月別アーカイブ: 2018年5月

スーパーバイザーが行う動機づけとは?

スーパーバイザーが行う動機づけとは?

《スーパーバイザーが行う動機づけとは?》

フランチャイズ本部構築・立ち上げを行った際の加盟店の指導を行うスーパーバイザー。

スーパーバイザーは、レギュラーチェーンの店長の管理・指導も行います。

今回は、スーパーバイザーの動機付けについて解説します。

1.人は方法論だけでは動かない

フランチャイズ本部構築や立ち上げ、レギュラーチェーンのスーパーバイザーの仕事は、コンサルタント業務とほぼ同じであることを以前のブログでも解説しました。

コンサルタントと同じであれば、人を動かして、数値を改善していかなければなりません。

そんなとき、言っていることは間違いなく正しくても結果が出ないことが多々あります。

それは、スーパーバイザーが話をしたことを現場で実践していない時によく起こりえます。

なぜ、言っていることは正しいのに現場では実践しないのか?

これについて今回はお話をしていきます。

 

人は、方法論がどれだけ正しくても、動かされる動機がないと動かない。

私は実体験からそう思います。

ではどのように動機付けすれば良いのでしょうか?

最低限のことになりますが、解説していきたいと思います。

2.動機付けにおける最低限必要なポイント

①感情は「好き」「嫌い」が大きな影響を与える

  ・人として好きか? 「日頃の発言」「日頃の振る舞い」

   結局のところ、好きか嫌いかで物事を素直に受け止めるかどうかが決まります。

   嫌いな人が言うことであれば、何かと否定的なものの見方をしたり、素直に受け取

   れなかったりします。

   また、結果をわざと出さないでおこう等と考える人もいると思います。

   好かれるにはどうすればよいのでしょうか?これはいろいろと要素があるため、こ

   こでは一部のみ解説します。

   まず最初に日ごろの発言です。自分としては悪気はなくても相手がどう受け取るか

   は別問題です。

   常に、自分の発言を相手がどのように取るのかを考えて発言をする必要がありま

   す。これについては、日ごろのふるまいも同じことと言えます。  

  ・関心を持っているか?「気遣い」「配慮」等

   次に重要なことは関心を自分が持てているかということです。

   関心をもってくれる人に人は好意を持ちます。こちらが嫌いになれば相手も嫌いに

   なります。

   

   その中でも感情的なことですが、「気遣い」や「配慮」は非常に重要であると思っ

   ています。例えば、店長が元気がない。なんでかな?と関心を持ち、体調が悪いと

   いうことがわかれば、当然、気遣いの言葉をかけると思います。この小さい気遣い

   や配慮が動機づけにも大きくつながってくると思います。  

②「共感」を得ることができないと動かない

 

  次に共感です。人は、実際に助言を受けたことは指導を受けたことに「共感」が得ら

  れなければ動かないと思います。では、「共感」とはどのようなもので生まれるので

  しょうか?

  

  下記に一例を書きたいと思います。

  ・メリット:自分にどのようにメリットがあるか?
  ・組織の一員:店舗としてどのようなメリットがあるか?
  ・目線を同じにすること

③「評価」が必ずあること

  これは検証ともいえると思います。

  常にスーパーバイザーは多くの助言やアドバイスを行います。

  その結果、自分が行った助言やアドバイスを忘れがちです。

  更に担当店も多くなれば、他の店舗とごちゃごちゃになることもあります。

  

  その結果、助言やアドバイスを行ったことを評価や検証せずに終わってしまうという

  ことです。一度や二度程度であれば、まだいいですが、それが多いと、

  「この人は言うだけ・・・」という評価になります。

  人は言うだけの人には誰もついていきません。

  ・評価と検証は必ず実施する。感謝も動機付けになる。

④「目的」+「方法論」でのアプローチ

  最後に重要なことは、方法論だけを伝えても、人は動きません。

  なぜ?それを実施するのかという目的だったり、実際の意義等を伝えて、充分に共感

  や自分の中で重だと認識して初めて実施するようになります。

  そのため、次のようなアプローチを最低限実施していきましょう。

  ・〇〇の問題があり ⇒ 〇〇したいので ⇒方法論

今回は、動機づけで最低限抑えて頂きたいポイントを解説しました。

こう考えるとフランチャイズ本部構築や立ち上げ、レギュラーチェーンのスーパーバイザーは、非常に気苦労が多いということです。

しかし、人を動かす立場は、必ずそういったものだと思います。

助言や指導内容よりも人としての価値が問われると思います。

ぜひ、参考にしてください。

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フランチャイズの加盟店はスーパーバイザーの言うことを聞くのか?

