月別アーカイブ: 2019年5月

フランチャイズ本部最近のスーパーバイザーに関する悩みとは?

フランチャイズ本部の最近のスーパーバイザーに関する悩みとは?

最近、フランチャイズ本部構築や立ち上げを実施した企業からスーパーバイザーについてご相談を受けることが多くなりました。本日はその点について解説します。

1.なぜ最近、スーパーバイザーに関する相談が多いのか?

ここ最近、フランチャイズ本部構築や立ち上げをされている企業様からスーパーバイザーに関する悩みの相談が増加しているという状況となっております。

なぜ、最近、そのような相談が増加してきたのでしょうか?

今回はその点について解説をしていきたいと思います。

一番の多くは既存店の問題であると思っています。日本という環境は、少子高齢化、人口減少、人手不足、消費飽和、競争激化と既存店の環境は必ずしもいい状況とは言えません。

フランチャイズ本部構築や立ち上げを実施している企業はある一定の成功モデルがあるはずですが、その成功モデルを横に水平展開を実施したとしても、商圏や立地等環境や運営する人の環境などで、思うように売上を上げることが出来ていないことが発生しています。

しかも、近頃は、伸びる業態には、すぐに競合が発生し、競争激化になってしまい、個店力が伴わないとどうしても売上が苦戦するようになってきているのです。

つまり、既存店に関しては、最初はよくても売上が継続して上がることは至難に業となっており、全店同じ戦略を実施すれば売上が上がるということが減少していきているというのが実情であると思います。

つまり、チェーン店のメリットである成功している方法の徹底だけでは、数値改善に繋がりにくい環境になってきているということであると思います。

昔のスーパーバイザーは、本部からの方針や戦略を各加盟店にコミュニケーションを通じて情報伝達を行い、徹底を行うことで数値を上げてきました。現在でもその方向性は変わっていないと思います。

しかし、昨今の売上を上げにくい環境下では、全体方針の徹底だけでは数値改善が進まず、数値改善に進まなければ、全体方針の徹底も難しくなってきて、更に数値を上げる要因が減ってきているというのが本当のところではないということであると思います。

つまり、全体方針や戦略がそのお店にあっていたとしても、加盟店側がそれを実行してくれなければ、数値改善に進まなく、かつ加盟店側も素直に聞く環境でもなくなってきているということでもあると思っています。

2.今後フランチャイズ本部構築や立ち上げに求められるスーパーバイザーとは?

そのようなフランチャイズ本部構築や立ち上げをされている企業様にご提案を弊社としてお話するのは、スーパーバイザー体制の見直しと教育です。スーパーバイザーの在り方や仕事の仕方、コンサルティングの中身の変更を実施していくことが重要だと考えるからです。

これからのスーパーバイザーには、当然、フランチャイズ本部の方針や戦略の徹底も重要な役目であることは変わりません。しかし、同じように各店舗のコンサルタント的な役目が重要になってきていると思います。

各店舗の外的環境だけでなく、内的な環境も充分に把握し、現在までの経験と多店舗の成功事例だけでなく、そのお店を改善するための具体的な改善計画と計画を実行するための実行支援も併せて必要になってくると思います。

全体戦略と個店戦略の両方を企画し、実行するまで具体的に支援ができることがスーパーバイザーに要求されてきています。当然、フランチャイズ本部構築や立ち上げを実施しているスーパーバイザーですから、評論ではなりません。具体的にどうするまでがアドバイスできるスーパーバイザーになる必要があるものと存じます。

お話するのは簡単ですが、これは実行するためには、大幅なスーパーバイザー体制の改革と教育が必要になってきます。しかし、今後は全体戦略だけでは戦えないというのも事実です。全体戦略を元にした営業マン的なスーパーバイザー体制では同じフランチャイズ本部構築や立ち上げを実施している企業様間でも差別化されるものと考えています。

ぜひ、今後、フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている企業様は、スーパーバイザー体制が重要となってきている現状を把握して頂き、個店対応のできるスーパーバイザー体制を構築して頂きたいものと存じます。

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フランチャイズ本部構築と協会ビジネスどちらが良いのか?

