新規事業,フランチャイズ,ネタ,開業,加盟募集
新規事業ネタが思いつかない時に考えるフランチャイズ加盟
新規事業のネタが思いつかない。そのようなご相談を先日受けました。新規事業をゼロから検討することは非常に難しいことです。今回は新規事業のネタを考える際に考えたいフランチャイズについて解説をしていきたいと思います。
〇新規事業のネタが思いつかない
新規事業のネタが思いつかないというのは、ゼロベースから考えることが要因です。商品開発であってもゼロベースから新たな商品を開発することは非常に難しく、既存商品の課題を解決したリニューアルであったり、競合が開発した商品の課題を解決した商品のリニューアルが容易なことは事実です。お客様の声も全く新しいビジネスに対する声は少なく、何かベースがあって、その課題と解決を促す内容がほとんどであると思います。
人は全く世の中にないものを創造することは非常に困難でもあるのです。
通常新規事業のネタを考える際には、お客様のターゲットや利用シーン・需要を考えるという市場性・現在の時流を考えるという成長性・そこで既存の販売されている商品やサービス・価格の検証するという優位性等を考慮に入れて、まず新規事業のアイディアを考えます。このアイディアはどのようなお客様がどのようなニーズがあり、どのような商品やサービスを提供し、その差別化要素はどのようなものか?等を最初に案として考えるものです。そのアイディアを考えた上で、具体的なリサーチを行い、新規事業のアイディアをビジネスモデルに変換していく必要があります。
今回は、そこでぜひ、研究をしてもらいたいというのが、実はフランチャイズなのです。フランチャイズは基本的には、既成のビジネスではありますが、既に成功していることが多いビジネスモデルです。そこのお客様や提供している商品やサービス、運営方法等を研究することは、既存のビジネスの課題を見つけることも容易のため、新たなビジネスのアイディアを検討する際も有効性であると思います。そのままフランチャイズに加盟するという結論もあるでしょうし、そのビジネスを再度練り直して、新たな新規事業を生み出すという考えもできるでしょう。
〇フランチャイズのどのような視点を見るのか
新規事業のネタを考える際にフランチャイズのどこを見ればよいのでしょうか?見る視点はかなり多くありますが、今回は基礎的な部分について解説したいと思います。
なぜそのフランチャイズが売れているのか?
一番最初に見る視点は、なぜそのフランチャイズが売れているのか?という視点です。
・市場の視点(市場規模・動向・法規制・世の中のニーズの変化等)
・顧客の視点(ターゲット・ニーズ・利用シーン・動機付け等)
・商品の視点(主力商品・関連商品・価格・商品力は何か?)
・立地の視点(商圏・立地・導線・坪数・席数等)
・運営の視点(接客・営業・店舗の運営方法等)
・販促の視点(広告・HP・リピート客販促等)
・収益の視点(開業投資・売上利益シュミレーション)
上記の4つの視点を軸に徹底的に分析します。また、現在の課題も抽出することも必要です。課題を解決することができればそれで新規事業として成り立つことも多いものです。
なぜそのフランチャイズが広がっているのか?
・加盟者の視点(加盟対象・動機・加盟に関する資金・加盟後の売上経費収益等)
・汎用性の視点(マニュアル化・標準化・顧客獲得の優位性等)
加盟者は基本的にはその事業においては、フランチャイズは未経験者が多いものです。そのため、その加盟者が成功できるということは、汎用性が高く、汎用性が高い部分に自社にでも取り入れることができる新規事業の成功ポイントは眠っているものです。なぜ売れているのかと広がっているのか?を照らし合わせて検証をすると見えてくるものも多いものと存じます。
自社との相乗効果
・相乗効果の視点(顧客関連性・顧客の連続性・アップセールス等)
・既存事業の強みの水平展開の視点(自社の既存の強みが活かせるか等)
自社の事業から新規事業に送客ができればよいでしょうし、逆に新規事業から自社の事業に送客ができれば、相乗効果は高く、新規事業が別の柱になるだけでなく、既存事業の売上改善にも繋がることが理想となります。
上記の内容から、調査したフランチャイズの課題を解決し、新たな新規事業を発掘しても良いでしょうし、その事業がとても良いという視点になれば、そのままフランチャイズに加盟することで新規事業とするということでもよいでしょう。新規事業を考えている方のご参考になれば幸いです。
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