月別アーカイブ: 2017年9月

フランチャイズ本部の体力の見極め方

フランチャイズ本部の体力の見極め方

今回はフランチャイズ本部の体力の見極め方について、お話をしていきたいと思います。

体力がある本部ほど、フランチャイズの安定性は強いものです。しかし体力だけで本部を見極めるのも問題です。

1.フランチャイズ本部の体力の見極め方

フランチャイズ本部は、体力がある本部ほど、安定性が強く、つぶれやすくないといわれています。昨今、フランチャイズ本部の中には、加盟店を開発し、加盟店が運営しているにも関わらず倒産する会社も多くあります。

理由は様々で、今回のブログでは書きませんが、本部を充てにしていたら、本部がなくなったというケースは稀なケースではないということを先に、フランチャイズで起業や新規事業をされる方には、しっかり把握して頂きたいと思っています。

フランチャイズ本部がなくなるということは、加盟店のバックアップができなくなるということであり、場合によっては、店舗の存続ができなくなるケースもあるということです。

ご自身は経営がうまくいっていても、フランチャイズ本部の経営がうまくいかないため、商売をやめなくてはならないということが発生するのも、フランチャイズビジネスの特徴ともいえると思います

加盟者としては、フランチャイズ本部の体力があるところが当然良いというのもよく理解しています。そこでまず、どのような本部が体力があるのかを先にお話ししていきたいと思います。

私は、フランチャイズ本部の体力を見極めるポイントの大きなポイントは、次の原則によって成り立つと思っています。

①フランチャイズ本部は加盟店開発が進んでいる本部ほど、体力がある。

これは、フランチャイズ本部の最初の収入源は加盟金や研修費などです。加盟開発が進めば進む程、加盟金や研修費が入っているということになりますので、経営が安定します。

つまり、加盟店の増加数を参考にするということです。しかし、これは一概にも言えず、加盟金や研修費がないところは、加盟開発が増えていたとしても初期段階の売上は上がっていません。

また、これは、直近の数字で検討しないといけないということです。

昔は加盟開発が進んでいた本部が直近は、増加していないというケースもあります。

その場合は、直近は初期の売上が経っていないことを意味します。

②加盟店の店舗数が多い本部ほど、体力がある

フランチャイズ本部の多くは、ロイヤリティと呼ばれる定期的な売上を上げています。

また食材などの卸で生計を立てている本部も、加盟店がおおければ多いほど、フランチャイズ本部の売上は上がっていることになります。

毎年、フランチャイズショー等で出店している本部は、重鎮と呼ばれるような本部が多数あり、このような本部は加盟店舗数も多く、体力的には安定しております。

加盟店舗数が多いということは、それだけフランチャイズ本部の体力と比例する指標ということです。

③フランチャイズ加盟店の撤退数が少ない

フランチャイズの撤退数が少ない本部も体力があります。

これは、事業体として安定していることを意味しています。

加盟店は経営ができなければ、撤退を余儀なくされます。

その数が少ないということは、経営が状況が悪くない証ですし、その分本部は、ロイヤリティ等の収益を得ていることになります。

こういった指標を見ながら、フランチャイズ本部の体力を見極めて、加盟することが重要であると思っています。しかし、本当に体力がある本部が御社の新規事業にあっているか?起業にあっているか?は別の問題となります。

2.体力のあるフランチャイズ本部の傾向

体力のあるフランチャイズ本部の傾向としては、長くやっている本部が多いということです。

そのため、新規性は低くなる傾向となります。

また、そのような本部が多くある業界においては、市場の飽和状況がみられ、差別化が重要となっているケースが多いというのも事実です。

逆に、立ち上がり当初のフランチャイズ本部は、新規性や優位性などの差別化がされているケースが多いというのも事実です。加盟店を数多く保有している本部と戦うには、当然、今から立ち上がる本部については、ニッチな市場を狙ったり、差別化をはっきり明確にする必要があります。

そのため、ご自身の事業が大きく成長する可能性は秘めていることになります。

フランチャイズ本部の体力を見極めることは重要ですが、その本部の体力だけでなく、行っているフランチャイズビジネスモデルもしっかり、両面で見極めることが重要なのです。

更にその両方のメリット・デメリットから、新規事業や起業の目的に当てはまる本部を選ぶことの方がより重要であると思います。

以前のブログでも申し上げましたが、あくまでもフランチャイズは武器です。

どのような活用の仕方がよいのかは武器を使う方が決めるべきもののであると思っています。

ぜひ、両面の視点で検証して頂ければ幸いです。

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フランチャイズ本部の対応力の見極め方とは?