フランチャイズ本部構築と協会ビジネスどちらが良いのか?

先日、フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討の企業様に協会ビジネスとどちらが良いのか?というご質問を受けました。そのことについて解説させて頂きます。

フランチャイズ本部構築と協会の違いって・・・

フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている方には、今流行りの協会ビジネスとどちらにするべきか?と悩む方がいらっしゃるようです。

 

〇〇協会という協会をつくって、そこで、自分が行ってきたビジネスの方法や技術的なことを教育し、資格を発行し、運営してもらう。形から見ると、フランチャイズ本部も同じように、自社のビジネスモデルを提供し、それに関するノウハウを提供することで、事業を実施してもらうので、何が違うかというと難しくなってきるものと存じます。

 

このような場合は、協会であれば、本部の責任も少ないため、よく言われるコンサルタントと同じように気軽に・・・という意識が高いものだと思います。(私はコンサルタント業は気軽にではないと思いますが・・・)

 

協会ビジネスの場合は、規約を作り、その規約に賛同頂ける方に、入会金や会費などを徴収していくようになり、入会する条件として、各種資格等を発行するための研修費用などを徴収しているようです。

 

しかし、フランチャイズ本部構築や立ち上げについても実は同じような性質をもっており、加盟して頂くのに加盟金が必要で、自社のビジネスモデルを習得して頂くのに、研修費が必要で定期的なロイヤリティ等が徴収する代わりに、経営相談等のフォローやビジネスモデルの使用料などを取ることが多いものと存じます。

 

仕組み的には、あまり変わらないのでどちらか悩むというのことであると存じます。しかし、フランチャイズ本部構築や立ち上げは成功モデルの実績や正確な根拠が要求されますし、契約書というものがあり、本部の責任や加盟者の責任が明確に明記され、遵守を要求されるため、当然、しっかりと事業を行う方が加盟されるということになります。

 

逆に協会ビジネスのよくある内容としては、資格を取って、それで何も活動をしていないといった気軽というメリットと逆に、チェーンの反映に繋がっていなかないケースも多くあるとものと存じます。

 

弊社は多数フランチャイズ本部構築をしているのでよくわかりますが、フランチャイズ本部構築や立ち上げはどのようにも作れるものです。つまり、協会ビジネスの気軽さも取り入れることもできれば、フランチャイ本部構築や立ち上げをの事業としての位置づけの強さを両方活かすことも可能であると思っています。

 

そもそも一番重要なことは拡大したい対象を最終的にどうしたいのか?というのが根本的な問題ではないかとおもいます。事業としていろんな方に実施して欲しいのであれば、協会ビジネスであろとうフランチャイズ本部構築や立ち上げであろうとフォロー体制は重要なのではないでしょうか?それを実現するためには、充分な本部収益は必要ではないのか?と私は思います。

 

協会ビジネスは責任を持たなくていいから・・・といった理由であれば、私はそれをやる資格はそもそもないものと存じます。自分がその場で儲かればいいという考えは、協会ビジネスであろうと、フランチャイズ本部構築や立ち上げであろうとうまくはいかないからです。

 

最初だけはある程度、もうかるでしょうが、そのようなビジネスモデルはすぐにお客様に見破られてしまうからです。フランチャイズ本部構築や立ち上げをされている企業が上場した成功事例や数多くありますが、協会ビジネスで上場したなどの成功事例は少ないのはその結果であると思います。

 

お互いの責任のもとに責任を果たすことがそもそも事業として必要なポイントであると思います。

 

上記のことから、協会ビジネスをしっかり事業として育てたいのであれば、お互いに責任をもって対応するフランチャイズ本部構築や立ち上げを私であればお勧めしたいと思っております。事業はあくまでも責任と責任を果たすことによるお互いの共存共栄はあるものであると考えるからです。

 

