フランチャイズ本部構における2-6-2の法則

フランチャイズ本部構築や立ち上げにおける2-6-2の法則

フランチャイズ本部構築や立ち上げにおける2-6-2の法則

1.2-6-2の法則とは何か?

本日は、フランチャイズ本部構築や立ち上げ時に毎回お話をする「2-6-2」の法則について解説をしていきます。

多店舗展開には「2-6-2」の法則があると言われています。

これはフランチャイズ本部の加盟店の状況を分析すると全く同じ比率ではないにしても、類似した比率になることが多いと考えております。加盟店を成功に導くためには、この「2-6-2」の法則を活用した成功モデルの水平展開が必要なのです。

2-6-2

事例を挙げると、店舗展開を10店舗展開しているとします。

「最初の2」は本部の経営方針や経営戦略を伝えると独力で達成する戦略や行為を検討し、結果を出す優秀と呼ばれる2店舗があります。

「真ん中の6」は、具体的な実施方法や行為等の教育や動機付け等を実施することで結果を出す6店舗です。

「最後の2」は、能力面や意識面等が低かったりすることで、結果を出すことが困難な2店舗があります。

この中でチェーンとして大きな数値改善に繋がる可能性があるのは、「真ん中の6」です。この「真ん中の6」を一番効率的に改善する方法は、「最初の2」が実施している方法を分析し、それを水平展開し、教育や動機付けを行うことです。これが、成功モデルの水平展開となります。

この展開を実施するのがスーパーバイザーの大きな役割となります。なぜならば、各店舗は自店のことはよく理解していても他店の成功事例やポイントは理解していないからです。

2.2-6-2に基づく教育指導のポイント

「真ん中の6」は更に詳細を分析すると「3:3」に分けることができます。

2-3-3ー2

そうすると「最初の2」をA、「2番目の3」をB、「3番目の3」をC、「最後の2」をDと4段階にすることができます。

「最初の2」は意識も能力が高い店舗が当てはまります。

「2番目の3」は意識はありますが、能力がやや劣ります。

「3番目の3」は意識も能力もやや劣ります。

「最後の2」は意識も能力も著しく劣ります。

このようにセグメント化をすると、Bを動かすには、「能力面」を埋めることが重要となりますので、「具体的行為の指導」ということになります。

Cを動かすには、「意識面」を動かす「動機付け」と「能力面」を動かす「具体的な行為の指導」が必要となり、Dを動かすには、「意識面」の「動機付け」と「能力面」の「具体的な行為の指導」を時間かけて実施することが必要となります。

各店舗のセグメント間でも、成功モデルを水平展開する方法も異なるのです。

フランチャイズ本部構築や立ち上げを実施している企業や多店舗展開企業はこの差を活用した指導が最適です。なぜならば、全く同じ業態で成功事例の共有は、成功確率の高いノウハウを共有できるからです。

上記を実現するには、「最初の2」を正確に分析する必要があります。なぜ成功しているのかを商品、立地、運営力、販促力の内容で分析を実施し、成功モデルが何かを把握する必要があるのです。

今後、フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている方は、参考にして頂ければ幸いです。

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