援を行う仕事となります。

そのため、スーパーバイザーの仕事はコンサルタントと全く同じ仕事をすることになるのです。

それでは、具現化するためには、当然、管理サイクルを回す必要があります。

そのために管理サイクルの各段階で次のような役割を果たすことになります。

《計画段階》

〇各個店の商圏調査や競合調査、自店分析等を通じて、外的環境や内的環境を理解する役割。

〇エリアや各店舗の方針、目的・目標・戦略・事業計画の立案の指導を実施し、個店毎に数値改善を果たす計画を策定する指導を行う役割。

《実行》

〇本部、本社の情報を各店舗に情報共有を行う役割。

〇また、各店舗の目標や戦略・事業計画を従業員に具現化するための仕組みの指導や教育する役割。

〇従業員の動機づけの方法や教育の方法を店長や経営者に対して指導を行う役割。

《チェック》

〇店舗確認等を通じて、店舗の現状と課題を把握する役割。

〇経営数値の管理を通じて、数値上の店舗課題を把握する役割。

〇店長や従業員の評価を行う役割。

〇店舗の監視を行い、公平かつ公正な運営が行われるか確認する役割。

《改善》

〇各検証を通じて店舗の改善課題について改善の方策を立案し、指導や支援する役割。

〇改善の方策を情報共有し、改善計画を具現化する役割。

〇直営店であれば店長等の面接や評価を通じて、教育を促す役割。

計画ー実行ーチェックー改善という管理サイクルを通じて、個店やエリアを総合的に改善を図る役割がスーパーバイザーの仕事なのです。

2.スーパーバイザーによって数値は変化するのか?

私は過去、フランチャイズ本部で実際にスーパーバイザーをやっておりました。

その経験からも言えることは、スーパーバイザーによって、数値は必ず変わります。

そのため、スーパーバイザー毎のレベルの標準化や継続的なレベルアップが重要となります。

特にスーパーバイザーは店長と違い、直接従業員さんにアプローチを主として行うことで店舗の改善を行うことは本当の役割ではありません。

店長や加盟店のオーナー様を通じて、従業員さんや店舗改善に働きかけ、数値を変える、間接マネジメントが中心となります。

そのため、具体的な手法や指導方法、コミュニケーションの方法等が非常に重要なスーパーバイザーの役割を果たす上で重要な要素であり、コンサルタントと全く同じ仕事内容となるのです。

次回以降のブログではこのスーパーバイザーに焦点を充てて、解説を行っていきたいと思っております。

フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている皆様、現行のフランチャイズ本部様、レギュラーチェーンの多店舗展開を実施されている方は、ぜひ、スーパーバイザーの制度の在り方について情報共有と考え、ご閲覧頂ければ幸いです。

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やりたい起業か?やれる起業か?

やりたい起業か?やれる起業か?

弊社では数多くの起業の相談を受けます。その時によく話があるのが、「こんなことをやりたい」というお話。しかし、「やれる」には経験が・・・という話があります。今回は、その点について解説していきたいと思います。起業を目指す方やフランチャイズ本部に加盟し、起業を目指す方もぜひ、参考にして頂ければ幸いです。

1.やりたいとやれるの違いは何か?

起業を検討する際に、「あんなことをやりたい」「こんなことをやりたい」と考えます。

この時は、非常に楽しく、情報収集としてセミナーなどにも参加されている方も多いのではないでしょうか?

自分で独自のビジネスモデルを構築して、開業を目指す方もいらっしゃれば、フランチャイズ本部に加盟して、まずはフランチャイズから始めるという方もいらっしゃいます。

私は、どちらでも正直よく、悔いが残らずに、自分の目的を達成する最短の道を探して頂ければ良いと思っています。しかし、次のようなことで起業に踏み切るのは危険であると思っています。それは次のような相談場面から思いました。

私:「どのようなことで開業しようと思われているのですか?」

相談者:「〇〇のようなことをやりたいと思っています」

私:「そうですか。素晴らしいですね。ではそれができる根拠や経験はどのようなものですか?」

相談者:「〇〇の講座に通って、知識を覚えてきました。これが修了証です」

私:「・・・・そうですか・・・」

このような起業や開業の相談が多いと正直、多いと思います。

特に我々のような形のないサービスに非常に多いのが目立ちます。

このような方がもし、このブログを見ていてれば、ぜひ次のようなことを考えてほしいと思うのです。

「実際にお客様からお金を頂いてその商品やサービスを提供したことがない」のに果たして「その商品やサービスはお客様からお金を頂くに値するものなのか?」ということです。

知識を得ただけでは、実際の現場では通用しないということはみんなよくわかっています。

実際の商品やサービスが与えるお客様へのベネフィットが対価を生むことができます。

お客様は、「皆さんが提供する商品やサービスがお客様のニーズを満たす」際に購入をされます。つまり、皆さんの「やりたい」にお金を出す人はおらず、皆さんの「できる」ことにお金を出すのです。

よく、お客様から「この商品やサービスの実績は?・・・」と聞かれ、その実績がなく、お客様が商品を購入してもらえないという話を聞きます。これは、先ほどの理由で「できる」かどうかの判断基準として聞いているのです。

お客様から購入されないからいつまでも実績が出来ないといわれる方もいますが、それも当たり前で、「できる」かどうかわからないものを購入するには、何か別の要件が必要となります。

そして、最終的には「やれる」ようになる前に運転資金が尽きて、その事業が終わるという方を多く見てきました。

2.「やりたい」で起業にするには?