フランチャイズの加盟店はスーパーバイザーの言うことを聞くのか?

《フランチャイズの加盟店はスーパーバイザーの言うことを聞くのか?》

フランチャイズ本部構築・立ち上げを行った際の加盟店の指導を行うスーパーバイザー。

スーパーバイザーは、レギュラーチェーンの店長の管理・指導も行います。

今回は、フランチャイズにおけるスーパーバイザーのあり方について解説します。

1.フランチャイズ本部と加盟店との関係とは?

最初に、フランチャイズの加盟店と直営店とは関係が大きく違います。

「加盟店は本部の言うことを聞くのか?」という問いでは、もともと「言うことを聞くかどうかは、加盟店の意思」ということになります。

そのため、「言うことを聞かせる」という発想が少し違うことになります。

しかし、フランチャイズチェーン上、契約で締結されている内容については、遵守をお互いに約束していますので、契約書の内容が重要ということにはなります。

今回は関係性の話ですので、関係性に焦点を当てて話をしていきます。

フランチャイズ加盟店と本部とは、ビジネスパートナーであり、対等な関係です。

これは共に独立した事業者であるため、当たり前といえば当たり前なのです。

そのために、何かを加盟店に実施して頂くためには、指示が出せることと、助言や指導となることが大きく分けれてきます。

では、そんな関係の中でスーパーバイザーは何ができるのでしょうか?

助言やアドバイスはできますので、加盟店の経営者の方には、実施することのメリットを充分に伝えることが大事なのです。

直営店では、

「窓ガラスが汚いから明日までにきれいにしておくように」

という指示で良かったものが、

加盟店となると

「窓ガラスが汚いとお店が古く見えたり、お客様が入りずらくなりますので、すぐにでもきれいにしましょう。」

ということで

なぜするのか?という動機+助言内容

ということになります。

つまり、直営店のスーパーバイザーに求められる能力からかなり高い能力でフランチャイズのスーパーバイザーは求められる能力が変わるということです。

2.加盟店との信頼関係を構築するには?

加盟店に本部が実施したいことを実行するには、当然、信頼関係が必要となります。

その信頼関係の要素についてお話をしていきたいと思います。

〇的確な助言

 直営店と同様、的確な助言が信頼関係の源泉となります。

 助言やアドバイスがしっかり成果に繋がるかという視点です。

 この打率が低いと当然、だれでも言うことは聞かなくなります。

〇加盟店の状況

 次に、加盟店の経営者及び経営環境等の状況をしっかり把握しておくことです。

 いくら戦略や政策が正しくても実際に実行するのは加盟店となりますので、その現状と合わなければ提案しても実行して頂けません。また、実行できないには、何かできない現状があるからです。それをしっかり把握していなければ当然、信頼関係が生まれません。

〇商圏の状況

 次に商圏の状況を詳しく把握することです。お店の置かれている外部環境をしっかり理解することが重要なのです。お店は外部環境に影響を受けます。その内容をしっかり把握していなければ、「よそはよそ」という言われて終わりとなります。

〇本部情報や情報伝達

 本部からの情報や情報伝達がしっかりと伝わるということも重要な信頼関係となります。こういった情報が加盟店は知らない情報がたくさんありますので、伝えられる範囲はあると存じますが、しっかり伝えていく必要があります。

〇動機付け

 これは直営店とも一緒ですが、何かを実行して頂くときには、必ずやる動機をしっかり伝えて動機付けが必要となります。自分がただ指示だけ出されたら動かないことを考えればよくご理解できると思います。

〇店舗の課題が解決できる

店舗型ビジネスは何かを実行して頂く際には、多くの場合は従業員さんを活用して実行することが多いものです。ではその時の教育はどうするのか?具体的にどうやって従業員さんを動機づけるのか?等店舗の課題を解決ができることが重要です。

〇利益改善

 最終的には、加盟店の重要指標はいくら儲かったかの利益です。売上ではありません。

スーパーバイザーのアドバイスが利益改善につながって初めて信頼関係が築けることになるということです。

最低限、加盟店との信頼関係を築く方法を簡単ではございますが、列挙しました。

フランチャイズ本部のスーパーバイザーはぜひ、参考にしていただければ幸いです。

フランチャイズ本部構築や立ち上げを実施したスーパーバイザーは上記からわかるようにコンサルタントと全く同じ仕事なのです。すべては信頼関係の上で成り立っています。

難しい仕事ではありますが、感謝される仕事でもあります。

感謝されるためには、信頼関係の醸成しかありません。

ぜひ、参考にして頂きたいと思います。

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直営店だからと言ってスーパーバイザーの言うことを聞くのか?

