加盟店の休業要請が出た場合のFC本部の対応②

加盟店の休業要請が出た場合のFC本部の対応②

コロナウィルスによる休業要請時の加盟店に対するフランチャイズ本部の対応(正確な情報収集)

コロナウィルスが蔓延しており、企業は外出自粛要請、店舗は休業要請が出ている状況となっております。そのため、フランチャイズの加盟店も要請があれば、休業を取る場合が出てきます。このような場合に、フランチャイズ本部はどのような対応を取れば良いのか?今回はこのような質問について第2回目の回答をしていきたいと思います。

〇休業期間中の加盟店への対応はどうすれば良いか?

フランチャイズ加盟店が休業を実施したからと言って、フランチャイズ本部として何もしなくて良いというのは、問題があると存じます。当然、フランチャイズ加盟店の希望や要望も併せて検討していく必要がありますが、基本的には経営者は非常に今後について不安にかかられていることは間違いありません。

この段階でフランチャイズ加盟店に対するフォローを怠ると後々、フランチャイズ本部との大きな溝をつくる結果となります。そのため、最低限情報を投げ続けることは必要ではないかと思います。

その中で一番重要なことは、資金調達に関する情報です。これは国や地方公共団体等の給付金の情報もあれば助成金や融資情報となります。資金繰りが間違いなく悪化する傾向が強い今回のコロナについては、資金繰りが悪化するということは、フランチャイズ加盟の脱退や閉店に繋がってきます。そのため、資金繰りが必要であるかどうか?その資金調達の結果はどうだったのか?等フランチャイズ本部としてはしっかり管理をしていく必要があります。

併せて重要な情報は、フランチャイズ本部として今後、休業要請が解けた後にどのような対応で売上回復を実施していくかという戦略と具体的な行為を明確にすることではないかと思っております。これが非常に弱いフランチャイズ本部が多いと考えております。

コロナ収束後はリーマンショックを大幅に超える不況がくるとも言われています。当然フランチャイズ加盟店の経営者はこの点に関しても非常に不安を感じています。そのため、フランチャイズ本部が今後の対応を検討していないということになれば、希望を見出すことが出来なくなります。この希望は経営を実施する上で非常に大きな源泉であることは間違いありません。

フランチャイズ加盟の閉店や脱退は資金が回らなくなったか?フランチャイズ本部の戦略について希望を感じなくなったかのどちらかが圧倒的に多いものです。今後、フランチャイズ加盟店の閉店は間違いなく増加します。そのため、フランチャイズ本部としては今後の戦略と具体的な達成行為を明確に検討し、フランチャイズ加盟店に提示していくことが必要です。

現在、検討が出来ていない又は不充分なフランチャイズ本部は、早急に検討し、休業期間中のフランチャイズ加盟店に対して速やかに情報を公開すべきであると考えます。これは臨店を実施しなくても、WEB会議でも出来ることですし、電話でも出来ることであると思います。このようなタイミングはフランチャイズ本部の真価が問われることになります。ぜひ、検討をしっかりして頂きたいものです。

また、休業まで行かなくても、非常に来店客数が減少しているフランチャイズ加盟店もあると思います。このような加盟店に対しては、日頃出来ていない点の改善に力を入れて頂きましょう。これは、暇であることを無駄にしないことも理由としてありますが、それ以上に加盟店の意識の面で支える大きなポイントであると思います。

フランチャイズ加盟店は一番は客数が大きなモチベーションの要因となります。その客数が下がるということは、非常に後ろ向きに考えがちであり、かつ、そのような事態にマイナスの情報ばかりがメディアで流れていますので、具体的に今後に繋がることを指定して実施して頂くことが前向きにさせる方法ともなります。

コロナに対するフランチャイズ本部の対応については、今後もブログで明確にして参ります。フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている方の参考になれば幸いです。

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