月別アーカイブ: 2019年2月

店舗の新規客減少!!何が原因なのか?

店舗の新規客減少!!何が原因なのか?

飲食店や小売業、サービス業等の店舗の経営相談を実施していると新規客の減少が顕著な場合が多々あります。本日はその原因に考え方についてお話していきたいと思います。フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている方も参考にして頂ければ幸いです。

1.新規客はなぜ減少するのか?

新規客はなぜ、減少するのでしょうか?

まず、これを実感するためには、実際のデータをしっかり検証する必要があります。その上で新規客が減少しているとすれば、どのような原因があるのでしょうか?実はこのようなご相談が非常に増えています。

これは内的な要因と外的な要因の2つあると思っています。

〇外的な要因の場合・・・

外的な要因の場合には、大きく分けると次のようなことが考えられます。

・店舗の基礎商圏の変化

 現在このようなご相談が多くなってきるのは、外的要因もあることが多いものです。例えば、人口が減少してきているエリアでは実際に対象となるお客様が減少している場合もあります。また、新しい道路が出来て、人の流れの導線が変わったという場合もあるでしょう。更に近隣の商業施設や駅などの重要施設が誘引する力が変わる場合もあると存じます。

 このような商圏の変化は残念ながら、来店型を主力とする店舗型ビジネスは環境にさらされることは間違いないといえます。しかし、これは逆にプラス要件にもなることもあり、昔は前面道路は少なかったものが近くに集客施設が出来たことによって、売上が上がったということはよくあるものです。

 まず最初に確認しないといけないことは商圏の変化を充分に知ることであると思っています。

・競合影響による売上減少

 次の影響を検討しなくてはならないのは競合の影響です。昔は同じような業態がなかったのに新しくおなじようなお店が出来た。その場合は相手にお客様を取られたなんて言うこともよくあるものです。

 これも逆に競合が撤退することで売上が上がったということもあることも事実です。それだけ、店舗型のビジネスは近隣の商圏の影響や競合影響にさらされているということになります。

 外的変化は商圏を充分に調査し、定期的に確認しておけば、事前に対策を打つことができるものも多数あります。まずは、自店の外的変化を充分に知ることが新規客が減少する原因特定にもつながってきます。

〇内的な要因の場合

 内的な要因というのは実際の店舗の商品やサービス、販促等が合わなくなってきたことが要因となります。

 ここでよく言われるのが、接客が悪くなったのので新規客の誘引が出来なくなってきているということを言われることがあります。しかし、接客は新規客の増加要因になるものではありません。なぜなら、接客は実際に来店しないとわからないものであるからです。

 しかし、実際には、接客が新規客の来店数に影響を与えている場合もあります。それは、そのような噂が広まった場合です。『あの店は接客が悪い・・・』そのようなことを実際に経験したお客様が他の新しいお客様に言うことがあれば、新規客は減少する可能性もあるものと存じます。しかし、この場合には、リピーター客も減少するものです。両方が減少している場合といえるでしょう。

 ではどのような内的要因があるのでしょうか?

 具体的には次回のブログでお話をしていきたいと思いますが、一番はお客様を誘引するためのマグネットとなる商品の問題であると私は思っています。当然、販促方法を変えたら、売れなくなったということもあるでしょうが、そのような場合は、気づくことが多く、修正を実際にされるものと存じます。問題は、商品に問題があった場合には、気づきにくいものなのです。

 商品というのはお客様にどれだけ指示されても、何回もそれを経験していると飽きがきるものです。更に、自店がその商品は一番良いと思っていても、他社のレベルアップにより、差別化できなくなっていることもあると存じます。

 商品が近隣のお客様のニーズや利用シーンの変化などによって合わなくなってきていることもあるでしょう。どのような業態であっても商品を購入するためにお客様は来店されているわけですから、その商品力が下がれば、当然、新規客は減少することになると考えております。

 商品の販売ができる期限は無限ではなく、有限です。常に環境の変化に応じて見直しをすることが重要であると思っています。新規客誘引のためのマグネット商品の原因の考え方については、次回のブログで詳細をお話していきたいと思っております。

 このようなことはフランチャイズ本部構築や立ち上げを行った多店舗展開チェーンも充分に起こりえます。ぜひ、参考にして頂ければ幸いです。

 

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KPI設定がなぜ重要か?

