飲食店のフランチャイズ際の加盟の注意点とは?

飲食店のフランチャイズ際の加盟の注意点とは?

飲食店フランチャイズ加盟希望者の方から飲食店フランチャイズに加盟する際の注意点について聞かれましたので解説をしていきたいと思います。

 

〇飲食店フランチャイズ加盟の注意点

飲食店のフランチャイズを加盟検討する際は、どのような点なのでしょうか?飲食店はフランチャイズ化をしやすい業態でもあるため、様々な業態がフランチャイズ化しています。「食」という文化は人にはなくてはならない業態でもあるため今後も様々な業態が新しいフランチャイズとして登場してくるのではないかと思います。下記を加盟時の注意点として参考にして頂ければ幸いです。

 

①流行に左右される業態ではないか?

 

飲食店のフランチャイズには、流行に左右される業態が数多くあります。例えばタピオカ店ですが、一時期はタピオカブームで非常に店舗が増えましたが、現在はどんどんなくなっていっているという業態があります。食パンも一時期ブームでしたが、ここ最近は陰りが見えてきています。このように流行に左右される業界は、息が非常に短い点が大きな課題です。しかし、このような業態に参入してはいけないということではありません。

 

流行の業態は、1年~2年でその流行が去るということで一気に販売が昇り投資回収がすぐに終了する業態であれば、新規事業としては、有益であると思います。例えば、流行期は100万円程度の営業利益がでることが予測され、投資が仮に300万円未満であれば、3ケ月で投資回収し、1年流行が持つのであれば残り900万円の利益が残るという計算です。このような計算ができる業態であれば、流行を追うこともポイントではないかと思います。重要なことはこの両方がないのであれば、流行を追う飲食店フランチャイズは危険ということになります。

 

上記に該当しないのであれば、息が長い飲食店フランチャイズに加盟する方が、メリットが高いものと考えます。

 

②人の問題が解決できる業態であるか?

 

飲食店フランチャイズは、人が必要な業態が多く、人の問題をどのようにクリアできるか?という視点が重要な視点となります。人の問題を解決する視点の1つは、必要な人数が少ないか?という視点ではないかと思います。人が多くいればいるほど、採用しないといけない人数は多く、人手に困ることになります。また、オペレーションがどれだけ簡単になっているか?という視点が必要です。新しく採用した従業員が一人前になるのに相当な時間がかかる場合は、慣れるまでに人手不足が発生する可能性が高いものです。その点をフランチャイズ本部の教育体制やフォロー体制で埋められるのであれば、まだ問題が少ないですが、人の問題は必ず解決していかないといけない問題となります。

 

③オペレーションが簡素化されているだけでは勝てない

飲食店フランチャイズでは、本部からの指定材料やPB商品を購入することで、加盟店はオペレーションのクオリティを維持するようにしているフランチャイズ本部が多いものです。店舗では簡単に作れるということで、クオリティが低いということであれば、低価格で提供している飲食店でない限り、差別化できる要素がほとんどありません。価格をある程度担保するクオリティの商品は、PB化だけでなく、ある一定の職人技術も必要となり、そのため研修期間が長くなる傾向があります。簡単に作れますよ。。。だけにつられると、出店したは良いが、他店に全く勝つ要素がないという結果に陥る可能性がありますので注意が必要です。

 

④売上・利益のバランスと投資回収

飲食店フランチャイズを検討する際は、売上と客数×客単価の関係、原価、人件費、家賃等の経費、そして、営業利益のバランスが必要です。この売上利益シュミレーションと投資回収シュミレーションは、しっかり吟味しないと実際に開店してみて、全くその通りでなかったということはよくあることです。例えば客数ですが、売上に対して客単価が低い業態の場合は、客数が必要となります。果たして、この業態で毎日その客数が来るのはしっかり検証する必要があります。逆に言うと、客単価も同じ考えが出来ます。

 

原価についても、飲食店フランチャイズ本部では、商品や材料に本部収益を乗せていることが多いですが、ロイヤリティ等が低いからと言って、商品や材料などに多く取られているようでは利益が出にくい環境となっています。このような数値の1つ1つの再現可能性をしっかり検討することが必要であるということです。

 

⑤立地に関するノウハウがあるか?

飲食店フランチャイズは、この視点が弱いフランチャイズが多いと思います。商品力が著しく高ければ立地要素は低くなりますが、そのような業種業態は少なく、逆に汎用性が高い、フランチャイズ展開はしにくいものです。そうすると立地要素が必要となるのですが、立地判断が出来ないフランチャイズ本部が多いように思います。加盟契約する前はどのような立地診断をするのか?ロジックの事例をしっかりヒアリングすることが重要です。ロジックがないということは勘と経験でやっているということで、外す可能性が高くなります。

 

⑥コロナに影響され続けていないか?

飲食店フランチャイズを検討されている方の意向を聞くと、アルコールがない業態ばかりを検討している方が多いようです。確かにアルコールを含む業態は自粛の要請のリスクがあります。しかし、これから開店を検討するのであれば、それでよいのでしょうか?アルコール業態はこれまでのコロナの影響で厳しいところは、閉店を行い始めています。つまり需要と供給のバランスが崩れていっているということです。これからの出店はコロナ後を見据える可能性があり、コロナに影響を受けない飲食店業態は逆に飽和に近づいており、そこに参入するのか?はしっかり吟味していく必要があります。例えばこれから唐揚げ店に参入するか?という話をするとわかりやすいと存じます。

 

今回は、飲食店フランチャイズ加盟時の注意点について解説をさせて頂きました。飲食店フランチャイズ加盟検討の方の参考に頂ければ幸いです。

 

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