今後、フランチャイズ本部構築や立ち上げ、協会ビジネスをご検討されている方には参考にして頂ければ幸いです。

 

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フランチャイズ本部構築の際に留意して頂きたい人の問題

フランチャイズ本部構築の際に留意して頂きたい人の問題

ここ最近のフランチャイズ本部開発の状況を見ていると人の問題にぶつかることが多いのが実状です。フランチャイズ本部構築や立ち上げの際に留意して頂きたい人の問題について解説します。

1.人気のフランチャイズ本部を検証すると・・・

弊社では多数のフランチャイズ本部の加盟に関しては相談にのっております。

 

それが直近のフランチャイズ加盟希望者の要望やニーズを把握する大きなポイントにもなっています。その中でここ最近加盟希望者の方から聞かれることが多いのが人の問題です。

 

人は、どれぐらい必要なのか?果たしてその人は確保が可能なのか?

 

これは、直近、マスコミでも毎日のように言われており、かつ、直近の特に店舗型ビジネスにおいて、喫緊の課題となっているように思えます。そのために、生産性向上を図る店舗が増えているのが実状でもあるのですが、生産性向上どころか人事態がそもそも足らないということになっているのが実状であるように思えます。

 

これは将来的に解決するためには、そもそもの人が必要ない仕組みにしていくか?1人1人の生産性を上げるか?他社よりも魅力的な企業にということで取り組んでおられるのではないかと思います。

 

フランチャイズ本部に加盟される希望者が心配されるのは、その人の問題が大きくなっていると言われる環境の中で、自分が開業した場合に果たして解決されるか?という視点で心配されているようです。又は、今の自社のビジネスモデルが非常に人で苦戦する傾向があり、もうこのような思いはしたくない・・・という考えの方もいらっしゃいます。

 

今後、フランチャイズ本部構築や立ち上げを実施する中で、ぜひ検討して頂きたいのはここの課題はフランチャイズ加盟店開発にも影響を及ぼしているということではないかと思います。また、実際のフランチャイズ本部の既存店の人不足による売上や利益低下の問題の解決も必要になるものと存じます。

 

特にフランチャイズ本部構築や立ち上げを実施される企業は店舗型が多いもので、お店を開店するには人が必要・・・という悩みもあるのではないかと思っております。

 

今後、フランチャイズ本部構築や立ち上げをされる企業様については、フランチャイズでの拡大効果を最大にするために、ここの課題は事前に解決ができるのであれば、解決をしておいた方が良い問題であると思っています。

 

このような対策を実施せずにフランチャイズ本部構築や立ち上げを実施すると、売れないという要因にもなりますので、ぜひ、検討を頂きたいと思っております。

 

2.人を減らすモデルにできないか?

1つ目は、フランチャイズ本部構築や立ち上げを実施されている方は、ぜひ、人が充分に確保が現在出来ているモデル化を再度検討して頂きたいと存じます。また、今後もその可能性はしばらく続くのか?という視点も重要です。

 

将来的には、今後フランチャイズ本部構築や立ち上げを実施された後に構築されていけばよいと存じますが、直近、その可能性が出てくるのであれば、構築段階でしっかり見直しをするべきであると考えています。

 

2つ目は生産性を向上できないのか?という視点です。現在のビジネスモデルの生産性を向上するためには何をすれば良いのか?を事前に検討頂く必要があります。これは、機械化ということもありますし、業務効率化もあるでしょうし、売上や利益の改善を実施し、より高い時給を上げる環境をつくるもあるでしょう。

 

3つ目は、小さいモデルにできないか?という視点もあるでしょう。大箱のモデルであれば人がその分必要になりますが、小さいモデルであれば、人は少ない人員でまわせるようにもなると思います。

 

4つ目は、本部が人を供給できる体制をつくるというのもあると存じます。業務委託として本部が請け負うことができるのであれば、万が一の人の問題を解決することができると思います。

 

5つ目は、本部も一緒になって人の募集を掛けたりする方法です。本部に人の募集に関するノウハウがないのであれば構築をする必要があるものと存じます。

 

上記は一部の事例ですが、まずは、人の問題をクリアできるか?という視点は今後のフランチャイズ本部にとって重要な要素になるものと存じます。

 

今後、フランチャイズ本部構築や立ち上げをされる皆様につきしてはぜひ、ご検討頂ければ幸いです。

 

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フランチャイズ本部構築のボランタリーチェーンとは?