KPI設定がなぜ重要か?

先日、小売業の売上アップ対策・利益改善支援にお伺いしました。その際のKPIの設定についてお話をした内容を共有します。フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている方もぜひ、参考にして頂ければ幸いです。

1.KPIとは何か?

よくKPIという話を聞いたことがあると存じます。

KPIとは key performance indicator の略で、最終目標を達成するために、その最終目標を達成するための中間管理指標をとして設定するものを言います。

『重要達成度指標』や『重要管理指標』などと呼ばれる場合もあります。

例えば、売上目標があるとします。

売上を達成するためには、当然、『売上を上げよう』と言っているだけでは、上がりませんので、具体的に『見込客の発掘数を増やす』や『有効商談率を増やす』や『契約率を改善する』等の行為を実施しなければ、売上を改善することはできません。その行為の達成目標を設定することが重要な管理指標を設けるということになります。

これがKPIと言われるものです。

この管理指標を達成すれば、最終的に売上も改善するということになります。

これは、行為が有効であったのか?また、行為が本当に実現できたのか?という視点で管理をするため、実際の店舗の現場に具現化をする際に非常に重要な指標であると思います。

弊社では、既存店の売上アップ対策や利益改善等については、必ず現状を分析し、どのような改善戦略で改善を実施するかを検討しした際には、このKPIを設定しております。

これは、戦略の妥当性を評価するだけでなく、どこまで行為が実現できたのか?を評価する手法として活用しているのです。

つまり、コンサルティングの支援の間、売上だけでなく、このKPIを管理しているということになります。

2.なぜKPI設定が重要なのか?

逆にKPI設定をしないとどのようになるのでしょうか?

売上を上げましょう。〇〇をやってあげましょう。というとします。

売上を上げようだけよりも具体的ですが、〇〇が出来て売上が上がらなかったのか?どうかはよくわからないものです。

また、実際にその行為を実施している店長についても現在の段階で、行為が出来ているのか?どうなのか?も評価することはできません。

つまり行為が出来ているか?間違っているか?を評価できないわけですから、実際にはやらなくなったり、やってもただやっているだけになったり、やっていることが当たっているかどうかもわからないということになります。

成果を感じることができない内容については人は継続することはできませんので、結局のところ実行力が伴わずとのような良い戦略や行為であっても無意味になるのです。

それだけ、私はKPIの設定は重要なものであると考えております。

しかし、実際には、残念なことに様々な会議に参加し、検証を行っている現場では、売上が達成できませんでした。それは〇〇の理由だからです。という内容が非常に抽象的であったり、外的変化の内容だけになっていたりします。このような状況では売上も利益も達成することは出来ないものとなります。

これは全てKPIが設定されていないことによる要因となります。

実際同じコンサルタントでも後から入るとこのようなKPIが設定されていることは少なく、今まで何をやってきたのか?よくわからないという現場に出くわすことが非常に多いものと存じます。

ぜひ、売上アップ対策や利益改善を図ろうと検討されている企業様はまず、このKPI指標をぜひ、検討して頂きたいと存じます。売上改善や利益改善のヒントが見えてくると思います。

このような考え方はフランチャイズ本部構築や立ち上げを行う際にも非常に重要な考え方となります。KPIを成功モデルの中で語れる本部はほとんどありません。ぜひ、フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている企業様も参考にして頂ければ幸いです。

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フランチャイズを活用した新規事業!!何が良いかわからない時は?

フランチャイズを活用した新規事業!!何が良いかわからない時は?

