多店舗展開のデメリット

多店舗展開のデメリット

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本日は、多店舗展開のデメリットについてお話をしたいと思います。前回多店舗展開のメリットをお話させて頂きましたが、デメリットももちろんあります。

両方を検討の上、進めていくべきことではないかと思います。

①人材育成

・多店舗展開のデメリットの一番は、人材育成が必要であるということです。オーナーだけでは2店舗はみることができません。
必ず、別に信頼のおける店長が必要となります。その店長の育成が重要になるということです。
・店長と言える人材と育成がなければ多店舗展開成功は難しくなります。

②人の募集・採用

・今でも『人手不足なのに・・・』という店舗は非常に多いですが、多店舗展開を行えばその分更に人員が必要となります。
・新商圏での出店となることが多いでしょうから、新たな従業員さんの獲得にも繋がりますが、人手不足が2店舗共になれば、その苦労は2倍となります。

③商品・サービスの標準化

・2店舗全く別のメニューやコンセプトであれば違いますが、おおよそは1店舗目の成功ノウハウを使って、2店舗目を開店されるものと思います。
・そうなれば、1店舗目と同じ、味や品質が担保できなければ、お客様からの信頼を余計に失うことになります。
・オーナーさんが知っておけばよかっただけでは済まない環境となります。

④原材料供給や物流手段

・店舗間が離れている場合の原材料の供給先をどうするか、物流はどうするか?等も検討が必要です。デメリットとは言えませんが、検討課題として必要になります。

⑤資金面

・店舗は大きな投資が必要となるビジネスです。
・当然、投資ですから、リスクが伴います。
・2店舗目が売上が乗らない場合には、その残債が1店舗目の経営に影響を与えることもあります。
・1店舗目で成功しているからと言って、2店舗目が成功するとは限りません。
・物件選定を含めて、非常に考慮しなければなりません。

以上が、多店舗展開のデメリットだと思います。
1店舗でも増床などで売上を更に上げることも可能です。

今後の将来像と照らしてしっかり検討頂きたいと思っております。

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