では、そうすれば良いのでしょうか?

それは、それが本当に「やりたい」のであれば、その似たサービスを提供する会社へ転職したりして実際に実務経験積むのです。実際に実務経験を積むことで、実績もできますし、知識だけではわからなかった実務の知恵等も理解することができます。その中でオリジナルのものを作り上げていけばいいのではないかと思います。

私が思いますに、本当に「やりたい」だけで商売として成り立つのは、フランチャイズ本部に加盟する場合だけではないかと思います。それはフランチャイズ本部はビジネスモデルを提供してもらえる。やり方を研修してもらえる。その後も定期的なフォローをしてくれる。等。起業や開業を成功に結ぶつけるパッケージだからです。

世の中にないような商品やビジネスモデルを開発して、起業をされる方は、当然、「やりたい」で起業します。しかし、売れるようになるまでには時間がかかるため、VCの援助や様々な援助等を通じて、実際に軌道に乗るまで、何回もテストをして、「やれる」ようになってお客様へ販売をするようになります。

皆さんが上記のような商品やサービスを提供する予定であれば、「やりたい」でいいと思いますが、そうでなければ「やれる」起業を検討されることをお勧めしたいと思います。

「やれる」で起業し、事業を軌道に乗せた後に「やりたい」で新規事業を興し、期間はかかりますが、実現される方が、実現可能性は高いと私は思います。

開業やフランチャイズ本部に加盟して起業を検討されている皆様も、ぜひ、変な講座に引っかからず、「やれる」を起業のベースとして考えて頂くことをお勧めします。

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フランチャイズ本部に必要なセグメントとは?

フランチャイズ本部に必要なセグメントとは?

フランチャイズ本部構築や立ち上げの際によく聞かれることがあります。その時にお話しをすることがあります。その中で本日は、売れるフランチャイズ本部を作る上で必要なセグメントについてお話していきたいと思います。

1.フランチャイズ本部に必要なセグメントとは?

フランチャイズ本部構築や立ち上げの相談の際によく聞かれることがあります。

それは、「どのようなフランチャイズ本部が売れるのですか?」というご質問です。

売れる要素はいろいろありますが、本日はセグメントについてお話をしていきたいと思います。

セグメントは・・・

様々な切り口で簡単に言うと「分ける」ことであるとお話をしております。

顧客のニーズを「分けたり」・・・

顧客の層を「分けたり」・・・

顧客の地域を「分けたり」・・・等

切り口事で分けることで特に「選択」と「集中」を図っていくかを検討する際に分析する方法です。これは、マーケティング戦略を決定する上でよく検討する内容となります。

更にこのセグメントを行うことで自社がどのような点で差別化されているのかがよくわかります。当然、山ほどあるフランチャイズ本部の中で選ばれるのは、「差別化」が重要であることは、私が言うまでもありません。

これがフランチャイズ本部の構築のどこに活きてくるかというと実は「成功モデルの明確化」という時に活きてきます。以前のコラムでも書きましたが、フランチャイズ本部は意外に自分の成功モデルを理解していないことをお話を致しました。

当然、成功モデルが何かわからなければ、それを水平展開を行うことで成功に導くことにフランチャイズの意義があるのに、その重要部分を失ってしまうことになります。

経営者の方のセミナー等に参加してもよくあるのが、「なぜうまくいったのか?」がご自身で明確になっていないためか、精神論に終始したりすることが多いのもこの成功モデルを正確に分析が出来ていないことが起因です。

その成功モデルを把握する際にもこのセグメントは役に立つのです。

2.セグメントはどのような分け方をするのか?

次のようなセグメントの方法があります。

①人口統計的な切り口で分ける方法
〇年齢・・・年代別に分け方等

〇性別・・・男女

〇家族構成・・・ファイリー向けや単身世帯向け等

〇所得・・・所得層別の分け方

〇職業・・・職業別の分け方

〇教育水準・・・・大学卒や高校卒等の教育水準別の分け方

〇世代別や社会階層別の分け方等

② 地理的な切り口での分け方

〇地域・・・エリアでの分け方

〇総人口や人工密度等での分け方・・・〇万人以上で成り立つ等

〇気候、風土での分け方・・・温かい場所で売れる等

〇文化的背景での分け方や交通機関等

③心理的な切り口での分け方
〇生活スタイル等での分け方や趣味嗜好、興味関心での分け方

〇価値観での分け方

〇購買意向や動機での分け方等。

④ 購買活動・購買心理的な切り口
〇購買活動での分け方・・・新規顧客、見込み客、リピート客など分け方
〇購買心理での分け方・・・熱狂、肯定、無関心、否定、敵対等などの分け方

