フランチャイズ本部構築を活用した海外展開
フランチャイズ本部構築を行い・立ち上げ後、海外展開を行いたいというお客様の要望が増えてきました。今回は、フランチャイズ本部を活用した海外展開の方法について解説を行っていきたいと思います。
1.海外の日本のフランチャイズについての関心は高い
フランチャイズ本部の目的は、自社のビジネスモデルや経営ノウハウを提供し、多店舗展開を行っていく手法ですが、ここ最近、フランチャイズ本部を構築し、国内で展開をある程度実施した後に、海外で展開を行いたいというご要望が増えてきています。
理由としては、国内の市場のシュリンク化が原因であると存じますが、海外はこれから発展する国も多数あり、自社で独自で多店舗展開を行うより、経営ノウハウやビジネスモデルを提供して、現地の企業に展開をしてもいたいという思いからです。
弊社でも、海外展開の支援を様々な形で展開を実施しております。
ベトナムには弊社のクライアント様もいらっしゃいますし、中国やタイには、弊社とパートナーシップを組んでいる企業もあり、海外展開を行う上での必要なビジネスマッチングを行う支援先の連携も現在進めています。
海外の企業様ともお話をすることが多い中、日本のビジネスモデルは非常に海外の方からすると魅力であるということがわかりました。
日本では少し古くなったビジネスモデルでも海外ではこれから発展するというビジネスモデルもあり、メイドインジャパンはモノだけでなく、ビジネスノウハウについても通用するものなのだなと感じております。
海外から、日本の企業への視察も盛んです。
成長企業が日本でどのようなビジネスモデルを展開しているのかについて非常に海外の方は関心があり、店舗視察も含めて盛んに実施されております。
それだけ、日本のビジネスモデルは価値が高いということになります。
フランチャイズはビジネスモデルを販売することですので、親和性が高いということで、フランチャイズ本部を構築し、立ち上げを行い、海外展開を検討したいというご要望になっているのではないかと思います。
2.海外でのフランチャイズ展開で活用されるマスターフランチャイズ
海外展開を行う際に活用されるのが、マスターフランチャイズというものです。
日本国内ではエリアフランチャイズと似ているものではないかと思います。
海外の有力な企業にマスターフランチャイズ権を与え、本部として加盟店開発を行う権利を与えるものです。その場合にフランチャイズとして行う研修やスーパーバイジングという本部機能の一部を与える場合もあります。
簡単に言うと「〇〇の国のミニ本部機能を与える」契約というものです。
日本でも多くの成功企業では、アメリカ等から日本国での権利を買い、商売を行っております。それを逆に輸出するというものになります。
本部機能としてある商品開発などは大元の本部しかできないこともあると存じますので、当然、日本にある本部が行いますが、現地の企業が行った方が良いものについては、現地の企業に任せるというものです。
これを活用することで海外展開もフランチャイズ本部を活用して展開をすることが可能なのです。
マスターフランチャイズ本部は、加盟店の開発も行います。
そのため、加盟金や研修費などの費用も徴収し、一部を大元の本部へ提供することになります。更にロイヤリティも同じです。
その国での直営展開もフランチャイズ展開も両方行うことができるため、有力な企業に任せることで展開が加速されることに繋がるのです。
上記を実現するには、日本国内でのフランチャイズ本部として構築され、展開を行っていることが条件ですが、今後、多くの企業がチャレンジしてくるのではないかと考えております。
海外の企業は非常に売れている業態に積極的で実際に弊社のクライアント様でも直接、フランチャイズ展開をしたいので契約したいと言ってこられるとこともあります。
皆様も多店舗展開やフランチャイズ本部構築・立ち上げ展開を実施する上で目標として掲げてみてはいかがでしょうか?
フランチャイズ本部を活用した海外展開については今後も継続的にブログでアップしていきます。
【販路企画のフランチャイズ本部構築・立ち上げ支援】
【販路企画の著書】
【販路企画のセミナー】
【経営に役立つ情報を無料発信:店舗経営塾】 いいねお願いします。