直営店だからと言ってスーパーバイザーの言うことを聞くのか?

《直営店だからと言ってスーパーバイザーの言うことを聞くのか?》

フランチャイズ本部構築・立ち上げを行った際の加盟店の指導を行うスーパーバイザー。

スーパーバイザーは、レギュラーチェーンの店長の管理・指導も行います。

今回は、直営店におけるスーパーバイザーのあり方について解説します。

1.直営店だからと言ってスーパーバイザーの言うことを聞くのか?

スーパーバイザーは、フランチャイズ本部構築や立ち上げを行ったFC本部やレギュラーチェーンの管理や指導を実施します。

今回は、直営店を見るスーパーバイザーについてお話をしていきたいと思います。

最初に、直営店におけるスーパーバイザーの目的は何でしょうか?

一番の目的は、直営店の教育及び管理になると存じます。

一般の会社で言うと、部下の管理及び教育という形になるのでしょうか?

しかし、一般の会社と大きく違うのは、毎日顔を合わせるわけではないということです。

スーパーバイザーは多くは1人あたり多くの店舗や事業所を担当しています。

店舗の場合は、ほとんどが直行直帰となっており、スーパーバイザーは本部へ出勤をするため、毎日顔を合わせるわけではありません。

そのため、顔を合わせた時のコミュニケーションと顔を合わせなくてもできる管理が重要となります。顔を合わせない分、細かい管理や指導が難しく、部下が言うことを聞くか聞かないかは、スーパーバイザー次第ということになることが多いと思います。

毎日顔を合わせても言うことを聞かない部下はいっぱいいるのに、そうでない環境で指導や管理を行わなければならないのです。

つまり、直営だからと言って思い通りは動かないというのが結論になると思います。

2.直営におけるスーパーバイザーの役割

直営におけるスーパーバイザーは部下の教育や管理となります。

それ以外にどのようなものがあるのでしょうか?

〇部下の数値改善 ⇒ スーパーバイザーの数値改善

 スーパーバイザーの仕事柄、部下の数値改善がスーパーバイザーの数値改善として評価されます。つまり、間接マネジメントで結果を出す仕事となります。

そのため、部下の指導や管理の結果、部下が結果が出すことができて、初めてスーパーバイザーの結果が出ることになります。

〇指示・命令系統はあるが、実行度は部下次第。

直営店を担当するスーパーバイザーは指示・命令系統は同じ会社の人間ですから当然あります。「〇〇をやれ・・・」で動くのが普通だと思うのですが、現実はそうではないのですね・・・これは、スーパーバイザーに限らず、どの会社でも起こっていることです。

 やるかやらないかは部下次第ということになっているのではないでしょうか?

〇スーパーバイザーと部下の間の信頼関係が構築され、教育を通じて部下が独自に数値改善ができなければ改善できない

部下次第で間接マネジメントとなると、結局は信頼関係が一番重要な要素となってしまいます。信頼関係が醸成され、更に教育や管理を通じてでしか、スーパーバイザーは数値改善をできないのです。

〇現在は、「考える」部下が増加。理解させないと動かない

更に、現在では、「〇〇をやれ・・・」では「なんで?」と思って動かない部下が増加しています。ちゃんと趣旨背景含めて、理解させないと動かないのです。

当然、精神論では動きません。残念ながら・・・

 そのため、スーパーバイザーは、様々な能力を必要とされるようになってしまいました。

3.直営店にスーパーバイザーが信頼されるには?

そんな時代だと、直営店であっても加盟店と同じように、信頼関係が重要になるようになっています。

では信頼関係を醸成するためのポイントを明記していきたいと思います。

ぜひ、直営店のスーパーバイザーはセルフチェックをして頂きたいと思います。

〇的確な助言

当然、店舗やおかれている状況に応じて、的確な助言が必要です。

 部下は、実は、打率を結構計算しています。つまり上司であるスーパーバイザーが言うことがどれくらい確度が高い情報なのか?を判断しているのです。

〇部下の現状

部下の現状把握も重要です。指示を出してやらない理由はいろいろあります。

 その理由を部下の現状把握をしないで、一方的に話をすると一気に信頼を失います。

 これは、自分に置きかえるとわかりやすいと思います。

〇商圏の状況

店舗型であれば、店舗の置かれている商圏の状況を知らずに、教育や指示をしては、正直確度は上がりません。店舗においては、どんなスーパーバイザーであっても店長よりもお客様や商圏の情報を知っていることはありませんので、その土俵で充分戦える知識が必要です。