上記のような切り口で、自社のメインとなるお客様や商品、立地、サービス、販促等を分けて分析をするとどの点でかで自社が「選択」と「集中」を行っていると思います。

そのことで、差別化要因が明確になってくるのです。

くどいですが、フランチャイズ本部は今は差別化されていないと売れません。

差別化されていない業態は、儲かる業態になることが現在では少なく、そもそもフランチャイズ本部を目指すということもあまりありませんので、何が問題かというと、差別化されている点に気づいていないことです。

そのためには、セグメントという視点でぜひ、成功モデルを分析して頂きたいのです。

上記は、フランチャイズ本部だけでなく、起業を行う際も新規事業を行う際も、自社のビジネスモデルを見直しをする際も重要な視点です。

フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている皆様、ぜひ実践され、自社のビジネスモデルの強みや弱みを把握する際にご活用頂ければ幸いです。

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人手不足時代に従業員の募集内容を変える!!

人手不足時代に従業員の募集内容を変える!!

フランチャイズ本部構築や立ち上げや多店舗展開の際によく聞かれる店長教育について。その中でも今回は、前回からの続きで人の募集内容について、お話をしていきたいと思っています。

1.フランチャイズ本部構築・立ち上げや多店舗展開の店長教育で聞かれる従業員募集方法

フランチャイズ本部構築や立ち上げ、多店舗展開支援の際に店長教育を行うことがよくあります。

その際によく言われるのが人手不足の問題。

今回は、その中で質問の多い、従業員募集の方法についてお話をしていきたいと思います。

店舗の業態はよく、売上・利益共に良いけど、人が・・・・

そういう店舗がここ最近非常に多くなってきました。

フランチャイズ本部構築や立ち上げ等を実施しているとそれが原因で拡大が出来ないという意見も出てきているほどです。

その中で人の募集するは、奇策はないのか?と聞かれます。

私は、募集する媒体や方法は、過去の成功事例以外は正直、他にあるかというと疑問のところがあります。

ですが、告知する内容についてはまだまだ工夫ができるのではないかと思います。

それは、私が客観的に見て、「どこも同じ・・・」ということです。

皆さんも求人誌や求人内容を見て頂ければわかりますが、店名のブランドや働く時間、時給、働く場所等の以外に同じような仕事である場合は大きく違いはありますでしょうか?

そうすると当然、単なるイメージと時給などに左右されることになると思います。

これは、例えば、飲食店のポータルサイトでも同じことが言えるのではないでしょうか?

結局、上位に表示されるところが優先されるという点です。

しかし、店舗では売上を上げるために各社様々な努力を行っています。

業態を差別化させるために、専門店化したり、他と何が違うのかを工夫して広告の中で表現したりしています。その結果、お客様のニーズに対して購買する判断基準を与え、購買して頂いているのです。

私は、それを求人募集の内容に応用がなぜできないのか?という点で疑問に思うことがあるのです。つまり、求人もマーケティングと同じで差別化が必要であり、それを告知することが重要ではないかと思っています。

2.どうすれば求人募集も差別化できるのか?

求人募集を差別化させるためには、3つの視点で分析することが重要であると思います。

それは、マーケティングと同じ3C分析と呼ばれるものです。

3C分析は、お客様(求めている従業員)と競合と自社の3つになります。

お客様は売上がなかなか上がらない店舗によくあるパターンが皆さん誰でも来てほしいということがあります。

それが、逆にお客様に伝わりずらく、来店を促せないケースです。

求人も同じだと思うのです。

つまり、人手不足に困っていると誰でも・・・・と思われがちですが、ここはあえてターゲットを絞り込みをした方が良いと思います。主婦にきてほしいのか?学生なのか?フリーターなのか?ここを絞り込むことでその人達の働く動機が変わりますので、当然、求人募集する際の内容も変わると思います。

従業員の調査では、ターゲットを絞り込み、その方々のニーズを調査し、どのような場面で自店で働いてくれるのかのシーンを調査していくことが重要だと思います。

(私が過去自分でも店長時代に実践で理解してきた各ターゲット毎のニーズはまた、別のブログで明記していきたいと思います。)

次にそのターゲットが他のどのような店舗を志望する可能性があるのか?求人誌や求人サイトを見て、強いところ、弱いところを調査します。

最後に、そのターゲットが自店を応募してくれる上にあたっての、自店の強みや弱みを調査し、ターゲットのニーズがあるところで、自店の強みとなる部分を強調し、求人募集の内容を決定するという方法はどうでしょうか?

当然、求人の見出しも変わると思います。

ネットでの募集が多い中、求人募集のタイトル部分は非常に重要になっています。

また、記載するPR文も変わると思います。当然、掲載する写真もそうだと思います。

ぜひ、実践して頂ければと存じます。

正確に分析し、正しい戦略となっていれば成果は変わってくると思います。

私は、人が集まらない理由は、応募者は「ほとんどみなさんのことを見ていなかったり、気にしていない」要因がまだまだ高いと思っています。

ぜひ、気づいてもらえる求人募集の内容のヒントにして頂ければ幸いです。

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