最低賃金の引き上げ
本日は、『最低賃金の引き上げ』についてお話をしたいと思います。
国としては将来的には1,000円を目指すというのが新聞にものっていました。
時給のアップは店舗の利益に直接影響を与える問題です。
今後どうすれば良いのでしょうか?
ちなみに今年の最低賃金は主要は以下の通りとなっております。
全国平均:798円。東京:907円。福岡:743円。佐賀、長崎、熊本、大分、鹿児島:694円。各地域毎に違いはありますが約20円程度のアップとなっているようです。
これが時給ですから、月給に反映すると更に影響を与えることになります。国の政策の目的はわかるけど、このまま時給が上がっていけばどうすればいいのか?
不安に感じる店舗経営者様も多いと思います。
今後の時給アップへの対応について私なりのポイントを考えてみました。
①お客様1人当たりの単価を上げる
・単価は1点当たりの単価と買い上げ点数になりますので、お客様1人に対する単価を上げる必要があると思います。
・1点当たりの単価改善は付加価値商品の取り扱いとなります。
お客様が少し高いお金を出しても買いたい。そういった付加価値をどこで出すか?これが重要だと思います。
・ただ、こればっかりの商品ラインナップでは店舗としては、高い店だけになる場合もあるため、自店の商品のラインナップのバランスと戦略も重要だと思います。
・買い上げ点数の改善は、関連商品の販売促進ということになると思います。
・関連商品の販売を促進するためには、どのような組み合わせで関連を促すのがの仕組みや提案も重要ですが、当然、接客が絡むケースが非常に多くなりますので、接客の改善が必要になると思います。
②生産性の向上
・従業員数1人当たりの生産性を上げるという方法です。
・マクドナルドは昔から1人当たりの生産性が非常に高いとされ、よく食品製造工場に例えられることが多いです。
・生産性を上げるために、厨房機器の配置も検討され、どのような導線で従業員さんが動けば一番効率化し、生産性を上げることが出来るのかを検討しています。
・製造業はこの点を昔から非常に重要視していますが、今後店舗でもこのような時代になってくるのでしょう。
③従業員評価
・上記のことを実行するためには、当然、その責任と権限を与え、情報を共有化し、頑張っている人への評価が必要になってくると思います。
まずは、従業員さんも交えて今の状況を打開するためのミーティングを開いてみてはいかがでしょうか?
店舗の悩みを率直に従業員さんに伝える。そこから始まると思います。
人手不足の時代ですから、採用は非常に店舗型ビジネスによって厳しい状況。余分な採用ができない環境と更に時給アップにより、より、単価の改善と生産性の改善が求められる時代になっていくと思います。
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