スーパーバイザーに必要な研修とは?
フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討の企業様より、スーパーバイザーに必要な研修についてご質問がありましたのでブログにてご回答をしていきたいと思います。
〇厳しい時代にこそ求められるスーパーバイザー力
フランチャイズ本部構築や立ち上げを実施した企業、直営で展開を行っている企業の両方から、コロナ期に入りご相談が多いのが「スーパーバイザーの能力向上」です。厳しい環境になると日ごろ臨店を実施する「スーパーバイザー」のアドバイス内容が非常に有効でないといけないというのは、皆様よくご理解されると思います。
私達コンサルタントもこのような厳しい時代には、完全に2極化し、数値をより変えれる実務家の可能性があるコンサルタントには、仕事が多く舞い込んできて、評論家のコンサルタントは、全く仕事がなくなるという現象が発生してきております。つまり、我々コンサルタントも真価が問われる時代になってきているのです。
今までは、訪問しても大して意味がなかったスーパーバイザーもフランチャイズ契約があるので加盟店としてはさほど大きな問題にしてこなかったり、加盟店同士の相互交流によってスーパーバイジングの役割を果たして企業も「それでは本部は何をやっているのか?」が問われる時代になってきているのです。
今後、フランチャイズチェーンだけでなく、レギュラーチェーンについてもスーパーバイジング力が問われる時代になってきていると感じます。
〇スーパーバイザーに必要な研修
このような環境化において必要なスーパーバイザーの研修は2つあります。
〇フランチャイズ本部の成功モデルを水平展開し徹底するための体制づくりと研修
多店舗展開の最大の強みは水平展開ができることです。他の店舗や拠点での成功事例、今までの経営の中で培った経営ノウハウを水平展開を実施することです。そのためには、次のようなことが明確にする必要があります。
①自社の成功モデルの明確化
自社の成功モデルを(商品、商圏・立地、運営、販促)の視点で成功モデルを水平展開を実施する必要があります。成功モデルは継続的に変化していくため、その変化に応じて修正し、各店舗や拠点に水平展開を実施します。店舗間格差を是正する役割が必要となるのです。
②水平展開を実施するためのSV制度の再構築
水平展開を実施するためには、SV制度も標準化を図る必要があります。そのためには、最低次の3つの点は制度構築が必要です。
〇SVへの情報共有化・教育体制
スーパーバイザーに対しての情報共有化体制であったり、教育制度等が必要になってきます。会議での情報発信の方法、その他リアルタイムでの情報発信の方法、SVになるための教育制度の構築等が必要になってきます。
〇スーパーバイザーの臨店計画の作成
スーパーバイザーの臨店計画とは、ただのスケジュールではありません。エリアや各店舗毎の目標と具体的な達成行為を具現化するための行為計画です。この行為計画を作成することで、臨店が計画的な訪問となります。臨店には目的がないと表敬訪問になったり、効果を上げにくい内容となりますので、この月間行為計画の作成方法の研修が必要となります。
〇スーパーバイザーの臨店の型の作成
スーパーバイザーの仕事の仕方がバラバラであれば、情報の共有化もバラバラになります。そのため、臨店や指導の型をつくる必要があります。型を作ったらsの内容をスーパーバイザーに徹底的に研修を実施していく必要があるのです。また、臨店を実施するには、事前準備が重要で、事前準備の内容や臨店時に必要なツール(店舗確認等)の制度を構築する必要があり、その研修も必要です。
〇スーパーバイザーのコミュニケーション方法
スーパーバイザーが情報を加盟店や直営店に共有するには、コミュニケーションを活用して実施します。また、マネジメントも併せて必要となります。その内容をスーパーバイザーに研修を実施する必要があるのです。
③スーパーバイザーの問題解決スキルの向上
スーパーバイザーの大きな役割の2つ目は個々の担当店の数値を改善するための個々の問題解決の視点です。これは全くコンサルタント同じ方法を活用します。物事の問題と原因を把握し、原因の本質を見抜き、対策を検討し、提案するこのような方法が実施できるように研修や教育を通じスーパーバイザーのレベルアップを実施していく必要があります。
上記のような研修を今後のスーパーバイザー研修では必要となると存じます。フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討の皆様の参考になれば幸いです。
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