月別アーカイブ: 2015年7月

出店の際に必要な競合調査について

出店の際に必要な競合調査について

 

本日は、店舗の出店やフランチャイズ本部展開等を行う上で、出店に必要な商圏調査の第3弾のお話をさせて頂きます。 前回、顧客調査の概略についてお話致しました が、今回は、競合調査についてお話致します。

 

商圏調査の中でも競合調査はとても重要なものです。

何故かそれは自店を差別化しよう とした場合に、対象がどこよりも優位又は負けて いることがわからないと差別化のしようがないからです。

 

では競合調査はどのようにすれば良いのかですが、 まず大事なのは、自店で何を差別化にしようと しているかをおおよそめてしまうことです。顧客調査を行ってこんなところに需要がある。

こんな方が対象だ

等とわかると対応も少し見えてきます。

 

その内容について、競合はどうやっているのかという視点で見ないと対象がいっぱいありすぎで 正直、薄い競合調査になってしまいます。 ですので先に、仮説を立ててその仮説を立証する ため、もしくは更にブラシュアップさせるため に競合調査を行うということです。

 

競合調査では当然、初歩的な店舗の概要は 調べますが、具体的な商品になると対象を絞り こんだ方がわかりやすいと思います。

 

今回は、店舗の概要についてお話します。

店舗の概要はおおむね以下のことを見て頂きたい と思います。

 

 

〇店舗情報

店舗の営業時間・休日、店舗面積、席数、ゴンドラ数、 免許品等

 

〇立地要件

駐車場台数、面積、侵入性、視認性、回遊性、 立地要件等

 

〇サービス状況

店内スタッフ人数、接客技術、スピード、商品知識、 販売力、店舗面積当り人数等

 

〇販売促進状況

広告宣伝媒体、回数、エリア、大きさ、宣伝内容、 看板視認性、再来店策等

 

〇ロイヤリティ

営業歴、知名度、イメージ等

 

その上で、商品情報は仮説をもってみます。

 

〇商品情報

品揃え数、重点アイテム展開、在庫量、価格、 品質、付帯サービス等

商圏で強い3店程は調査に行くことが大事です。

その調査結果をもとに競合の強み弱みを出します。

そして、自店強み弱み比較すると 一目でどういう戦略をとればよいかわかるよう になると思います。

 

更に調査が続きますが、続きは次回のブログで公開します。

具体的な手法につきましては、今後のブログでも公開していきます。

 

★★★★★本日のポイント★★★★★

競合調査は、まず顧客調査の結果をもとに仮説 をもって見に行くことが大事です。

商圏調査の中で競合調査は欠かせないものです。 しっかり調査を行いましょう。

 

実践して初めて、意味があります。実践されなければ結果は出ませんので、自店で出来ているかどうかのチェックも含めて確認して頂ければと思います。

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出店に必要な調査・顧客調査

出店の際に必要な調査・顧客調査

本日は、店舗の出店フランチャイズ本部展開等を行う上で、出店に必要な調査の第2弾のお話をさせて頂きます。 前回、市場の状況や商圏の調査のことをお話致しましたが、次は、顧客調査となります。

 

商圏が決まれば、そこのお客様について調べることが重要です。 アンケート調査等もありますが、中小企業では費用的に難しい部分がありますので、ここでは 人口統計調査の結果からおおよその予測をつけます。 特定して頂きたい情報は次のポイントです。

 

〇お客様はどのようなお客様が住んでいるのか  

 来店される可能性があるお客様の層を検討します。

 年齢はどれくらいが多いのか?  

 世帯人数はどれくらいなのか?  

 所得はどの程度なのか?  

 家計支出の情報などから、来店される可能性が高いお客様のターゲットを特定します。  

 このターゲットが合わない場合は当然、出店地域や場所を変更しないといけません。

 

〇そのお客様の需要はなにか?

 お客様の需要は次のようなことからわかります。

☆ネットの情報  

 お客様の興味や悩みは、ネットで検索されることが多くなってきました。  

 Googleのキーワードプランナーは一つ活用ができます。
地域で検索される用語によって、どういうニーズがあるのかを調べることが出来ます。


☆競合店の調査  

 競合店の情報は次回お話致しますが、競合店の品揃えやメニュー等をみるとお客様の嗜好や ニーズが見えてきます。

 

その他にも手法はございますが、今回は2つお話致します。

 

〇広告媒体は何を見ているのか?  