フランチャイズ本部構築のボランタリーチェーンとは?

先日、フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている企業様からボランタリーチェーンについて質問がありました。今回はその内容について解説して参ります。

1.ボランタリーチェーンとは何か?

ボランタリーチェーンというのを聞かれたこともあるではないでしょうか?それ以外でも聞かれるが、協同組合などともいわれることがあります。

 

流通業などで、同じ目的にあった仲間たちが結束し、組織化して、チェーンとして成している団体のことを言います。

 

例えば、トラック協同組合。各トラックの事業者は各々、個人事業主ですが、個人事業主ではなかなか仕事を継続的に獲得することが難しい。では、そのような同じ目的を持った仲間たちが結束して、チェーンとなって、協同組合をつくり、協同組合のチェーンメリットで仕事を獲得し、みんなで分配する。これもボランタリーチェーンです。

 

その他、酒の小売業者が集まる。協同組合として、チェーンのメリットを活かして、一括仕入れを実施する。その結果、スケールメリットが働くため、安く仕入れをすることができる。これもボランタリーチェーンです。

 

当然、これはフランチャイズ本部構築や立ち上げを実施している企業と同じように本部が存在します。上記の事例の場合は、協同組合が本部となります。そこに各個人事業主や企業が加盟し、チェーンをなすことになります。

 

フランチャイズ本部との大きな違いは、フランチャイズ本部については、どうしても本部主導になります。そのため、本部に依存する傾向も加盟店としては強くなりがちですが、ボランタリーチェーンは加盟店が主体の団体となるため、加盟店の横のつながりが強くなる傾向にあります。

 

逆にフランチャイズ本部のように強いリードを行う企業が弱くなるため。、バラバラになることもあるということです。

 

同じ志で集まる仲間のような関係であるため、フランチャイズ本部構築や立ち上げを行う企業としては、本部の儲けという考えはあまりもてなく、運営ができる程度ということには当然なりがちになり、強いマネジメントもかけづらいことになるため、経営全般という考えではなく、お互い一部分のメリットで結束するという方が妥当なビジネスモデルであると思っております

 

そのため、フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討する企業からすると目的と違うという考えになる傾向が強いのではないかな・・・と考えております。

 

しかし、ボランタリーチェーンは加盟店がメインのため、情報の相互活用という意味では実行しやすいものではないかなと考えております。フランチャイズ本部構築や立ち上げを実施している企業は加盟店からの意見の吸い上げの仕組みが逆にしっかり構築しないと一方向になりがちです。

 

その分、ボランタリーチェーンではお互い同じ志のため、情報交換が行われやすいという方向にはなりがちになると思います。

また、本部としてではなく、一部のメリットを享受したいという考えであれば、ボランタリーチェーンは気軽に加盟もできる傾向が強く、費用も大きくかからない傾向にあるため、検討の余地としてはあるものと存じます。

 

2.フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている方の視点として

フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている方のボランタリーチェーンとしての見方としては、結局最終的に、フランチャイズ化をすることで何を得たいのか?につきるのではないかと思っています。

 

ある一部分の問題の解決であれば、それがチェーン化をすることでお互いメリットがあり、解決するのであれば、ボランタリーチェーンという選択肢もあるでしょうし、フランチャイズ本部として、自社がリードとして、事業全体を活性化していきたいということであれば、フランチャイズ本部という選択肢になるのではないかと存じます。

 

まずは、フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている企業としては、導入目的をしっかり明確にされることをお勧め致します。

 

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フランチャイズ本部構築は生産性改善に繋がるのか?