先日、フランチャイズを活用した新規事業で何をすれば良いかわからないというご相談を受けました。新規事業をお考えの方もフランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている方も参考にして頂ければ幸いです。

1.フランチャイズで新規事業を検討しているけれども何をして良いかわからない

先日、新規事業に関するご相談がありました。それは、どのようなフランチャイズで新規事業を開業すれば良いのか?というご相談でした。

 

その企業様がフランチャイズを検討されているのは次のような理由からでした。

〇今からゼロから事業を立ち上げを行っていては、時間も人的コストもかかる。

〇最終的にはフランチャイズに加盟した方が、失敗リスクも減り、より事業発展に繋がるのではないか?

〇しかし、自社がどのようなフランチャイズに加盟したら良いかわからない

 

おおよそこのような内容が主力のご相談でした。

このようなご相談をお伺いした際にまずお伺いすることが次のようなことです。

 

〇自社の既存の業務はどのような業務を実施しているのか?

これは、既存の事業と相乗効果を上げるビジネスを検討する際にお伺いしております。既存の事業の強みや弱み、顧客層、現在の経営資源の強み・弱み等です。

 

当然、フランチャイズビジネスであっても既存の事業に上乗せできることが理想です。どんなビジネスであっても顧客獲得が最初の最大のテーマとなるため、とても重要な視点であると思っています。

 

〇新規事業で何を実現したいのか?

新規事業を行いたいという考えの中でも目的は一律ではありません。事業転換を図るために、新規事業を行いたいという考えもあれば、事業の柱を増やしたいという考えもあれば、土地・建物を有効活用したいという要望も様々あります。

 

そういった目的や目標を抜きにして、新規事業を選ぶと当然、ズレが発生し、事業として繁栄しないことになります。

 

〇どのような事業に興味をもっているのか?

これは、事業の関心をお伺いするものです。

今回もこれがメインのご相談でした。多くの場合は、よく決まっていないことが多いように感じます。そのような場合は、まずフランチャイズに特にどこの業界と決めずに資料請求や展示会などに参加し、まず業界から決めることではないかと思います。

 

多数の情報を横比較することで、様々な業界研究が見えてきます。

その興味のある事業を深堀し、本部を決定していく形が選びやすい方法ではないかと思います。

 

〇新規事業にかける資金はどの程度あるのか?

どのような企業でも限りある経営資源が資金力です。

当然、資金計画なしにフランチャイズを決定することはできませんので、最低条件ともいえると思います。まずは、この資金的に可能なビジネスに限定して先述したフランチャイズを横比較することが重要であると思います。

 

まず、どこのフランチャイズが良いかに悩む前に今一度、上記を確認された方が良いと存じます。情報収集を行うにしても上記が明確でないと方向性がぶれてしまう結果となります。この点を明確にし、その後、横比較をできるだけ行うことが重要なポイントとなると存じます。

 

2.情報収集の横比較のメリット

情報収集につきまして、横比較のメリットをお話します。

 

日本全国や海外から日本に進出しようと考えているフランチャイズ本部は山ほどある状況です。その中から、自社にあう新規事業を探すとなると情報収集だけでも非常に大変なものです。

 

特にこの業界というのが決まっていない段階では、様々な有名なフランチャイズ企業も含めて情報収集することが重要であると思っています。

 

そのために効果的なものがフランチャイズの募集サイトであったり、展示会への参加ではないかと思います。この段階ではこの業界は・・・という偏見を持たずにフラットの広く情報収集した方が良いと存じます。

 

その結果、業界の特性もわかり、またどのような業界に自社が取り組むべきかが見えてくるのではないかと思います。

 

その後、同じ業界を深く横比較することでフランチャイズ本部を選定する方が良いのではないかと思っています。

 

横比較することで、フランチャイズに関する各社の考え方だけでなく、その業界の課題や各社の強み・弱みがよく理解できると存じます。

最低限私は10社以上は比較対象として見て頂ければ、本部の対応を含めてよくわかるのではないかと思っています。

 

ぜひ、今後、フランチャイズを活用した新規事業を検討されてい方は、参考にして頂ければ幸いです。また、上記の視点でフランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている方も見られることを念頭に入れてビジネスモデルを検討して頂きたいと存じます。

 

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