コロナに強いフランチャイズの要件とは何か？

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コロナに強いフランチャイズはどういうフランチャイズですか？というご質問を頂戴しました。今回はコロナに強いフランチャイズについて解説をしていきたいと思います。

〇コロナで影響を受けている事業は飲食業だけではない

コロナで影響を受けている事業というとアルコールを伴う飲食業というイメージが強いですが、実際はそれだけではありません。弊社は様々な業種からフランチャイズ本部構築や立ち上げ等のご相談を頂く手前、相手様の真の売上推移等を拝見させて頂く機会が多いものです。その結果、明らかにコロナで影響を受けている事業は、飲食業だけではありません。例えばエステサロンですが、エステサロンは現在のコロナ対応の施策であれば、休業要請や時短要請などはありませんが、非接触型の需要が増加しており、コロナが大きく流行になると売上に影響を与えているのは多くのエステサロンで当てははまると思います。また、建設業においても、リフォームに関する事業は影響を受けており、逆に外で仕事をする外構工事等は影響が少ないという点もあります。つまり、コロナはこちらから店舗に出向いたり、接触の可能性がある商売に関しては、影響を与えていると考えております。

また、「今行かなくても良い」ビジネスは影響が大きいとも思っています。コロナが流行っている今、わざわざ外出をして行く必要があるもは数が必然的に限られてきます。コロナで強いビジネスのポイントは、ここにあるのではないかと思っています。

〇コロナで影響を受けていないビジネスとは何か？

逆にコロナで影響を受けていないビジネスはどのようなビジネスがあるか？ということですが、コロナで影響を受けている事業の全く逆で、「コロナでも利用しないといけないビジネス」であったり、「非接触型」のビジネスであったりすると思います。

〇コロナで影響を受ける可能性が低いビジネスモデル

例えば、高齢者のデイサービス（介護サービス）です。コロナであろうと、入浴や食事等はしなくては生活ができません。それが元々困難な方に対してサービスを実施しているフランチャイズは、施設でコロナ等のクラスターが発生しない限り、コロナであろうとかなかろうと必要とされるサービスです。そのため、「コロナで影響を受けにくいビジネスモデル」であると言えます。その他には例えば業務スーパーです。スーパーは全体的に飲食店の抑制により、自宅で調理する需要が高まっている他、所得が下がる傾向になり、価格が低価格になる傾向もあり、コロナで影響を受けにくいビジネスになっていると思います。つまり、コロナであろうとなかろうと必要なビジネスはコロナの影響を受けにくいビジネスであると思います。

また、例として定期的な清掃や害虫駆除等を提供しているサービスも該当します。これらのサービスは、元々「定期的に」実施されることが慣習化されており、コロナで影響を受けにくいビジネスモデルになるのではないかと思います。「サブスクリプション」のビジネスモデルであったり、それを定期的に入れないことで、後々が大変になることがあげられ、コロナに影響を受けにくいビジネスモデルになると思います。

また、配達サービスも伸びています。これは、非接触型、外出抑制がかかり伸びているビジネスであるともいえます。飲食業に行くことはできなくても、人は食べることを抑制はできません。また、いつも自宅で調理するでは、飽きてくるという需要もあり、配達サービスの需要やテイクアウトの需要も出てきます。そこで、伸びているがゴーストレストランと呼ばれる、ネット上の店舗を構えて、配達サービスのみを現在の飲食店のキッチンを活用して展開するビジネス等も配達サービスの充実によって伸びています。

上記は、コロナでの影響下での伸びているフランチャイズの要素を検証した結果となります。今後、フランチャイズ本部構築や立ち上げ・新規事業・独立起業の参考にして頂ければ幸いです。