フランチャイズ本部の対応力の見極め方とは?

今回は、フランチャイズ本部の対応力の見極め方についてはお話をしていきたいと思います。フランチャイズ本部への加盟を検討されている方、また、フランチャイズ本部を構築及び立ち上げを検討している方にも参考にしていただければ幸いです。

1.基本的なフランチャイズの原則

最初にフランチャイズの基本的な原則について再度、おさらいをしておきたいと思います。

フランチャイズは、契約書によって成り立つ関係となります。

そのため、フランチャイズ本部の関係についてはすべて契約書によって成り立ちます。

フランチャイズが何をどのように対応するのかもすべて契約書が源泉となります。

まずは、契約書をしっかりご確認頂くことが、フランチャイズ本部の対応力を見極めるために重要なことになります。しかし、実際はフランチャイズ本部によっては、契約書の内容を履行していない本部も多数あることも事実です。

正直な話、フランチャイズ本部が契約書の内容を履行していなかったとしても、売上・利益が加盟希望者の希望通りに上がっていれば、問題ないケースが多いと思いますが、本部としては、契約書の内容を履行する責任があることも事実です。

まず、フランチャイズ本部加盟を検討されている皆様は、この契約書をしっかり確認して頂ければと存じます。

次に確認頂きたいのは、フランチャイズ本部の開発担当者の契約書の理解度です。

ここでおおよそ、フランチャイズ本部の対応力は結構見極められます。

本部の担当者が契約書の中身をよく理解していないということは、本部でその内容を履行している可能性は低いという考え方です。書面で書いてある内容を具体的に質問してみましょう。

結構、ボロが出るケースが多いです。

また、一概には言えませんが、説明がわかりにくい方などは、開発についての場数を踏んでいないケースが多く、場数を踏んでいないということは、加盟希望者が現在のところは少ないということが考えられます。

それ以外は、実際に加盟されてている店舗へ訪問し、実際に話を聞くという方法です。

フランチャイズ本部ではオーナー訪問と呼んでいますが、これを実際に実施すると具体的な加盟者の悩みを含めてわかるケースがあります。

しかし、上記は、あくまでも本部が推薦した店舗となるケースが多いということも事実です。

本部が推薦したお店は、本部に対して前向きな考えをもっている加盟店です。

こういった加盟店の話も聞くことが重要だと思います。

それ以外で、電話でも結構ですので、実際に他の加盟店の話も聞ければ、非常に良いです。

いい話、悪い話も含めて、しっかりメリット・デメリットを吟味し、加盟を検討されることが重要だ思います。

私は、以前のブログでも記入したと思いますが、フランチャイズ本部の選定は、しっかり疑ってかかってしっかり見極め、ご自身の独立開業や新規事業にどのようなメリット・デメリットがあるのかをしっかり見極め、契約すると決めたら、とことんフランチャイズ本部を信じて、お付き合いして頂きたいと思っています。

それが、フランチャイズ本部のプラスにもつながると思いますし、加盟希望者にとっても重要なことであると思っています。

加盟した後に、こんなはずではなかった・・・は正直、加盟希望者にも責任があると思っています。付き合いと決めたら、徹底的に信じていく覚悟が必要であると思います。

今回は、フランチャイズ本部の対応力の見極め方について概要をお話させていただきました。

ぜひ、しっかり見極めて頂ければ幸いです。

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フランチャイズ本部選定の際の成功モデル分析の方法

フランチャイズ本部選定の際の本部の成功モデル分析の方法

フランチャイズとは、ある成功されたビジネスモデルを売るビジネスモデルです。今回はその成功モデルを分析する方法について解説をしていきたいと思います。

1.そもそも成功モデルとは何か?

