フランチャイズ本部構築における加盟金の設定方法とは?
弊社では多くのフランチャイズ本部構築・立ち上げのご相談をお受けしております。その際に多い加盟金の設定方法について解説をしていきたいと思います。
フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている企業様は、必ず検討するといっていい加盟金。どのように決定をしているのでしょう。
今回は、そのようなご相談に対応して、フランチャイズ本部構築や立ち上げ時に検討する加盟金の設定方法について解説をしていきたいと思います。
1.そもそも加盟金とは何か?
そもそもフランチャイズ本部構築や立ち上げ時に検討する加盟金とは何でしょうか?多くの企業は以下のように設定しております。
〇ブランド使用料として
フランチャイズは自社のブランドや業態のビジネスモデルを活用して、商売を実施して頂くビジネスモデルです。当然、フランチャイズ本部構築や立ち上げを実施している側としては、ブランドを使用して頂くのでブランド使用料を徴収することが多いものと存じます。
このブランド使用料として加盟金を設定することが多いのです。
〇経営ノウハウ提供料金として
ブランド使用と併せて、様々な成功モデルの経営ノウハウを提供することになります。この経営ノウハウ使用料として加盟金を設定することが多いものです。
〇初期立ち上げ費用として
これは、開業準備費用として別にするケースもありますが、多くのフランチャイズ本部では加盟金の中に入れていることが多いと思います。初期の開業立ち上げにおいては、商圏調査や物件の精査、内外装工事のアドバイスや従業員の募集・採用・教育方法、広告宣伝方法など立ち上げに関しては、実際の加盟店の店舗に入り込みを実施する必要が多くあると存じます。この費用として加盟金を徴収するというものです。
加盟金の内容は、各企業様で決定ができます。重要なことは加盟金は何のための費用なのかを契約書などで明確にすることであると思います。まずは、加盟金の設定において、自社のブランド使用料や経営ノウハウの使用料の対価、初期立ち上げの費用として頂くには、いくらが妥当なのか?を検討することになります。
2.加盟金の設定方法とは?
対外的な加盟店の加盟金の内訳は上記に明記を致しました。しかし、フランチャイズ本部構築や立ち上げを実施する本部にとっては、既にブランドは確立されており、経営ノウハウも確立されているため、改めて費用がかかることはないことが多いと思います。
そのため、加盟金は、初期の立ち上げを行う上での人件費以外については、そのまま本部の加盟になるケースが多いものと存じます。
〇業界にとらわれずに他社の加盟店開発戦略を参考にする
その際に一番初めに確認頂きたいのは、まず業界にとらわれず、他のフランチャイズ本部構築や立ち上げを実施している企業の加盟金の設定金額と内容を確認することではないかと思います。
特に業種ではなく、おなじような加盟店のターゲット層を狙っているところについては、横比較することであると思います。
フランチャイズの特性としては、業種で検討する場合もありますが、同じようなターゲット層のフランチャイズ本部から自分が興味のある業種を幅広く探す傾向があるためです。これはフランチャイズを1つの商材ととらえている結果であると思います。
〇加盟金の資金使途に基づき設定する
もう一つ参考にして頂きたいのは、加盟金の資金使途です。フランチャイズ本部構築や立ち上げを行う際に初期立ち上げを行う人件費以外に必要なものとしては、フランチャイズ加盟を促すための広告宣伝費があると存じます。
フランチャイズ本部構築や立ち上げを行った会社の情報を加盟店は何かの方法がないとフランチャイズを募集しているかどうかわかりません。そのためには、広告宣伝を多くの場合は打つことがあります。この広告宣伝の1件あたりの獲得単価を出し、それに人件費や利益を乗せる方法となります。
この検討がないと、ロイヤリティ等で広告宣伝費を回収する傾向になり、フランチャイズ本部は獲得すればするほど、赤字になる可能性が出てきます。また本部としての売上シュミレーションが弱くなることもあります。
つまり、通常の商品で原価を確定させ、売価を乗せることと同じことになります。
フランチャイズ本部構築・立ち上げにおける加盟の設定については、簡単ではございますが、最低限、上記を参考にしてして頂ければ幸いです。
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