〇本部情報

 本部の情報は、直営店は様々な方法で知っていることが多いですが、直接、趣旨背景等を聞くのとでは徹底度が当然異なります。必ず趣旨背景が必要です。

〇情報伝達

コミュニケーションスキルは、スーパーバイザーにとって一番重要なスキルです。部下は当然、このスキルで上司を評価し、信頼を行っています。

〇動機付け

コミュニケーションに加え、動機付けが非常に重要になっています。

 その中でも〇〇のために・・・という趣旨背景は必ずコミュニケーションの中に入れるべきです。

〇店内体制構築

 直営店であっても店舗の体制構築が非常に重要です。部下もその点が一番の悩みとなると思います。ここについて具体的な改善策をアドバイスできることが重要となります。

〇売上利益改善

最終的な信頼は、売上や利益を指導したことで改善ができること。となります。

直営店であっても、スーパーバイザーの言うことが常に反映されるわけではありません。

人事的影響があってもその結果はたいして変わりません。

それを超えていくには、スーパーバイザーのスキルを上げるしかありません。

ぜひ、フランチャイズ本部構築や立ち上げ、レギュラーチェーンのスーパーバイザーは参考にしていただければ幸いです。

【販路企画のスーパーバイザー研修】

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スーパーバイザーの3種の神器とは?

スーパーバイザーの3種の神器とは?

《スーパーバイザーの3種の神器とは?》

フランチャイズ本部構築・立ち上げを行った際の加盟店の指導を行うスーパーバイザー。

スーパーバイザーは、レギュラーチェーンの店長の管理・指導も行います。

今回は、スーパーバイザーがの3種の神器について解説します。

1.スーパーバイザーの3種の神器とは?

これまでのコラムでフランチャイズ本部構築や立ち上げ、レギュラーチェーンのスーパーバイザーは、事前準備が重要であることをお話しております。

スーパーバイザーを事前準備を行うためには、最低限何が必要なのか?

私は、自身のスーパーバイザーでの体験及び現在数多くのフランチャイズ本部やレギュラーチェーンの支援を行う中で次の3つであると思っています。

①行為計画

②ミーティング

③店舗確認

これは、P-D-CーAという管理サイクルを回す上にあったって重要です。

つまり、

①行為計画(Plan)

②ミーティング(Do)

③店舗確認(Check、Action)

ということです。

では1つずつ見ていきたいと思います。

 

2.行為計画とは?

行為計画は、次のようなものから成り立つと思います。

〇数値計画・・・担当する店舗の売上や利益やKPI等の数値計画
〇行為計画・・・具体的に上記を達成するために実施する計画(5W2H)
〇数値進捗管理・・・上記の計画を数値で進捗管理し改善
〇行為進捗管理・・・数値だけでなく、行為についても進捗管理し改善
〇個店改善課題改善計画含む・・・その他、個店独自の改善計画と進捗管理

上記のような計画が担当するエリアでも、個店でも必要になるものと思います。

3.ミーティング

ミーティングは、数値計画や行為計画の内容を共有し、教育する場となります。

フランチャイズ店であれば、加盟店の経営者や店長となる場合もあれば、従業員も交えてということになることもあるものと存じます。

〇臨店打合せ・・・売上・利益改善するために数値だけでなく、行為も打合せ
〇従業員会議・・・従業員も交えて行為や数値を共有し、実行を促すための行為となります。

上記で一番重要なことは、計画の精度などもありますが、具体的に行動に動いてもらうための動機付けとなります。

4.店舗確認

店舗確認は、指導を行ったカルテとなります。具体的に成功モデルの実施状況をチェックするだけでなく、売上・利益を具体的に改善する行為計画のチェックもこの店舗確認で実施します。

ほとんどのフランチャイズ本部では、売上を上げるのは現場であり、現場のチェックや確認が重要となるのです。

その際に重要になることは、

〇売上・利益改善の視点
〇成功モデル実施状況の視点
〇改善状況は検証を実施

ということになります。

上記の3つがあり、初めて機能するものであると考えております。

更に上記3つが円滑に動かすためには、相手先との信頼関係となります。

この信頼関係があって初めて、真の計画が作成できますし、ミーティングも円滑にでき、更に店舗確認で指摘した事項が改善されるようになるのです。

ぜひ、フランチャイズ本部構築や立ち上げ、レギュラーチェーンのスーパーバイザーの育成をご検討されている企業様は参考にしていただければ幸いです。

詳細は、今後のブログでも触れていきたいと思います。

【販路企画のスーパーバイザー研修】

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スーパーバイザーの臨店準備とは?