そもそも成功モデルとは何なのでしょうか?

フランチャイズは自社で成功したビジネスモデルをパッケージにして販売をしています。

加盟者は、その成功モデルを購入することで、独立起業や新規事業を円滑に運営し、売上を上げ、事業として成功させていくことがフランチャイズビジネスです。

そのフランチャイズのビジネスモデルを『成功モデル』と呼んでいます。

この成功モデルが正直、はっきり明確になっていない本部も多数あり、成功モデルを本部が理解していなければ当然、加盟店への汎用性は低く、成功は加盟店の独自の力に起因してしまうことになります。

例えば、私は、コンサルティング商品を販売していますが、どのようにすれば成功できるかを分析しておらず、汎用性がなく、成功は会社によって変わってくるであれば私と契約されますでしょうか?

多分されることはないと思います。あくまでも成功する道筋を示してくれるから、契約を頂けるのであると思います。当然、成功するかどうかは最終的には加盟店者の力に起因することもありますが、最低限、戦略や道筋が示せなければいけないと思います。

フランチャイズは、以前のブログでも明記しましたが、一部の大手のフランチャイズ本部を除いて、ほとんどは成功する方法を教えることで収入を得ています。つまりコンサルティング商品です。

その成功モデルはいまいちはっきりしないということは、正直、フランチャイズ本部として販売する段階にまだないことを意味します。この点を加盟希望者様はしっかり見極める必要があるということです。

店舗型の成功モデルであれば、最低限次の式を参考に頂き、成功モデルを分析して頂きたいのです。

店舗の売上= 店舗数 × ( 商品力 × 商圏・立地力 × サービス力 × 販促力 )

上記が、なぜ成功しているのかを検証して頂きたいと思います。

2.成功モデルの分析方法

成功モデルは次のような項目がなぜか?という視点で検証して頂きたいと思います。

①商品力

・客層は誰か?
・どのようなニーズに対応しているのか? 
・お客様の利用シーンは?

・なぜ売れているのか?
・目玉商品は何か?
・関連商品は何か?
・フロント商品は何か?
・メイン商品は何か?
・アフター商品は何か?
・価格戦略は?

②商圏・立地力

・商圏範囲は?
・商圏特性は?
 人口・世帯
 世帯人口
 年齢層は?
 市場規模は?
・立地特性は?
・導線特性は?
・建物特性は?

③サービス力

・接客は?
・身だしなみ
・販売技術は?
・附帯サービス
・クリンリネス
・従業員教育
・動機づけは?
・シフト管理
・募集採用は?

④販売促進力は?

・媒体は?
・内容は?
・頻度は?
・キャンペーン
・ニュースリリー 
 ス配信は?
・新規来店策
・再来店策
・ブランディング

まず、本部の資料や店舗や現場を見て、上記をチェックリストにして、なぜうまくいっているのか?を検証してみましょう。上記は弊社の一部の成功モデルですが、最低限確認いただくのには良いと思っています。

そうすると、確かにこのビジネスモデルは売れるなと実感できるか?不明なところがあるな?などの感想を持つことができると思います。ここが重要なのです。

不明な点は本部にしっかり確認し、解消することが重要ですし、解消されないということであれば、他の本部を選定することも重要です。

フランチャイズ本部の選定は、開業資金やシュミレーションだけで検討される方も多いですが、その根拠はすべて成功モデルから成り立ちます。

ぜひ、しっかりご確認いただければと存じます。

フランチャイズはあくまでも成功モデルを水平展開をするから成功ができるのです。

その成功モデルがわからないでは成功することは程遠いのです。

逆に本部様については、ぜひ自社の成功モデルを再度分析して頂きたいと思います。

加盟店はあくまでも汎用性がなければ成功させることはできないと思います。

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フランチャイズ加盟時に実施したいフランチャイズのマーケティング調査

フランチャイズ加盟時に必ず実施したいフランチャイズのマーケティング調査

今回は、フランチャイズ本部が提案してくるビジネスモデルの妥当性を評価する方法として、マーケティング調査については解説していきたいと思います。

1.フランチャイズ本部の市場環境調査をうのみにしない

フランチャイズの説明会に参加すると、必ずといって、フランチャイズビジネスモデルの紹介と共に、市場環境について話があると思います。自社のビジネスモデルは、成長市場です。市場規模が大きいのです。こういった話があります。

この市場環境調査の結果ですが、なんとなくデータとして提案してあるとその内容を信じる加盟希望者が多いものです。しかし、本当にそのまま信じていいのでしょうか?