 これは販売促進を検討する上で重要です。その商圏のお客様が何を見て購買しているのか?  どのようなものが売れているのか?

つまり、お客様のターゲットを調べて、どのようなニーズがあるのかを仮説を立てて、情報を伝える手段が何が効果的な考える。 その上で自分が提供する商品やサービスがこのエリアに即しているのかを考えることが重要です。

 

そして、エリアに合うということになると品揃えする商品やサービスの中身を検討していくことになります。

 

簡単ではありますが、最低限必要なポイントを明記しました。 あくまでも店舗繁栄はお客様のニーズと合致して初めて商品やサービスが売れます。

 

この点をしっかり考えて、店舗の商品設計を行うことが重要です。

 

更に調査が続きますが、続きは次回のメールマガジンで公開します。 具体的な手法につきましては、今後のメールマガジンでも公開していきます。

 

★★★★★本日のポイント★★★★★

 

顧客調査ターゲットニーズとどのようにそれを伝えるのかを明確にすることです。

これがぶれている出店や品揃えは効果を上げませんので充分な調査が必要です。


実践して初めて、意味があります。実践されなければ結果は出ませんので、自店で出来ているかどうかのチェックも含めて確認して頂ければと思います。

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出店の際に必要な調査①

出店の際に必要な調査①

本日は、店舗の出店フランチャイズ本部展開等を行う上で、出店に必要な商圏調査出店調査についてお話を致します。出店の際の相談を受けることが多くあります。
その際にいつも出店に必要な準備をお話しております。

全てにおいて重要なことはマーケティング戦略です。

これは流通だけでなく、店舗でも重要なことです。

これによって、出店にあり方も変わってきます。

では、事前に何を調べれば良いのでしょうか?

まずは、新規創業であれば、何をするかというビジネスプランだと思います。

これがないと調査もできません。まずは何をしたいのか?それはなぜ自分が出来るのか?を明確にする必要があります。その次は、具体的には調査に入るのですが、

まず大きく言うと次のようなことを考えて頂きたいと思います。

☆市場調査

最初に必要なことは何をやるかという際にその市場はどうなのかということを調べてないといけません。
市場が飽和になっており、減少している市場が多いですが、縮小している市場でも伸びている部分はあります。

例えば、食という市場は人口減少により、減少していきますが、外食は減少傾向でも中食は増加傾向です。また、同じ外食でも朝食という需要は伸びております。

また海外という視点を考えれば伸びる要素はあるでしょう。

業界としてどうなのか?法規制はどうなのか?等を徹底的に調べます。

市場は伸びているところだけでなく、リスクも必ず調べます。

市場が縮小しているからだめではなく、何が伸びていて、何が縮小しているのかを明確にすることが重要なのです。

☆商圏調査

次は、商圏に調査について調べます。
出店したい場所をおおよそ目途をつけるために人口統計調査で人口特性や住民特性、地域特性や商業特性等を調べます。ここで狙う商圏の目途をつけて、物件探しということになります。
物件が見つかれば、その物件を軸に更に人口統計調査を活用し、詳細を更に調査します。

ここで明確にしたいことは、ただ人口が多いではなく、お客様としてのターゲットをどうするのか?そしてそのお客様のニーズは何か?の仮説を立てることになります。

更に交通量調査や導線調査を行い実勢商圏明確にしていきます。実勢商圏から人口等が算出されます。また交通手段なども明確になるため、徹底的に実施します。

ここではお客様に焦点をあてて調べることが重要となるのです。

更に調査が続きますが、続きは次回のブログで公開します。

具体的な手法につきましては、今後のブログでも公開していきます。

★★★★★本日のポイント★★★★★

出店に当たってはまず市場調査、そして商圏調査が重要です。
お客様のターゲットとニーズを明確にすることが第一歩です。

実践して初めて、意味があります。実践されなければ結果は出ませんので、自店で出来ているかどうかのチェックも含めて確認して頂ければと思います。
 

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