人口統計調査の考え方

人口統計調査の考え方

本日は、店舗の売上アップフランチャイズ展開多店舗展開を行う上での商圏調査を実施する上で人口統計調査の考え方についてお話します。前回のブログで商圏の範囲の考え方についてお話を致しました。今回はその中でも人口統計調査についてお話致します。

自店の商圏半径2kmや1kmと特定し、導線に基づく実勢商圏を出したら、そこの人口調べます。

なぜ人口かというとこれも業種や立地により変わりますが、自店の利用をされる方は商圏範囲に住んでおられたり、勤務される方が多いからです。
くどいですが、業種や立地により変わります。

例えば、日用品店があったとします。
他店と同じ商品を扱っているのであれば、お客様は近くのお店に買いに行きます。

そうするとそこに住んでいる人口が大きな影響を与えるということです。

ではそういう場合どこから情報を仕入れれば良いのでしょうか。

まずはホームページを検索します。必ずそこに人口統計調査の結果が乗っていますので、それを商圏に当てはめて、例えば〇丁目の人口〇人のように商圏内人口プロットします。そうすると商圏範囲に住んでいる人口がわかります。しかしこれだけでは不充分です。

人口統計調査からは次のようなことを調べます。
男女の人数
年齢毎の人口
世帯数
1世帯当たりの人数
人口推移
昼夜間の人口
家計調査による年間平均支出
所得水準

などです。こういったことは全て行政の統計調査の中にありますので、商圏地図にその数を記入していきます。そうすると自店の商圏の範囲にでれだけの人口がいて、人口が増えているのか、単身世帯が多いのか所得層がどれくらいの方いるのか。年齢層はどれくらいなのか等必要な情報がわかります。

それによって、自店の商売がその立地で成り立つのか?また、どういったニーズがあるのかを仮説
を立てることが出来るようになります。また、販促手法も当然変わると思います。

例えば、高齢者層を狙うのであれば、どのエリアを重点的にどの媒体でなど戦略を立てることが
できます。これをエリアマーケティングと呼んでおり、店舗のマーケティング戦略はこのことが軸となります。しかし、実際には出店前にこういった調査をしている店舗様は少なく、周りから聞いていいところだからと言って出店しているケースが多いです。

既に出店をしているお店様も継続して実施することが重要です。

具体的な手法につきましては、今後のブログでも公開していきます。

★★★★★本日のポイント★★★★★

まずは人口統計調査を行い、商圏のお客様を把握しましょう。

実践して初めて、意味があります。実践されなければ結果は出ませんので、自店で出来ているかどうかのチェックも含めて確認して頂ければと思います。
 

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