フランチャイズ本部構築とは何をするのか?

フランチャイズ本部構築立ち上げとは何をするのか?

フランチャイズ本部構築立ち上げのコンサルティングとは何をするのか?よくフランチャイズ本部構築とはフランチャイズモデルを設計し、加盟店開発ができる状態をつくると思われがちですが、実際は、それでは本部の運用ができません。弊社のコンサルティングスタイルにはなってしまいますが、解説をしていきたいと思います。

 

〇フランチャイズ本部構築立ち上げとは何をするのか?

コンサルティング会社は様々でフランチャイズ本部構築や立ち上げに関しても、支援内容は様々となっております。そのため、一概にフランチャイズ本部構築の支援といっても実施する内容あ異なると思います。そのため、弊社のフランチャイズ本部構築立ち上げ支援とはどのようなことをするのか?という視点で解説させて頂き、どのようなことがフランチャイズ本部構築に必要なのかを解説していきたい思います。

 

①成功モデルの分析・ブラシュアップ

フランチャイズ本部構築立ち上げを支援するためには、現在の事業を詳細に分析する必要があります。商品・立地・運営サービス・販促の4つの視点で現在の既存事業の成功モデルを分析を実施します。この際に、フランチャイズ化を行うにあたり、そのまま水平展開できるものもあれば、少し改善が必要な場合もあります。改善が必要な場合には、改善方法を検討し提案をさせて頂きます。

また、売上利益のシュミレーション、開業費用の分析も実施し、フランチャイズのモデル設計の際に活用を実施していきます。

 

②フランチャイズのモデル設計

次に成功モデルと売上利益シュミレーション・開業費用からフランチャイズ本部の役割と加盟店の役割を決定し、加盟金や研修費・ロイヤリティ等、フランチャイズ本部としての収益や加盟店の収益等を加味してフランチャイズの基本設計を実施していきます。ここで重要なことはフランチャイズ本部の収益モデルも充分に吟味すると同時に加盟店の収益モデルも充分に吟味する必要があります。また、実際にフランチャイズを売り出す際の加盟店獲得の優位性も併せて検討する必要があります。フランチャイズ本部ばかりが儲かる仕組みは長期的な共存共栄は加盟店と構築できませんので、その点も留意してフランチャイズ設計を実施していくことが必要です。この点でも既存事業の成功モデルの見直しが必要であれば見直しを実施します。特に材料の供給体制や情報システム体制や物流体制は初期段階からどのように実施するか具体的な方法を検討する必要があります。

 

③フランチャイズ加盟店開発の戦略の検討

フランチャイズの加盟店を獲得するためには、どのような加盟店のターゲットとニーズに対して、どのようなセールスポイントでどのような媒体等で告知するかというマーケティング戦略を検討していかなければなりません。フランチャイズは基本的にはどこに独立開業や新規事業をしたい方がいるか不明な点も多いため、どうしてもプル型の営業スタイルになってしまいます。そのために加盟店開発の戦略と具体的な方法を検討していく必要があります。また、フランチャイズ加盟候補者にふさわしいと思える加盟基準や加盟候補者の基準も決めていく必要があります。

 

④加盟店開発を行うための資料の作成

加盟店を開発するためには、加盟候補者に事業内容やフランチャイズの優位性等を説明するための資料等が必要となります。紙媒体でも作成しますが、動画で伝えた方が内容がわかりやすい場合は、その部分だけ動画で告知する方法も検討します。また、加盟店に資料請求や事業説明会に参加を頂くための、ランディングページの検討も必要となってきます。

 

⑤フランチャイズ加盟基本契約書の作成

フランチャイズの加盟店候補者が見つかったきたら、フランチャイズ加盟基本契約書で契約を締結しなくてはなりません。フランチャイズ加盟基本契約書は、これまでのフランチャイズの基本設計を文書で明確に加盟店と約束するための重要な書面となります。フランチャイズ加盟基本契約書は、弊社では最終的にはリーガルチェックを弁護士様に実施して頂くようにしております。

 

⑥情報開示書面やフランチャイズ本部の各帳票の作成

フランチャイズは現在は、情報開示書面の作成が奨励されております。業種は限定的になっていますが、弊社では全業種のフランチャイズで作成を実施するようにしております。理由としては、トラブル回避もありますが、フランチャイズ本部としての信用性も加盟店に対してしっかりアピールできるからです。情報開示書面があることで弊社のクライアントでは「ここまでしっかりしている本部だったのだ」と加盟者から言われるケースも多く、情報開示書面の作成は重要なものであると考えております。

 

⑦研修立ち上げ体制の構築・マニュアルの構築

実際にフランチャイズ加盟店が獲得できる状態ができたら、加盟者が実際に研修を受け、開業ができる状態をつくる必要があります。研修の実施計画を検討したり、研修で使用するマニュアル類の整備が必要となります。通常フランチャイズ化を図る本部は、既にマニュアル類はあるように思われがちですが、実態はそのようなことは少なく、新たにマニュアルを作成する必要があることがほとんどです。飲食店であれば仕込・調理マニュアルだけでなく、接客ホールマニュアルも必要ですし、よく抜けがちなのは、店舗の運営マニュアル(店長業務や販促等)がないことがほとんでもあります。マニュアルは初期研修時に使うためだけでなく、その後各店舗で教育を実施するためにも必要な仕事の実施方法と基準です。成功モデルを水平展開したマニュアル類の作成を実施すると同時に、課題も同時に見つかってくることが多いですので、その点の改善も実施していきます。

 

⑧出店基準の検討

多くの場合は、店舗型のフランチャイズが多い状態でもあり、店舗の出店基準を検討する必要があります。現行店舗を商圏・立地・導線の観点から分析を実施し、どのような場所に出店をすれば当たる可能性が高いかという基準が必要となります。この基準は店舗数が少ない間はサンプルも少ないため、基準が正確でないことも多い状況です。ですが出店毎にデータを集めて改訂をすることで精度の高い出店基準表を作成することができるようになります。出店を外したということで加盟店が撤退というのは非常に多い問題でもありますので、ぜひ取り組みして頂きたいと考えております。

 

➈SV体制

フランチャイズ加盟店が開業した後にどのようなフランチャイズ本部としてフォローを実施するかをしっかり検討してく必要があります。当然、ロイヤリティ等の範囲内で実施しますが、加盟店でフランチャイズ本部とのトラブルのほとんどはSVが役に立っていないという話が多いのも事実です。本部にフィーを払うだけでのSV業務や加盟店のバックアップ方法を検討する必要があります。

 

今回は、フランチャイズ本部構築立ち上げとは何をするのか?という視点で解説をさせて頂きました。フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている方の参考になれば幸いです。

 

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