フランチャイズ本部のスーパーバイザーはどのように配置すれば良いのか?

フランチャイズ本部スーパーバイザーはどのように配置していけば良いのか?

フランチャイズ本部構築立ち上げ時の企業から「フランチャイズのスーパーバイザーの配置はどのようにすれば良いのですか?」とご相談があり、今回はこの点について解説をさせて頂きます。

〇フランチャイズ本部構築立ち上げ時のスーパーバイザーの配置はどのようにすれば良いか?

フランチャイズ本部構築立ち上げ時は、フランチャイズ本部はアーリーステージと言われ、人的資源は限られたものしかありません。これからフランチャイズ加盟店の獲得活動は実施するけれども、実際には、どれくらいの人数を抱えていくべくきか?実際に動かしていないので、見えない状況です。

そのため、これから獲得したいフランチャイズ加盟店の目標数はありますが、実際に採用してしまえば、簡単には、目標数が達成しないから、お辞め頂くようなことはできません。そのため、現場では実際の動向を確認しながら、人を増やして充実させていくことになります。

弊社で支援しているフランチャイズ本部構築立ち上げ展開企業は、企業規模にもよりますが、次のような流れで、人を採用しています。

◯フランチャイズ加盟店5店舗程度までは、経営者又はフランチャイズの責任者がフランチャイズの加盟開発から、物件発掘、開業準備、研修、スーパーバイザーまでを担っています。フランチャイズ加盟店が3店舗になった段階で1名直営店からスーパーバイザー候補生を選定し、フランチャイズ加盟店部門に配置を行います。3店舗から配置を行うのは、実際に、経営者やフランチャイズの責任者と一緒にスーパーバイザー活動を行い、業務を理解して頂くためです。

◯フランチャイズ加盟店5店舗~10店舗までは、経営者又はフランチャイズの席に者がフランチャイズ加盟開発を中心に実施していきます。物件発掘、開業準備、研修、スーパーバイザーは現行の1名が単独で実施していきます。

◯フランチャイズ加盟店10店舗~を超えてくるともう1名スーパーバイザーを直営店から選定し、フランチャイズ部門に配置を実施していきます。先輩スーパーバイザーについて、最初は、少ない店舗数~担当していき、2名で30店舗程度まで回していきます。その後は、1人のスーパーバイザーが約20店舗程度(月1回程度のスーパーバイジング活動を想定した場合。3ケ月回程度のスーパーバイジング活動した場合は、約50店舗程度を1人が担当するペースになります)先輩スーパーバイザーは、スーパーバイジング活動から徐々にフランチャイズ加盟開発活動を担っていくようにしていきます。この際には、経営者やフランチャイズの責任者は少しずつ、現場から離れていき、加盟経営者の審査や最終面談等を担当していくようになります。

スーパーバイザーの担当店舗数の考え方は、また今後のブログの中でも明記していきます。

今回は、フランチャイズ本部構築立ち上げ展開時のスーパーバイザーの配置についてです。

上記のように、フランチャイズ加盟店が増えるたびに、スーパーバイザーを増やし、スーパーバイザーが慣れてきたら、新たなスーパーバイザーを増やし、先輩スーパーバイザーがフランチャイズ加盟開発にあたっていくという流れです。私はこれが重要であると思っています。その理由は、次の通りです。

◯フランチャイズビジネスは、現場を知らない人がフランチャイズ加盟開発も実施すべきではないこと。

フランチャイズ加盟店にとっては、様々な不安があります。そのため、細かい点なども確認したいですし、説明する側も聞いた話とやってきた話では全然違います。そのため、営業面においても現場経験者があたるべきであると思います。一番の重要なポイントはフランチャイズ加盟店の心理を知らずに、加盟開発を実施してはいけないといことです。そのため、スーパーバイザーから加盟店開発担当者を当てるべきです。

◯スーパーバイザーは直営店の店長から選定し、配置すべきであること。

スーパーバイザーをよそから採用して配置するというのは非常によくありません。コンサルタントになってしまうからです。コンサルタントとスーパーバイザーの決定的な違いは、フランチャイズ加盟店が実際に行う業務を全て現場レベルで精通し、フランチャイズ加盟店の心理を理解していることです。そのため、スーパーバイザーは、直営店の店長から選定すべきです。そのためには、直営店の店長ができる環境をつくらないといけませんので、直営店の次の店長の採用や育成が重要になってきます。

◯スーパーバイザーの配置人数は、加盟店数とフォロー頻度、ロイヤリティ額によって変わる。

スーパーバイザーがフォローする担当店数は当然、業態によって異なりますが、フォロー頻度やロイヤリティに見合うものになります。フランチャイズ加盟店の増加数に照らして、教育が必要なため、早めにスーパーバイザーに配置をしていきます。担当店が少ない場合は、店長業務と兼務ということもあるでしょう。しかし、いずれは全てスーパーバイザー業務にあてていくというとが必要となります。

上記の3点がスーパーバイザーの配置に重要なポイントとなります。

今回は、フランチャイズ本部構築立ち上げ時のスーパーバイザーの配置について解説をしました。フランチャイズ本部構築立ち上げ展開を検討している企業の参考になれば幸いです。

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