フランチャイズ本部構築は、複数パッケージあって良いか?

フランチャイズ本部構築は、複数パッケージあって良いか?

フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討している企業から次のような「フランチャイズ本部構築は、複数パッケージあって良いか?」についてご質問がありましたので説明させて頂きます。

 

〇フランチャイズ本部構築は複数パッケージあって良いか?

「フランチャイズ本部構築は複数パッケージあって良いか?」という質問がフランチャイズ本部構築を検討されている企業がからご相談がありました。今回は、この点について解説をしていきたいと思います。

 

答えは、「フランチャイズ本部構築のパッケージは複数あって良い」です。

例えば、コンビニですが、AパターンやCパターン等のフランチャイズパッケージが複数あります。そのため複数あって良いです。しかし、重要なことがあります。それは、客観的にパッケージの違いがわかり、公平平等があることが条件です。

 

例えばコンビニで言うとAパターンは土地建物をフランチャイズ加盟店が負担する。その代わりにロイヤリティが安くなるといことになっています。Cパターンは土地建物はフランチャイズ本部が負担するので、ロイヤリティはAパターンより割高になっています。売上はAパターンもCパターンも変わりませんが、土地建物代をフランチャイズ本部が負担しているので、その分をロイヤリティとしてフランチャイズ加盟店から徴収する形をとっています。

これは判断基準が分かりやすいですし、納得性が高いものと存じます。

 

このように複数パッケージを持つ場合は、何が違うのか?そしてその違いによる、加盟金等の違いやロイヤリティ等の違い、フォローの違いなどが明確で納得性がないといけないということになります。

 

コンビニ以外の例で考えてみましょう。

例えば訪問看護のフランチャイズがあるとします。訪問看護のフランチャイズの主は、新規事業や独立開業が多いです。しかし、中には、既に訪問看護を行っている事業所が加盟される場合があります。前者は、未経験ですので充分な研修が必要となりますが、既に訪問看護を実施しているのであれば、保険請求の方法などは変わらないので、研修の必要性はなくなります。その分研修費は頂かないということです。

 

上記の説明であれば、公平平等ですし、納得性が高いものと存じます。

このように加盟する層によってわけるとパッケージを複数持ちやすいことになります。

それ以外でも取り扱いできるサービスによって分ける方法もあります。

 

Aパターンでは、フランチャイズ本部が保有している3つのサービスが全て使えるとします。Bパターンでは2つのサービスが使える。Cパターンで1つのサービスが使えるとすれば、加盟金等が変わることもわかりますし、ロイヤリティが変わることも理解が出来ます。

 

フランチャイズ本部のサービスで分けることもできます。Aパターンは毎月訪問し定期的な経営指導をするが、Bパターンは、電話やSNS、メール等でのフォローしか実施しないとすれば、AパターンとBパターンはロイヤリティが変わるのは納得できるものと存じます。

 

重要なことは、「納得性の高い違い」と「フランチャイズ本部に支払う費用が異なる」という2つが連動していることであると存じます。複数のパッケージを持つメリットは様々な加盟層を獲得できることです。加盟層が広がるということは広がりやすい特徴でもあるため、複数のパッケージを持つことは問題ないです。

 

ただ、複数のパッケージを持つことで訴求しにくい環境になるようであれば、1つのパッケージに拘り加盟を募っていった方が、逆に広がりやすいことになります。複数パッケージを持った方が良いかどうかこのようにケースバイケースということになります。業種・業態・収益モデル・開業投資・サービスの内容や本部体制などを総合して検討します。

 

今回は、「フランチャイズ本部構築の際に複数パッケージを持った方が良いか?」について解説をさせて頂きました。今後、フランチャイズ本部構築を行い立ち上げを検討している企業のご参考になれば幸いです。

 

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