マルチフランチャイザー戦略とは?

マルチフランチャイザー戦略とは?

フランチャイズ本部構築立ち上げ展開における「マルチフランチャイザー戦略」について、現行のフランチャイズ本部からご相談があり、今回はこの点について解説をさせて頂きます。

 

〇マルチフランチャイザー戦略とは?

「マルチフランチャイザー戦略」とはどのようなものなのでしょうか?

「マルチフランチャイザー戦略」を解説する前に、「フランチャイザー」と「フランチャイジー」について解説しなくてはなりません。

 

「フランチャイザー」とは、簡単に言うと「フランチャイズ本部」のことを指します。自社のビジネスモデルをパッケージ化を実施し、フランチャイズ加盟店に提供することで、成長する企業となります。

 

「フランチャイジー」とは、フランチャイズ加盟店のことを指します。フランチャイズ本部に加盟金やロイヤリティ等を支払うことで、フランチャイズ加盟を実施し、事業を運営していく企業や個人となります。

 

よく、「メガフランチャイジー」と言われる企業があります。これは、複数のフランチャイズ本部に加盟をしたり、フランチャイズ加盟店として多店舗展開を実施し、30店舗以上又は売上20億円以上になっている加盟店のことを言います。これは、フランチャイズの加盟店のバージョンですが、私はこれを「フランチャイズ本部」でも出来ると思っております。それが「マルチフランチャイザー戦略」です。

 

この「マルチフランチャイザー戦略」は、用語の定義にはありません。

私がそのように読んでいるのですが、今後のフランチャイズ本部構築立ち上げ展開はこの方向性を視野に入れる必要があると思っております。

 

マルチフランチャイザー」は簡単に言うと、複数のフランチャイズ本部を運営する企業となります。

例えば、居酒屋のフランチャイズ本部を展開している企業が、焼肉屋のフランチャイズ本部を運営するというパータンです。このように言うと、マルチフランチャイザー戦略をとっている企業は多いと思っています。

 

今後のフランチャイズ本部の目標としては、多品種を扱う業態(コンビニ等)以外のフランチャイズ本部は、このマルチフランチャイザー戦略を取ることが目標になるべきであると思います。それは、ある一定数の店舗数になるとフランチャイズ本部にエリアや商圏としての限界が発生してくるためです。

 

また、時代の移り変わりが激しく、売れたビジネスモデルはすぐに模倣され、飽和します。その結果、一業態のみのフランチャイズ本部はすぐに衰退していく結果となっています。その際に業態変更がフランチャイズ加盟店にでいれば良いですが、そうではないフランチャイズ本部も多く、結果として、廃業になってしまうことが多いからです。

 

フランチャイズ本部は、非常に移り変わりが激しく(もちろんフランチャイズ本部構築の問題が大きいことも背景になりますが。。。)すぐになくなっていくことが多いと思います。当たった業態であっても、すぐになくなっていってしまいます。これが、商品や業態の飽和スピードが上がっているからであると思います。そこを1つの店舗で商品を入れ替えるように展開できるコンビニ等は時代の変化に対応ができますが、飲食店等ではなかなかそれができるフランチャイズ本部が少ないものと考えております。

 

今後の人口の減少の中、絶えずフランチャイズ本部が成長を続けるには、ある一定数まで国内で展開し、海外展開をしていくか?このマルチフランチャザー戦略で、一つの本部で様々な業態で展開をするか?の2択になるのではないかと思います。当然、1つの企業が展開をしているので、これまでのフランチャイズ本部のノウハウは活用できるところが多いものと思います。

 

今回は、「マルチフランチャイザー戦略」については解説をしました。今後のブログでは、マルチフランチャイザー戦略のメリットや展開方法についても解説をしていきたいと思います。

フランチャイズ本部構築立ち上げ展開を検討している企業の参考になれば幸いです。

 

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