エリアマーケティングとは?
本日は、店舗の出店やフランチャイズ本部展開等を行う上で、出店に必要な商圏調査の第4弾のお話をさせて頂きます。前回は、競合調査と自社分析についてお話しました。本日は、エリアマーケティングについてお話を致します。
店舗は、常に不動産になりますので商圏というものが必ずと言ってついてきます。
商圏の範囲は店舗の行う業態や商品の内容、販路によって変わりますが、商圏は必ず存在します。
その商圏をなくすものがネット販売となりますがこれも実は商圏があるのです。
その商圏や競合調査・自店分析の結果から、マーケティングを行うことをエリアマーケティングと言います。
しかし、ここ最近、マーケティングという言葉がいろいろな意味で捉えられ、本来の本質を失っているようでなりません。
例えば集客と言ってみたり、広告と言ってみたり調査と言ってみたり、ちまたでは様々な言われ方をしております。
これは全部嘘とまで言いませんが、マーケティングをご理解されていない方がおっしゃられており、ひどいことにその方々がマーケティングのコンサルティングを行っているということが残念でなりません。
ちゃんと辞書では定義づけられています。
『顧客ニーズを的確につかんで製品計画を立て、最も有利な販売経路を選ぶとともに、販売促進努力により、需要の増加と新たな市場開発を図る企業の諸活動』。
つまり
お客様にニーズをつかんだ『商品』を作り、売れる『販路』や『販売促進』を通じて『顧客』に商品を届ける活動。『商品』と『顧客』と『販路』『販売促進』をマッチングさせ、売上を最大化する活動です。
意味の問題だけであれば評論家の世界ですから問題ないのですが、実はこれが店舗の経営結果に大きく影響を与えていると感じます。
集客となれば、客数の改善ですが、店舗経営では客単価の改善も必要になります。両輪でなければ売上は改善しません。例えば、客数だけ増やすのであれば、大幅値下げのクーポンを発行すればそれなりに集まるでしょうが、経営としては立ち行かなくなるということです。
販売促進というのも違います。商品と顧客がマッチングしていないケースが多々ある中、販売促進だけ変えてもほとんど効果ありません。
正しいマーケティングが必要になるのです。
ですから、商圏調査・競合調査・自店分析を正確に実施し、どのような顧客にどのような商品をどのような方法で提供するかを決めることが重要なのです。
これがエリアマーケティングというものです。
ビッグデータが重要と最近言われておりますが、この店舗版がこのエリアマーケティングになると思います。
更にエリアマーケティングが続きますが、続きは次回のブログで公開します。
★★★★★本日のポイント★★★★★
エリアマーケティングとは商圏調査・競合調査・自店分析を行った結果、店舗のターゲットとするお客様のニーズに応える商品、価格、販路、販売促進を決める活動のこと。
総合的な改善しか成果を生むことが出来ません。トータルで改善を行いましょう。
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実践して初めて、意味があります。実践されなければ結果は出ませんので、自店で出来ているかどうかのチェックも含めて確認して頂ければと思います。
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