儲かるフランチャイズ加盟の見極め方とは?
儲かるフランチャイズ加盟とはどういうものですか?先日、フランチャイズ加盟をご検討の方から、このようなご質問を受けました。今回はこの「儲かるフランチャイズ加盟」について解説をしていきたいと思います。
〇加盟したら全て儲かるフランチャイズが果たしてあるのか?
儲かるフランチャイズ加盟。確かにすべての加盟店がそのようなフランチャイズがあれば良いですが、前提は経営を実施するのは、フランチャイズ加盟店であり、残念ながら全ての加盟店が儲かると言えるフランチャイズはほぼないのではないかと思います。成功する人もいるし、失敗する人もいる。その成功確率はフランチャイズ本部によっては大きく変わると言えると思います。
また、「儲かる」の基準も加盟される方それぞれの価値観のたによって儲かっている基準が違います。しかし、事業を始めて独立開業する方や新規事業で事業をするにしても例え副業であっても儲かりすぎることには越したことはありません。そのためそのような質問が出てくるのであると思います。ここでいう儲かるとは「営業利益」を指しています。売上ではありません。
〇フランチャイズ本部の売上利益シュミレーションは信じても良いのか?
儲かるフランチャイズを探す際の指標値になるものが、フランチャイズ本部が出している「売上利益シュミレーション」ではないかと思います。しかし、問題はこれが信ぴょう性が高ければ判断基準にもなるでしょうが、実際は、かなり脚色しているフランチャイズ本部も多いように感じます。重要なことは、その売上利益シュミレーションの内容を同業界でも比較し、良ければ何が良いからいいのか?悪ければ何が悪ければ良いのかを要因を検討することです。また、詳細の中身をフランチャイズ本部にもしっかり確認することではないかと思います。その上で、弊社が支援を実施した企業の実際の経営モデルを確認し、下記の傾向の場合は儲かる可能性が高い見極める視点ではないかと思います。
〇顧客の獲得が容易
実は売上利益シュミレーションよりも重要なものはこれではないかと思っています。顧客獲得が容易であることは、売上を上げる要素に大きく役に立ちます。どれだけ粗利率が良くても経費が低くても顧客獲得が容易でないと儲かるビジネスモデルとは言えません。次のような例が顧客獲得容易な要因ではないかと思います。また、リピート率やストック率も重要ではないかと思います。
・単価が低い店舗型ビジネス
・日常的に購入されている商品分類で差別化されている商品又はビジネス
・独自の成果の上がる集客手法が確立されている
・独自の成果の上がる営業手法が確立されている
・トレンドな商品・圧倒的に差別化されている商品
〇粗利が高いビジネス
粗利が高ければ、当然、儲かるビジネスモデルになると存じます。しかし重要なことは粗利率だけでなく、粗利額の視点です。例えば売上が非常に高い場合、粗利率が低くても粗利額が取れるわけで、経費があまりかからないのであれば儲かるフランチャイズとなるわけです。
〇経費が低いビジネス
経費といえば、メインの経費は、人件費、賃料、ロス費用、広告宣伝費となります。人件費は売上が高くなればそれなりに必要なわけで、重要な視点は1人当たり生産性額ではないかと思います。賃料は低ければ低いほど良いですが、店舗型は賃料が安くなればなるほど、立地が劣位になる傾向が強く、無店舗型であれば、顧客獲得の容易性が下がることになります。つまり売上とのバランスということになります。また人が多く必要とするモデルは昨今の人手不足の観点から求人募集広告費もしっかり検討しておかなければなりません。広告宣伝費も顧客獲得単価が重要であり、売上の〇%は広告宣伝費として投下すべきという考え方もあり、広告宣伝でメインのお客様を獲得する業態は、売上とのバランスが重要ではないかと思います。つまり単に経費が低ければ儲かるというものでもないのです。
〇初期投資が低いビジネスモデル
初期投資が低ければ低いほど、儲かりやすいビジネスに近づきますが、ここで重要なことは投資回収月数ではないかと思います。大型の投資であっても売上が高く、利益額も高いのであれば投資回収は早くなります。重要なことは昨今の時代の変化に応じてスピード早く回収ができるビジネスであることはないかと思います。
今後、フランチャイズ加盟をお考えの方は「儲かるフランチャイズについて」一つの参考基準にして頂ければ幸いです。
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