事業が軌道にのってきた際の更なる事業展開の方法とは?
本日は、事業が軌道にのってきた際に、更に拡大を図る事業展開の方法についてお話をしていきたいと思います。フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている企業様もぜひ、参考にして頂ければ幸いです。
1.事業展開の種類とは?
事業が軌道にのってきた際は、必ず検討するのが事業拡大です。経営者なら当たり前であると思います。しかし、事業を拡大するといってもいろいろと方法があるのです。今回はその点について事業展開の種類についてお話をしていきたいと思います。
事業展開の方法は大きく言うと5つあります。
①新市場浸透戦略
〇既存市場において、既存の商品・サービスをさらに展開する戦略です。
〇既存市場には、競合がいることが多く、競合他社に勝つことにより、シェアを高めることになります。
②新市場開拓戦略
〇既存商品やサービスを新しい市場に売っていく戦略です。
〇そのため、新たな販路の開拓を行います。フランチャイズ本部を構築・立ち上げを実施し、展開を行っていく方法や海外展開等を行う戦略がこの戦略となります。
③新製品開発戦略
〇既存市場に新しい商品の開発を行い、既存顧客への展開を目指す戦略です。
〇既存顧客のニーズや利用シーンなどから新しい商品を開発し、顧客へ展開を図ります。
④多角化戦略(新規事業)
〇既存事業維持しながら、新しい市場で新しい商品やサービスを展開する戦略です。
〇通常言われる新規事業とはこのことを指します。
〇当然、新しい市場で新しい商品で挑みますので、高いリスクを伴う場合が多く発生しています。
⑤事業転換戦略(新規事業)
〇これも俗にいう、新規事業ですが④と違うところがあります。
〇それは、既存事業を縮小又は廃止を行い、新しい市場で新商品・サービスを展開する戦略となる点です。つまり、事業を変えていく戦略となります。
〇新規事業が軌道に乗るにしたがって、現在の市場や商品やサービスを縮小していく戦略となります。
〇当然、厳しい環境があるため行うものですから、事業の多角化よりもリスクが高くなります。
事業を更に拡大する戦略も5つもあります。
拡大を図る際は、実際のところは、事業分野に応じて1つ以上用いることが多いと存じます。
重要なことは、それぞれの展開にはそれぞれの戦略が別に必要であるということです。
かぶる部分もあるかと存じますが、必ずそれぞれに戦略を立案することが重要となります。
2.自社ならどうすべきか?を最初に決める
戦略を検討するには、方向性が決まらなければ戦略も決めようがありません。
そのため、自社ならどうすべきか?を最初に決める必要があります。
これは、自社の現状の売上状況や利益状況などの財務状況にもよるでしょうし、商品やサービスが持っている市場性や成長性によっても違うでしょう。内部の経営資源によっても変わってくると存じます。
事業の展開は基本的に動き出には、大きな労力が必要となります。
そのため、コロコロと戦略を変えるわけにもいきません。
そのため、今後の企業にビジョンや目標から、しっかり最初に方向性を決めることをお勧めします。
事業展開の取る方法や戦略の内容によっては、今まで非常に好調であった業績についても、悪化し、撤退を強いられることも発生します。
よくテレビなどであの企業は好調だったのに、近頃はうまくいっていない等を目にすることがあると存じます。きっと事業展開の方向性や戦略に何がが問題があったのでしょう。
弊社では、フランチャイズ本部構築や立ち上げを数多く扱うこと多いですし、新規事業の戦略立案なども数多く扱っています。その際でも「本当にこの企業様はこの方向性や戦略が妥当であるのか?」といつも悩まされることがあります。
それくらい重要なことですので、今後、更に事業拡大を図る企業様については、上記の5つをどうするべきか?しっかりご検討頂きたいと存じます。
上記。5つの具体的な方法については、別のブログで解説して参りますので、また参考にして頂ければ幸いです。
【フランチャイズ本部構築・立ち上げ支援】
【販路企画の著書】
【販路企画のセミナー】
【経営に役立つ情報を無料発信:店舗経営塾】 いいねお願いします。