交通量が多いことは店舗に有利か?
先日、この質問を受けました。この疑問について回答させて頂きます。
交通量は、それは車の交通もあれば、人の通行量もあると思います。
各店舗毎に商圏調査や競合調査・出店調査を行う上で計測する必要があるものがこの交通量というものです。なんとなく多ければいいような気がします。
多いということは、人の通りが盛んです。店舗の存在にも早く気づいてももらえるでしょう。
ですので、よく聞くのは、大通りの通りに出店すると売上が上がりやすいということ。
しかし、皆さん疑問に思ったことありませんか?
大通りなのに何故かよく閉店する店舗があること。
実は、交通量が多いことが決して店舗に全てプラスに働くことはないのです。
それが俗に言う、ヘビートラフィックというものです。
これは、交通量が適量ではなく、非常に多いというものです。
そうなるとどうなるのか?そうです。渋滞が発生するということです。
渋滞が発生すればどうなるのか?次のような問題が出てきます。
渋滞が多いため、入りづらい。出づらい。
侵入口が渋滞でふさがり、出るに出れない。 渋滞していると早くこの渋滞から解消されたい。 交通量が多くなる為、左折や右折しにくい |
つまり、交通量が多くなりすぎると、お客様が店舗に入ったり、出たりすることに障害が出てくるのです。
そうするとどうなるか?同じような商品であれば、別のところで購入しようとなってしまします。
また、1回目は予約しているから行くけど、2回目はあそこは行くのに時間がかかるから他のところに行こうとなるのです。
交通量は、少なければいいことはありませんが、多すぎるのも問題。つまり適量でないといけないということ
になります。この適量の水準等は、研修講座等はお話をしておりますが、複数パターンがあります。
まずは、ご自身で『売上が上がらない』『これから出店する』場合は、まずは、自分の店舗の交通量を測ってみましょう。交通量が多すぎないか?少なすぎないか?
時間帯事にはどうか?朝・昼・夜。
店舗の前面道路は渋滞しないか?これは、現場調査を行えば、よくわかるはずです。
是非、まずはご確認してみて下さい。
そして、他の同業種の繁盛店の交通量と複数比較をしてみて下さい。
おおよそ複数を比較すると適量が見えてくると思います。
最初の質問の答えは、『店舗の状況を見て適量』が重要です!!
決して、多いからと言って、いいわけではありません。
今後のブログでも、更に詳細をお話していきます。
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