不動産業の新規事業向けなフランチャイズとは？

今回は、「不動産業の新規事業に最適なフランチャイズはありますか？」とフランチャイズ加盟を検討されている方からご相談がありましたので、解説していきたいと思います。

◯不動産業の新規事業向けなフランチャイズとは？

不動産業の新規事業向けなフランチャイズとはどのようなものがあるのでしょうか？

弊社でも最近不動産業の方が「新たな新規事業にチャレンジしたいけど、どのようなフランチャイズが良いか」とよく聞かれます。私が不動産業が新規事業として活用するフランチャイズの選定のポイントについて解説していきたいと思います。

◯ストック型収益のビジネスモデル

不動産業に新規事業に最適なフランチャイズは、ストック型収益のビジネスモデルではないかと思っております。不動産業は、仲介や売買等によって得られる売上は、都度のショット型の売上となるケースが非常に多い状況です。それに賃貸管理等や住居にまつわる商材等を活用してストック型収益を実現していると思います。

しかし、賃貸管理は、元々古くからの付き合いでこの不動産業に依頼しているという点で、新規参入の不動産業やどんどん拡大を図りたい不動産業からすると、参入障壁は高いビジネスではないでしょうか？

都度のショット型の売上は、売上規模は大きくなりますが、契約できなければ全く売上が上がらない仕組みになっており、常に新規顧客を追い求めないといけません。そのため、不動産業の新規事業で取り組むのであれば安定経営を目指されることをお勧めしたいと思っております。安定経営を目指すためには、一度お客様と契約を実施すれば、ある一定頻度でお客様が利用され、売上になっていくビジネスではないかと思います。それがストック型ビジネスです。例えば、介護デイサービスやナーシングホーム、訪問看護、障がい者生活介護、放課後等デイサービス、店舗型の害虫駆除ビジネス等はまさにストック型ビジネスの典型ではないかと思います。その他にも、リピート率が高いビジネスであったり、回数券等を販売するエステサロンなども比較的ストック型ビジネスになりやすいです。

◯不動産の物件の情報収集を活かせるビジネス

2つ目にお勧めビジネスは、不動産業の物件情報収集を活かせるビジネスです。飲食店等があるのではないかと思います。「いつかは飲食店をやりたい」そのように考えている不動産業の方は多いようです。そこで飲食店を始めるきっかけになったのは、「ここで飲食店やったら儲かるな」と思えるような物件情報が入ってきたときです。

不動産情報は、元付け不動産業がだれよりも早く情報を収集することができますので、このような情報を活かして、立地が売上に左右するような飲食店は不動産業の新規事業として最適であると思っています。この場合は、ご自身で物件の契約も実施し、工事も自分で発注して行うことが出来たりして、通常の飲食店の開業費用よりも安く開業ができることが多くなると共に、全く不動産業と全く別の業態であるため、不動産業のリスクヘッジにも使えると考えております。

◯不動産業のフック商材として使えるビジネス

不動産業には、様々な方がご相談にご来店されると思います。例えば高齢者の方です。しかし、高齢であるがゆえに身元保証人がいないと契約できないケースもあるのではないかと思います。このような機会ロスをなくし、高齢者ビジネスに参入できるビジネスとして、身元保証ビジネスがあります。また、施設を紹介すると紹介料が頂ける老人ホーム紹介ビジネスもあります。このようなビジネスは高齢者との信頼関係の構築にフック商材に最適で、高齢者が施設に入るのであれば、ご自宅を事業物件として賃貸にしたり、売買の需要なども出てきます。フック商材として不動産業の新規事業に参入し、本業の不動産業の売上を上げていける相乗効果の高いフランチャイズは最適ではないかと思っております。

今回は、不動産業の新規事業におけるフランチャイズの選定のポイントについて解説をさせて頂きます。不動産業の新規事業をご検討の方の参考になれば幸いです。