スーパーバイザーの役割とは
《スーパーバイザーの役割とは》
フランチャイズ本部構築・立ち上げを行った際の加盟店の指導を行うスーパーバイザー。スーパーバイザーは、レギュラーチェーンの店長の管理・指導も行います。
本日はスーパーバイザーの役割について解説を行っていきたいと思います。
1.スーパーバイザーの役割とは
フランチャイズ本部構築や立ち上げの際にも検討するスーパーバイザー。
また、フランチャイズ本部の花形職種もスーパーバイザー。
レギュラーチェーンの店長の管理を行うのもスーパーバイザーと呼びます。
役割とはどのような役割になるのでしょうか?
スーパーバイザーの仕事とはまず、
経営者や本部、本社の方針や戦略、目標、事業計画を各店舗やエリアに具体的に展開を図り、数値改善を行う仕事といえると思います。
そのために次の仕事の役割があるといえると思います。
〇本部、本社の方針や戦略、目標、事業計画を各店舗に情報として伝達する役割。
〇本部、本社の方針や戦略、目標、事業計画を各店舗で具現化する役割。
〇各店舗事の方針や戦略、目標、事業計画に関与し、個店毎の課題を解決する役割。
上記の3つが主たる役割といえると言えます。
よく、本部や本社の情報を伝達するだけといわれることが多いですが、それだけでは不十分で各店舗の計画から実行、改善までの指導支援を行う仕事となります。
そのため、スーパーバイザーの仕事はコンサルタントと全く同じ仕事をすることになるのです。
それでは、具現化するためには、当然、管理サイクルを回す必要があります。
そのために管理サイクルの各段階で次のような役割を果たすことになります。
《計画段階》
〇各個店の商圏調査や競合調査、自店分析等を通じて、外的環境や内的環境を理解する役割。
〇エリアや各店舗の方針、目的・目標・戦略・事業計画の立案の指導を実施し、個店毎に数値改善を果たす計画を策定する指導を行う役割。
《実行》
〇本部、本社の情報を各店舗に情報共有を行う役割。
〇また、各店舗の目標や戦略・事業計画を従業員に具現化するための仕組みの指導や教育する役割。
〇従業員の動機づけの方法や教育の方法を店長や経営者に対して指導を行う役割。
《チェック》
〇店舗確認等を通じて、店舗の現状と課題を把握する役割。
〇経営数値の管理を通じて、数値上の店舗課題を把握する役割。
〇店長や従業員の評価を行う役割。
〇店舗の監視を行い、公平かつ公正な運営が行われるか確認する役割。
《改善》
〇各検証を通じて店舗の改善課題について改善の方策を立案し、指導や支援する役割。
〇改善の方策を情報共有し、改善計画を具現化する役割。
〇直営店であれば店長等の面接や評価を通じて、教育を促す役割。
計画ー実行ーチェックー改善という管理サイクルを通じて、個店やエリアを総合的に改善を図る役割がスーパーバイザーの仕事なのです。
2.スーパーバイザーによって数値は変化するのか?
私は過去、フランチャイズ本部で実際にスーパーバイザーをやっておりました。
その経験からも言えることは、スーパーバイザーによって、数値は必ず変わります。
そのため、スーパーバイザー毎のレベルの標準化や継続的なレベルアップが重要となります。
特にスーパーバイザーは店長と違い、直接従業員さんにアプローチを主として行うことで店舗の改善を行うことは本当の役割ではありません。
店長や加盟店のオーナー様を通じて、従業員さんや店舗改善に働きかけ、数値を変える、間接マネジメントが中心となります。
そのため、具体的な手法や指導方法、コミュニケーションの方法等が非常に重要なスーパーバイザーの役割を果たす上で重要な要素であり、コンサルタントと全く同じ仕事内容となるのです。
次回以降のブログではこのスーパーバイザーに焦点を充てて、解説を行っていきたいと思っております。
フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている皆様、現行のフランチャイズ本部様、レギュラーチェーンの多店舗展開を実施されている方は、ぜひ、スーパーバイザーの制度の在り方について情報共有と考え、ご閲覧頂ければ幸いです。
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