フランチャイズ本部構築に最低限必要なものとは?
《フランチャイズ本部構築や立ち上げに最低限必要なものとは?》
今回はフランチャイズ本部構築・立ち上げ時の最低限必要なものについて解説していきたいと思います。フランチャイズ本部構築・立ち上げを行う企業様に参考になれば幸いです。
1.フランチャイズ本部構築や立ち上げで最低限必要なものとは?
先日、フランチャイズ本部構築や立ち上げに関する相談がありました。
そこで、いろいろご相談になり、聞かれた質問について本日はお話をしていきたいと思います。
それは・・・
「フランチャイズ本部構築や立ち上げに関する内容やスケジュール・必要なことはよくわかりました」「その中で最低限必要なものは何ですか・・・」
という質問。これは、店舗数が少ない段階でフランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている方に正直、多い質問ではないかと思います。
フランチャイズ本部構築や立ち上げは、この段階で完璧というものはありませんが、私の中では最低限ここまでないと加盟店を獲得し、成功に結びつけることができないというラインがあります。
しかし、それを更に最低限でという話です。気持ちはよくわかっております。
それは、実際「フランチャイズ本部構築や立ち上げ」を行っても、果たして加盟店を獲得できるかわからないし、それではあれば、とりあえずは費用は極力掛けずに最低限でやってみたいという話です。
経営者の判断ですから、私はそのような考えがあっても良いと思っています。
「こうあるべきだ・・・」というのがあっても実際に運用するのは企業様であり、それは実際の支援する側の一方的な考えであるからです。
これには賛否両論あると思いますが、最終的な判断は経営者が行うべきであると思っています。これは私が実際に経営者をやっているから余計にわかります。
そのような時にお答えするのは、毎回同じです。
「最低限必要なものは契約書です」という話です。
契約書があれば、教育などは口頭で行うなどしてなんとか実行することができると思います。しかし、契約書の中身はさずがにどうするかは経営者として考える必要がありますが・・・
実はこのようなフランチャイズ本部が多いことも事実です。
お客様から「このビジネスをさせて欲しい」と言われたからとりあえずやってみる等の場合が多いと思います。
2.本当に契約書だけでできるのか?
しかし、私は、どこまでの仕組みにするかは別として、「契約書」だけで最低限できるのはできる可能性もあると存じますが、それで本当に大丈夫か?と言われると非常に疑問があるのも事実です。
例えば、加盟店を獲得するには、それなりにお客様に提案するための資料は必要ではないかと思います。口頭でもできないことないかもしれませんが、お客様としては、何も残らないということに果たして高額な資金を投入するかというと疑問が残ります。
また、加盟店にフランチャイズ加盟を行う上で必要な教育を施すとします。
それも口頭で出来ないこともないと思います。しかし、期間もかかり、更に実際開業した後にわからなくなった時に当然、頻繁に連絡をしてくることになるでしょう。研修だけで出来ることは数少ないからです。
そう考えると、最低限にしないといけない理由を考えた方が良いのでは・・・と思います。それはフランチャイズ本部を実際にやるべきか?というところではないかと思っています。実は直営で広げた方が良い企業様も実際にはあります。
これは、ビジネスモデルもあれば、企業様の考えもあります。
私は契約する前は本当にフランチャイズ本部構築や立ち上げを行い、何を実現したいのか?それを実行するのにフランチャイズ本部構築や立ち上げが本当に適切な選択なのか?というところをよく話合うことが多いです。
やるのであれば、大きく広げることにフランチャイズ本部構築や立ち上げを活用して頂きたいのです。
そうすると「最低限」ではなく、「目標を達成するために何が必要か?」という発想になるのではないかと思います。
「最低限」という感覚でやっているフランチャイズ本部がそれから大きくなっていることは正直私は見たことがありません。それはその企業のレベルの問題ではなく、元々、目標設定の問題だからです。
ぜひ、今後、フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている企業様は、「最低限」を考えることも大事ですが、「これをして何を実現したいのか?」もしっかり考えて頂きたいと思っています。
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