出店の際に必要な競合調査について

出店の際に必要な競合調査について

 

本日は、店舗の出店やフランチャイズ本部展開等を行う上で、出店に必要な商圏調査の第3弾のお話をさせて頂きます。 前回、顧客調査の概略についてお話致しました が、今回は、競合調査についてお話致します。

 

商圏調査の中でも競合調査はとても重要なものです。

何故かそれは自店を差別化しよう とした場合に、対象がどこよりも優位又は負けて いることがわからないと差別化のしようがないからです。

 

では競合調査はどのようにすれば良いのかですが、 まず大事なのは、自店で何を差別化にしようと しているかをおおよそめてしまうことです。顧客調査を行ってこんなところに需要がある。

こんな方が対象だ

等とわかると対応も少し見えてきます。

 

その内容について、競合はどうやっているのかという視点で見ないと対象がいっぱいありすぎで 正直、薄い競合調査になってしまいます。 ですので先に、仮説を立ててその仮説を立証する ため、もしくは更にブラシュアップさせるため に競合調査を行うということです。

 

競合調査では当然、初歩的な店舗の概要は 調べますが、具体的な商品になると対象を絞り こんだ方がわかりやすいと思います。

 

今回は、店舗の概要についてお話します。

店舗の概要はおおむね以下のことを見て頂きたい と思います。

 

 

〇店舗情報

店舗の営業時間・休日、店舗面積、席数、ゴンドラ数、 免許品等

 

〇立地要件

駐車場台数、面積、侵入性、視認性、回遊性、 立地要件等

 

〇サービス状況

店内スタッフ人数、接客技術、スピード、商品知識、 販売力、店舗面積当り人数等

 

〇販売促進状況

広告宣伝媒体、回数、エリア、大きさ、宣伝内容、 看板視認性、再来店策等

 

〇ロイヤリティ

営業歴、知名度、イメージ等

 

その上で、商品情報は仮説をもってみます。

 

〇商品情報

品揃え数、重点アイテム展開、在庫量、価格、 品質、付帯サービス等

商圏で強い3店程は調査に行くことが大事です。

その調査結果をもとに競合の強み弱みを出します。

そして、自店強み弱み比較すると 一目でどういう戦略をとればよいかわかるよう になると思います。

 

更に調査が続きますが、続きは次回のブログで公開します。

具体的な手法につきましては、今後のブログでも公開していきます。

 

★★★★★本日のポイント★★★★★

競合調査は、まず顧客調査の結果をもとに仮説 をもって見に行くことが大事です。

商圏調査の中で競合調査は欠かせないものです。 しっかり調査を行いましょう。

 

実践して初めて、意味があります。実践されなければ結果は出ませんので、自店で出来ているかどうかのチェックも含めて確認して頂ければと思います。

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