フランチャイズ本部構築は生産性改善に繋がるのか?

フランチャイズ本部構築は、生産性改善に繋がるのか?について今回は解説をしていきたいと思います。

1.生産性改善とは?

今、よく聞かれることで『生産性改善』という話が多数新聞やニュースで出てきているものと存じます。少子高齢化により、生産人口が減少する傾向が続き、直近どこの店舗型ビジネスであっても、人手不足が目立ってきているというのが実状ではないかと思います。

 

そもそも、生産性改善とは?アウトプット÷インプットを向上させるもので、アウトプットは売上や荒利や営業利益等が入ります。インプットには投下する経営資本(人、物、金)等が入ります。

 

つまり、生産性改善を行うには、人やモノや、金の投下資本を減らすか?人や物や金等の投下資本を同じにして、売上や荒利や営業利益を上げるか?どちらかになると思います。また、両方を取ることもできるものと存じます。

 

よく、世間では生産性改善とは業務効率化と同じに考えている企業や担当者が多いのが実状ですが、不況以降、日本はコスト削減は徹底的に実施していきている傾向もあり、生産性改善に限界がきているというのも実状ではないかと思います。

 

2.フランチャイズ本部構築や立ち上げと生産性改善

では、フランチャイズ本部構築や立ち上げを生産性改善の関係について考えていきたいと思います。先ほどの式の考え方であれば、インプットでは人・物・金については、フランチャイズ本部構築や立ち上げを行った段階では、大きく増加する傾向はないものと存じます。

 

当然、フランチャイズ本部構築や立ち上げを行う際の人の費用や資金は必要になるものと存じますが、直営店を増やすというとのは全く違うものであるととも思います。

 

逆に、フランチャイズ本部構築や立ち上げを実施することで、コスト削減に繋がるということではないと思いますので、アウトプットが変わるか?が生産性改善のポイントとなると思います。

 

アウトプットや売上や荒利や営業利益ですから、加盟店を獲得できれば、加盟金や研修費やロイヤリティ等の売上が立つことになります。また荒利率も非常に高い商品のため、当然、アウトプットは加盟店が獲得し、加盟店を成功に導けることが出来れば、インプットは同じや少し増加しても大きく改善に繋がることはご理解頂けると思います。

 

つまり、フランチャイズ本部構築や立ち上げは現行、店舗を直営店で経営を実施している企業からすると生産性は大きく改善されることがわかると思います。

 

自社の社員1人のスーパーバイザーで60店舗などを見ている企業も同然ありますし、実際に運営を行っているのは、別の企業であるため、フランチャイズ本部構築や立ち上げは本部企業からすると大きな生産性向上に繋がるのです。

 

3.しかし・・・検討しないといけないのは?

フランチャイズ本部構築や立ち上げが生産性改善に繋がることは、前述しましたが、ここで検討しなくてはいけないのは?加盟店の生産性改善です。

 

フランチャイズ本部はフランチャイズ加盟店と一心同体で事業を行う事業ですから、フランチャイズ本部のみが生産性が上がっているからといって喜ぶわけにはいきません。フランチャイズ加盟店も生産性が改善されて初めて、両方がWin-Winになります。フランチャイズ加盟店が生産性が低いままであるのであれば、フランチャイズ加盟店の経営に支障が出てきて、撤退という形になります。

 

そうすると、フランチャイズ本部としても生産性が下がるということになるということです。これはビジネスモデルもあれば、収益体制もあるでしょうし、人や仕組みのレベルもあれば、機械化という視点もあるでしょう。

 

フランチャイズ本部構築や立ち上げを実施している企業はなおさら、このフランチャイズ加盟店の生産性向上を充分に考慮し、検討しなくてはらならない時代になってきていると思っております。

 

結論としては、フランチャイズ本部構築や立ち上げは本部にとっては、生産性改善の手法と充分になりえます。しかし、その際にフランチャイズ加盟店の生産性についても充分に考えてビジネスモデルを組み込むことが重要だと考えます。

 

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