データというものは切り方によって、伸びているものも作れます。

重要なことはちゃんとその情報の妥当性を評価することであると思います。

フランチャイズ本部によってはいい加減なところもありますし、何よりも加盟しようとしている業界であれば、自分自身でもしっかり調べるべきであると思っています。

フランチャイズ本部が提示している資料が違うと言って加盟した後でいったとしても、正直な感想は、自分で調べていない責任もあると思います。経営者なのですから・・・・

ではどのようにことを調査すればよいのでしょうか?

ぜひ、調査してほしいことは2つあります。

①市場環境調査

②商圏調査

の2つになります。

重要なことは、フランチャイズ本部が提案してくる市場調査の妥当性の評価ともう一つは、なぜそのモデルは成功モデルなのか?をしっかり研究することです

大金をはたいて加盟するのですから、ぜひ、しっかり実施して頂きたいと思います。

2.市場環境調査とは?

最初は、フランチャイズ本部が提案しているビジネスモデルの市場環境調査を実施します。

何をすればいいかというと概ね次のことを調べて頂きたいと思っています。

①マーケットの情報

 市場規模や市場の伸びなど。『〇〇市場規模』 や 『××市場調査』などで業界を調べれば今は、インターネットで多くの情報が入手できます。しっかり検証し、本当に取り組む業界なのかをしっかり吟味して頂きたいと思います。

②法的要因

 法的要因は、その業界についての法規制や国や行政の政策の動きになります。

 消費税増税も会社経営に影響を与える法規制になります。

 介護が伸びているということで介護保険ビジネスに取り組んだ方が、これから介護保険収入が減ると言ってご相談に来られることが多いですが、そのようなことは、前からわかっていた話です・・・

③経済的要因

経済的要因とは、女性が社会進出しているや、少子高齢化が進んでいるなどの一般社会の動きです。 これも、ネットでは多数情報が出ています。しっかり検証し、多角的にフランチャイズビジネスモデルの妥当性を評価して頂きたいと思っています。

重要なことは、妥当性の評価だけでなく、何が今リスクなのか?それを超えるメリットは何なのか?を事前に予測することになります。予測ができれば対策をとることができます。ぜひ、実践されることをお勧めいたします。

4.出店する予定の店舗の商圏調査

これは、ぜひ、実施して頂きたい調査です。フランチャイズ本部と契約をした後に、店舗を探すことになるケースが多いですが、フランチャイズ本部の商圏調査・立地調査の結果をそのまま受け入れるのではなく、しっかりご自身でも実施されることをお勧めします。

私は仕事柄フランチャイズ本部とお付き合いするケースが多いですが、このノウハウを本当の意味で持っているフランチャイズ本部は少ないことを痛感しています。

特に飲食業のフランチャイズは、うちは立地を選ばない商品力だからと言って、商圏調査や立地調査を怠っているケースがありますが、『なぜか立地は問わないのに、撤退されている加盟店がいる』点が非常に不思議です。(そういう場合は、店長の問題やサービスの問題だったというのでしょうが・・・)

ぜひ、ご自身でもしっかり商圏調査を実施して頂きたいと思います。

商圏調査の方法については、弊社のブログにも紹介しています。ぜひ、参考にしてください。

今回は、フランチャイズ本部に加盟を検討する際に必要なマーケティング調査についてはお話をしました。重要なことは、加盟する場合は、しっかり調査をご自身でもしていただきたいということです。ぜひ、参考にして頂ければ幸いです。

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