フランチャイズ本部に求められるコンサルティング技術

フランチャイズ本部に求められるコンサルティング技術

フランチャイズ本部に求められるコンサルティング技術

コロナウィルスの流行によるフランチャイズ加盟店の売上減少、今後の人口減少による市場の寡占化等、フランチャイズ本部にとって必ずしも良い環境とは言えない環境となってきています。

既存店の売上や利益が改善されないとどうしても加盟店は本部に対して不満を持ちがちになります。その結果、フランチャイズ加盟店が結託して、フランチャイズ本部と対立するようなニュースも多く出てくるようになりました。今後はフランチャイズ本部はどのような対応が求められるのでしょうか?今回はその点について解説をしていきたいと思います。

〇フランチャイズ本部は画一的な管理だけでは管理できない時代

フランチャイズ本部として加盟店に対して、以前は同じことを同じように実施されることを求められていました。それは今でもなくなったわけではありません。中には、フランチャイズ本部は個店対応のみが重要とされるような話も出てきておりますが、フランチャイズ本部に加盟する一番のメリットはスケールメリットです。

加盟店がバラバラのことをすれば、チェーン店に加盟する一番のメリットであるスケールメリットを享受することが出来なくなります。その結果、一部の加盟店だけでなく全体のフランチャイズ加盟店がプラスに働かないという結果となります。だからと言って、全体対応だけで良いかというとこれも違う結果となってきているのが事実です。

お客様のニーズの多様化や地域毎の嗜好の違い等で今後は益々個店毎のお客様に求められる対応が変わる時代になってきています。地域や個店毎にお客様が異なるわけですから、フランチャイズ加盟店も当然、変わっていかないといけないということになります。そこにフランチャイズ本部が画一的な指導や支援を実施すれば、当然、フランチャイズ加盟店にとってプラスに働く要素は少なくなるわけです。そのため、どうしてもフランチャイズ本部と加盟店間に乖離が出てしまうことになります。

上記は、今始まったように思えますが、実は昔から数値を改善できるスーパーバイザーはそのように個店毎に対応をしてきていると私は自身の経験から非常に思うのです。しかし、それは一部の優秀なスーパーバイザーが実施しており、今後は、スーパーバイザーのレベルアップだけでなく、フランチャイズ本部のレベルアップも必要になってくる時代になると考えております。

つまり、フランチャイズ本部のスーパーバイザーは、今までのフランチャイズ本部が決めたことを加盟店に伝える機能だけでなく、個店毎の売上・利益や加盟店の目標目的を達成するための指導支援を求められる時代になってきていると思います。つまりこの仕事はコンサルタントとしての機能が非常に重要な仕事になってきていると考えております。

個店毎の売上・利益を改善する行為としてフランチャイズ本部の戦略を活用するという姿勢が非常に重要になってきていると考えています。フランチャイズ本部では加盟店の情報交換や成功事例等をお互いに共有することで経営指導や支援を実施しているフランチャイズ本部もありますが、これも全体対応に近い内容となることが多く、個店で活かすことができないといういうのが現実的には現場では多く発生しています。

そのような全体の成功事例の水平展開であっても、個店毎にカスタマイズし、具体的にどのようにするか?という視点が非常に重要な要素にフランチャイズ本部はなってきているのです。

コンサルティング型のフランチャイズ本部の対応については、今後のブログの中で明記しますが、今後はこのような個店毎の対応が必要であるということをフランチャイズ本部も求められる時代であるということをぜひ、今後、フランチャイズ本部として認識をして頂きたいと考えております。

今後、フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討の皆様の少しでも参考になれば幸いです。

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