4月の店舗の売上UP要因について考える

4月の店舗の売上UP要因について考える

前回、春休みはなぜ、売上が上がるのか?についてブログで書かさせて頂きました。非常に好評であったため、今回は、4月の店舗の売上アップ要因について解説をしていきたいと思います。店舗開業や多店舗展開、フランチャイズ本部展開をされておられる皆様は、ぜひ、参考にして頂ければ幸いです。ここに書いていることは全てはお客様の消費動向です。お客様の消費動向によって売上が変化するということは、変わりません。

 

1.4月はどのような月か?

最初に4月はどのような月なのか?についてお話しをしていきたいと思います。

大きな概略を申し上げ上げると、業態・商圏・立地によって変わりますが、前半で稼ぎ、中盤でしっかり堅実な売上を上げ、後半で最後稼ぐという月であると思います。

①4月前半の動き

4月前半、前回の春休みのブログでも書きましたが、春休み期間中です。

まず、商圏の情報として確認して頂きたいには、近隣の住民を目的に出店をしている店舗であれば、自店に影響あるお客様の通っている学校を調べることが重要であると思います。

始業式や入学式の日付がわかれば、いつまでが春休みなのかがわかると思います。春休み期間中は、昼帯の売上が上がる傾向となります。中食や外食のランチなどは商機と言えると思います。学生、主婦の購買動向は盛んになります。

更に、春休み期間中に、学ぶということを始める方も多いですし、当然、春休み期間中に自分磨き、旅行や行楽の動きも盛んになります。残りの期間中しっかりと売上UPに繋げて頂きたいと思います。若者や学生の動きが盛んになります。

オフィス街では、入社式、新入社員教育、年度初め、人事異動の関連で、歓迎会の需要が拡大します。また、新生活の始まりということで、新生活の必要な物品の購入なども発生します。

また、4月前半から中盤にかけて花見の需要も増加します。花見で必要な食材や中食、飲料の他、花見終了後から2次会の重要も増加します。

②4月中盤の動き

4月中盤は、春休み期間中にご家庭では行楽でお金を使い、4月後半には、ゴールデンウィークがあるということもありますので、自粛ムードになる傾向が強いのです。

基礎商圏のお客様をしっかり取り込み、リピーターさんへのアプローチが必要となります。

通常の生活が続くということですので、日々の基本商品をどのように販売していくかが重要なポイントとなって参ります。

③4月後半の動き

4月後半は、ゴールデンウィーク前半の動きが出てまいります。当然、都心部のオフィス街では売上はマイナス影響になりますが、郊外や住宅、行楽立地、繁華街立地では大きな売上のチャンスとなります。

家族の動きがテーマになりますが、学生や若者の動きなども盛んになります。

自店に影響のある施設や宿泊施設・百貨店などの動きも注目しておくことが必要となります。

2.売上は人の消費動向によって変わる

これまで、4月の消費動向をお話しをしてきました。重要なことは、人の消費動向をもとに、商品をどのようなものを提供することが良いのか?消費動向に従ったサービスはどのようなものを提供すれば良いのか?それに併せた販促はどのようなものが良いのか?を検討し、実行することです。

よく、飽きへの対応が難しいというお話しがありますが、これはお客様の消費動向を考えて、対応を図っていれば、いつもお店のメニューやサービスは変化しますので、実は、決して難しくないのです。

私はお客様へは、この消費動向を前月中に検討し、事前に商品計画、サービス計画、販促計画を立てる月間行為計画を作成するようにお勧めをしております。店舗開業をされているオーナーさんや多店舗展開・フランチャイズ本部展開の店長なども実践されることをお勧め致します。

いずれにしても、これからは業態が重要な時代。

業態とは、お客様のコトに併せたお店づくりをすること。

つまり、日々変化する顧客の消費動向を捉えてたフレキシブルな対応が必要となってきます。

自店には関係ないと思えば、売上はそこまでですが、本当に実際に自店に売上を上げるネタがないかを検討頂くと、まったくないという業種業態は正直考えられません。

ぜひ、参考にして頂ければ幸いです。

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