人手不足解消のための店舗従業員を戦力化する情報共有
本日は、多店舗展開やフランチャイズ本部構築・立ち上げや店長教育を実施する上での、店舗の従業員を戦力化するための情報の共有化についてお話をしていきたいと思います。多店舗展開やフランチャイズ本部構築・立ち上げを実施する方は参考にして頂ければ幸いです。
1.なぜ店舗の従業員の戦力化に情報共有が重要なのか?
現在、店舗型の飲食店や小売業、サービス業などでは、人手不足が非常に叫ばれている状況となっています。日本の人口は、今後更に減少するともいわれ、どうしても人手を必要とする店舗型ビジネスにおいては、喫緊の課題となっています。
更に、従業員の世代間の違いにより、「今の従業員は言っても言うことを聞かない」や「何を考えているのかわからない」などの話が出ています。そういう中でどのように店舗型ビジネスは人手不足を解消し、従業員を戦力化をしていかなければならないのでしょうか?
この問題は、一つの施策で解決することはないと思っています。
私は、自分でも店舗に入っておりましたのでそれがよくわかります。
今後のブログではそのような内容についても触れていきたいと思っています。
私は人手不足になる原因は、以前のブログでも書きましたが、次のような式の際に発生します。
〇人がやめる数≧人が入る数 = 退職率の低下
〇必要な仕事の数や能力≧現行の人ができる仕事の数や能力 =従業員の戦力化
つまり、人手不足は退職率の低下を図り、従業員を戦力化すれば解決ができることになります。
これから新しく入る従業員さんについては、当然募集を工夫していくのは当たり前だと思いますが、従業員が入らないのは、絶対的な人の数が減っているのに対して、募集している数が多いからであり、その中での解決策は他社よりも魅力的な職場に見える差別化が重要であり、退職率の低下や従業員の戦力化が結局のところは、重要となるのです。
では、人手不足や従業員の戦力化になぜ、情報共有が必要となるのでしょうか?
まず従業員の戦力化についてですが、従業員が戦力化している状態とは、店舗の売上や利益を上げる計画について従業員が実行し、成果を上げている状態を指します。つまり、売上や利益を上げる計画をもともと従業員が知らなければ、実行できません。つまり、情報の共有化が必要となるのです。
また、成果を上げるためには、どのように、効果的に実行するのかを教育し、評価しなければなりません。教育も情報共有ですから重要となるのです。
つまり、従業員の戦力化には情報共有が重要であることがわかります。
人手不足についても実は同様なのです。退職率のほとんどは、次の内容が原因です。
「職場の仲間とうまくいかなかった」 ⇒ コミュニケーション
「自分が仕事ができるようにならない」⇒ 情報共有
時給が低いや他にやりたいことがあるなどは、実は核となる退職理由ではありません。
なぜなら時給は入る前から了解して入ってきていおり、やりたいこと等は仕事をしながら軸が構成されていくものであり、基本的に自分がその仕事ができれば、基本的には楽しいものです。これは皆さんの心に本当に問いかけをすればよくわかります。
つまり、情報共有は、人手不足解消にも従業員の戦力化についても重要なポイントとなります。
2.情報の共有化とは何があるのか?
店舗型ビジネスの情報共有とはどのようなものがあるのでしょうか?
〇朝礼や終礼
〇従業員ミーティング
〇作業割当や作業マニュアル
〇教育
〇情報ノートや掲示板
〇LINEのグループやメール ・・・・等等
あります。ダイレクトコミュニケーションもあれば、みんな全員になど。
伝える目的によってやり方は様々です。私はこの、複数を活用することをお勧めしております。それは方法毎にメリット・デメリットがあり、使い分けが重要だからです。
上記の中でも特に朝礼は最重要であると思っています。
中身については、次回以降のブログで明記していこうと思いますが、朝礼は私の今までの経験でも効果が一番大きいのです。
まずは、人手不足や従業員の戦力化を検討されている方は、情報共有をぜひ、今一度出来ているのか確認して頂ければと存じます。多店舗展開やフランチャイズ本部構築・立ち上げ、店長教育を検討されている方は、特に検討下さい。
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