スーパーバイザーの臨店準備とは?

《スーパーバイザーの臨店準備とは?》

フランチャイズ本部構築・立ち上げを行った際の加盟店の指導を行うスーパーバイザー。

スーパーバイザーは、レギュラーチェーンの店長の管理・指導も行います。

今回は、スーパーバイザーが行う臨店の準備について解説します。

1.そもそもなぜスーパーバイザーに臨店準備が必要なのか?

最初に、スーパーバイザーになぜ臨店準備が必要なのか?をお話していきたいと思います。

スーパーバイザーはフランチャイズ本部構築や立ち上げ、レギュラーチェーンの指導教育を行います。

この仕事はコンサルタント業と同じであるという話も依然のブログで解説しておりました。コンサルタントは、その場で話をして儲ける商売と思われがちです。

確かにそういうコンサルタントが多いのも事実であると思います。

しかし、実際には、過去の経験や実績だけでコンサルティングができることは少ないものです。

自分の引き出しだけでコンサルティングを実施するコンサルタントは、過去の経験や実績だけで行っており、昨今の早い経営環境や企業毎の様々な経営課題を解決することはできません。(正直これは言い切れると思います・・・)

やり方は過去と同じなのに、なぜか結果が出ない・・・

これは当たり前のことです。企業毎に環境が違うわけですし、一昔前の成功要因で成功できるほど、甘い環境ではありませんから・・・

これは、スーパーバイザーにも同様といえると思います。

行っている事業は同じでも、抱えてている課題は違います。

また、受け取る相手側の考え方も違えば、性格も違います。

しかも、スーパーバイジングを行うには、当然時間という制約と戦わないといけません。

1つの加盟店や担当店だけではスーパーバイザーの給料さえ出ませんから・・・

ということは、打ち合わせを円滑なものにし、更に臨店結果を最大化するためには、事前に準備しておかなければならないのです。

コンサルタント歴が非常に長くなっている私も、企業様にお伺いする前には、必ず入念な準備をしています。これは歴などの問題ではなく、当然必要なことだからです。

コンサルタントの成果は7割は事前準備で決まっていると思っています。

2.どのような臨店準備が必要なのか?

では、どのような臨店準備が必要なのでしょうか?

その最低限必要なことを解説していきたいと思います。

①担当店の商圏・立地等の特性を理解している

 店舗型の売上は来店しなくてはならない分、どうしても商圏範囲が決まります。

 商圏のお客様に基づく対応が必要となり、当然、担当している店舗の商圏や立地等の特性を理解しておかなければ、スーパーバイジングなどできるはずがありません。

 うちのお店の環境は違う・・・などと反論を受ける方はこの点ができていないのです。 

②担当店の競合の強み・弱みを理解している

 これも同じで、担当する店舗には少なからずとも、競合が影響を与えています。その競合がどこで、どのような強みや弱みがあるのか?は正直知っておくことは最低限必要なことです。

③担当店の強み弱みを理解している

 競合だけでなく、担当している店舗の強みや弱みを正確に理解している必要があります。

 また、担当店の特性(オーナーや店長の性格や従業員の性格なども)当然しっておく必要があります。

④臨店スケジュールが計画的に立案されている

 事前準備として臨店のスケジュールは明確でないといけません。

 フランチャイズであれば契約書でも定められていることが多く、どのような頻度でどのような内容を計画的に実施していくのか明確に計画されている必要があります。

⑤臨店の目的と定型されたシナリオが立案されている

 臨店を行うには、ある一定の型があると非常にやりやすいというのが現状です。

 この型はどちらかというとスーパーバイザーというよりも、フランチャイズ本部や直営店を運営する側の本部が決めることが有効です。バラバラでは、チェーンとして挙がっている成果もバラバラになります。 

⑥臨店の目的に応じて臨店前に事前準備を行っている
 臨店する際の目的に応じた事前準備が都度、必要となります。

 ではどのようなことが必要なのでしょうか?

 下記に最低限必要なものを明記しておきます。

 ・前回臨店時の提案事項の数値検証ができている。
 ・次回提案する資料が準備できている
・実施阻害要因が想定できている。
 ・阻害要因を除去する提案と根拠が準備できてる

 阻害要因とは、提案を実施した際に、相手先が反論されたり、実行する上で障害になることです。それが事前に検討できていないと、相手先に提案が受けれられることはありません。

今回は、フランチャイズ本部構築・立ち上げの際やレギュラーチェーンのスーパーバイザーが行う臨店の準備について、最低限のことになりますが、解説を致しました。参考にしていただければ幸いです。

【販路企画のスーパーバイザー研修】

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