介護サービスフランチャイズ本部構築における重要ポイントとは?
介護サービスのフランチャイズ本部構築立ち上げ上でどのような点が重要なポイントであるか?先日のご相談でありましたので、ブログの中でもご回答していきたいと思います。
〇介護サービスのフランチャイズ本部構築立ち上げのポイントとは?
介護サービスのフランチャイズ本部構築立ち上げのポイントで、今回は特に業種特性によるポイントについて解説をしていきたいと思います。
・介護サービスの標準化をどうするか?
介護サービス特有となるものは、まずは提供サービスについてです。小売業や飲食業で、商品は形があるものになりますので、比較的標準化しやすい状況ですが、介護サービスの場合は、商品はサービスとなり、その点をどのように標準化するかが重要なポイントとなります。マニュアル化ももちろん必要です。しかし、それ以上に利用者の様々な需要に合わせた対応も重要になってくるのではないかと思います。標準パターンの初期研修だけでなく、利用者に合わせたサービスの提供方法についても初期研修の中でパターン化し、対応することが望まれます。また、一番介護サービスで苦戦するのは、売上を上げる方法ではないかと思います。効果的な営業方法を介護サービス本部が持ち、提供ができることが重要ではないかと思います。
・ブラックボックスをどうするか?
介護サービスのフランチャイズ本部構築や立ち上げを検討する際に、重要なポイントとして、ブラックボックスをどうするのか?が重要なポイントです。売上利益を改善するための継続的な指導は当然必要ですが、それだけでは、介護サービスを既に覚えてしまったフランチャイズ加盟店が本部の存在価値を感じることは、契約が長くなればなるほど、薄くなってしまいます。介護サービスのフランチャイズ加盟店が同じような業態と介護サービスで別の業態を立ち上げて、フランチャイズ本部となってしまった。そのような話を聞かれることも多いと思います。この改善には、フランチャイズ本部でどのように本部のブラックボックスをつくるかが必要となります。事務代行をフランチャイズ本部が代行する方法もありますが、その他のサービスの企画が重要ではないかと思います。どうしても介護サービスの場合はありきたりな内容が定型化される傾向があるように思います。サービスのため、常に利用者を楽しませることができる企画立案をフランチャイズ本部が検討し、SV活動を通じて提供していくことが重要ではないかと思います。
・フランチャイズ加盟ターゲットをどのようにするか?
介護サービスのフランチャイズと聞くと多くの方は、社会福祉経験の方の独立開業を考えがちです。しかし、社会福祉経験の方が独立開業する際には、独自で実施することが高いと感じます。そのため介護未経験法人が新規事業として参入できることが重要ではないかと思います。この場合は、フランチャイズ加盟の要素が非常に高くなりますが、実際に介護サービスができるわけではありませんので、施設の開設方法から資格者の募集方法及び社員教育をどのように本部が実施していくか?という視点が非常に重要な要素となります。この場合は、社員教育もフランチャイズ本部のブラックとして活用が可能な状況となります。
・業態の見直しが必ず必要
介護サービスのフランチャイズ本部構築立ち上げでは、時代に不変なものとなりましが、利用者の需要は時代のニーズに合わせて変化するため、業態の見直しが必要になります。これもフランチャイズ本部構築立ち上げ時に検討するというよりもフランチャイズ本部を運用する際に重要なポイントとなります。業態が古くなったから、そのままフランチャイズ加盟店は撤退で終わるでは、フランチャイズ本部は未熟であると言えます。新たな業態やサービスを開発し、直営でテストを実施し、加盟店に提案を行っていくことが重要なポイントになると存じます。
今回は、介護サービスの特性をとらえた、フランチャイズ本部構築立ち上げ時の重要なポイントについて明記致しました。フランチャイズ本部構築立ち上げ企業のご参考にしていただければ幸いです。
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