エステサロンフランチャイ本部構築における重要ポイントとは?
エステサロンのフランチャイズ本部構築立ち上げ上でどのような点が重要なポイントであるか?先日のご相談でありましたので、ブログの中でもご回答していきたいと思います。
〇エステサロンのフランチャイズ本部構築立ち上げのポイントとは?
エステサロンのフランチャイズ本部構築立ち上げのポイントで、今回は特に業種特性によるポイントについて解説をしていきたいと思います。
・施術の標準化をどうするか?
エステサロン特有となるものは、まずは施術サービスについてです。小売業や飲食業で、商品は形があるものになりますので、比較的標準化しやすい状況ですが、エステサロンの場合は、商品はサービスとなり、その点をどのように標準化するかが重要なポイントとなります。施術機器や商材等で標準化されているエステサロンも多いですが、オールハンドでということになるとフランチャイズ加盟店の施術力が標準化しにくい環境となってしまいます。マニュアル化ももちろん必要ですが、施術機器等で簡単にできてしまう施術では、すぐに他社との差別化ができなくなり、最終的には商材をどのようにするか?が私は重要ではないかと思います。施術効果の8割が商材力でかつその商材は、自社オリジナル又は自社の特別な契約のもとに成り立っているということが重要ではないかと思います。
・ブラックボックスをどうするか?
エステサロンのフランチャイズ本部構築や立ち上げを検討する際に、重要なポイントとして、ブラックボックスをどうするのか?が重要なポイントです。売上利益を改善するための継続的な指導は当然必要ですが、それだけでは、施術方法を既に覚えてしまったフランチャイズ加盟店が本部の存在価値を感じることは、契約が長くなればなるほど、薄くなってしまいます。エステサロンのフランチャイズ加盟店が同じような業態と施術方法で別の業態を立ち上げて、フランチャイズ本部となってしまった。そのような話を聞かれることも多いと思います。この改善には、フランチャイズ本部でどのように本部のブラックボックスをつくるかが必要となります。例えば、一番エステサロンで苦戦するのは、集客ではないかと思います。効果的な集客方法をエステサロン本部が持ち、顧客を常に送客できる体制が整えばどうでしょうか?これは、サービス業ではブラックボックスとなり得る仕組みではないかと思います。
・フランチャイズ加盟ターゲットをどのようにするか?
エステサロンのフランチャイズと聞くと多くの方は、女性の独立開業を考えがちです。しかし、女性のエステティシャンが独立開業する際には、施術機器業者も機材を購入すると開業支援がついてくるといったようなことも実施いています。つまり、フランチャイズ本部だけでなく、機器業者や商材業者等も競合することになります。逆に新規事業でのエステや男性経営者のエステ経営という視点で運営しているフランチャイズ本部もあります。この場合は、フランチャイズ加盟の要素が非常に高くなりますが、実際に施術ができるわけではありませんので、社員教育をどのように本部が実施していくか?という視点が非常に重要な要素となります。この場合は、社員教育もフランチャイズ本部のブラックとして活用が可能な状況となります。
・業態の見直しが必ず必要
エステサロンのフランチャイズ本部構築立ち上げでは、多くの場合、3年間でトレンドや商材が代わり、時代のニーズに合わせて業態の見直しが必要になります。これもフランチャイズ本部構築立ち上げ時に検討するというよりもフランチャイズ本部を運用する際に重要なポイントとなります。業態が古くなったから、そのままフランチャイズ加盟店は撤退で終わるでは、フランチャイズ本部は未熟であると言えます。新たな業態や商材を開発し、直営でテストを実施し、加盟店に提案を行っていくことが重要なポイントになると存じます。
今回は、エステサロンの特性をとらえた、フランチャイズ本部構築立ち上げ時の重要なポイントについて明記致しました。フランチャイズ本部構築立ち上げ企業のご参考にしていただければ幸いです。
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