コロナ渦のフランチャイズ新規事業・独立開業のポイント[出店環境の変化]

コロナ渦のフランチャイズ新規事業・独立開業のポイント[出店環境の変化]

コロナ渦のフランチャイズの新規事業・独立開業のポイントは何ですか?とフランチャイズの新規事業開業を検討されている方からご相談がありました。今回はそのポイントの第2番目について解説を実施していきたいと思います。

 

〇コロナで変わるフランチャイズ新規事業・独立開業の出店環境の変化

コロナでフランチャイズ加盟希望者の出店環境が変わってきていると思います。都市圏の希望が多かった出店環境が地方圏や郊外型への出店を好む傾向が増加していると思います。

 

理由は、明確で都市圏であると、コロナの流行する可能性が高く、営業自粛等の措置が取られる可能性が地方に比べて高いことが挙げられます。営業自粛は、給付金はもらえても、実際に売上は上がらないわけですから、ヘタをすれば出店したは良いが、お店が存続できない可能性もあるため、地方型を検討されているようです。

 

加えて、都市型で出店していた企業がリスク分散の意味で、郊外型や地方型に出店を希望しているケースも多く、今後もこのような動きは続くのではないかと思っております。なぜなら、テレワークが浸透してきており、コロナにより会社に出勤しなくても業務ができる企業も増えてきており、在宅というニーズは続く可能性が高いと考えるからです。そうすると、郊外や地方型は今後は新規事業・独立開業には、注目すべき点となるのではないかと思っております。

 

〇地方型・郊外型に出店する際の重要なポイント

地方型や郊外型で出店をする前提でフランチャイズ本部を選定する場合は重要な注意点があります。それは、フランチャイズ本部によっては、地方型・郊外型で通用しない業態も実はかなり多いということです。関東や関西にフランチャイズ本部の多くはありますが、実際に都市圏で成功しているビジネスモデルでも地方では通用しないことが多々あります。

 

つまり東京でどれだけ売れていても地方で売れるとは限らないということです。例えば、都市圏では、一般的な商品では、他の商品との差別化ができず、尖った目的買い商品がないと売れない傾向となります。しかし、地方では実際に開店当初は話題性をうみ、お客様が来店されますが、コアなターゲット層が少なく、売上が順調に上がらないケースはよくあることです。

 

理由としては、都市圏は、尖った商品であってもコアな層を継続的に獲得できるだけの人口もいれば、駅の強さもあります。しかし、郊外では実際にはそのような層が少ないことが要因です。また、都市圏の価格帯で当たり前の価格帯であっても、地方では値段が高いということはよくあることです。つまり、地域によって売れるフランチャイズ本部は変わることがよくあるというこです。

 

重要なことは、これから地方型・郊外型で出店を検討した際のフランチャイズ本部の選定の方法は、地方でも果たして通用するビジネスモデルであるかという視点は非常に重要な視点となるということです。そのためには、フランチャイズ本部の成功モデルを正確に把握することが必要です。客層やニーズ・利用シーンだけでなく、商品・立地・運営方法・販促方法をしっかり確認し、汎用性があるかどうかをしっかり確認しなければならないことになります。

 

フランチャイズ本部が都市圏のみで集客しているいる本部の場合は、店舗数があったとしても実際には地方での集客方法や価格設定・運営のノウハウをもっていないこともありますので、ご自身でその点を構築していくか?フランチャイズ本部が一緒になってノウハウを開発する姿勢があるのか?また、そのノウハウの基礎的な部分を保有しているかは十分にフランチャイズ本部選定の軸となってきます。

 

今回は、コロナ渦又はコロナ後を見据えて、地方又は郊外での出店をフランチャイズ新規事業・独立開業を検討されている方向けに、出店という視点で重要なポイントを解説させて頂きました。今後フランチャイズ加盟を検討されている方だけでなく、フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている方の参考になれば幸いです。

 

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