フランチャイズ経営のリスクは?

フランチャイズ経営のリスクは?

今回は、「フランチャイズ経営のリスクは」について解説をしていきたいと思います。

◯フランチャイズ経営のリスクは?

フランチャイズ経営のリスクはどのようなものがあるのでしょうか?今後、フランチャイズ加盟を検討の方からすると非常に関心が高い内容なのではないかと思います。フランチャイズ加盟を検討される方は、しっかりとメリットだけでなく、リスクもしっかり検討すべきであると考えております。今回は、「フランチャイズ経営のリスク」について解説をしていきたいと思います。

 

①基本的にはフランチャイズ本部のやり方が優先される

 

フランチャイズのリスクの一番は、基本的にはフランチャイズ本部のやり方が優先される点です。フランチャイズ本部がこれまで直営店や加盟店で成功したやり方や商品を重点的に売っていく傾向にあります。これは、ある意味ではメリットではあります。それは、自分で独立開業をするのであれば、試行錯誤しながら実施しないといけないからです。しかし、自分で考えたことを全て実践したいと思われるのであれば、フランチャイズ加盟はお勧めできません。フランチャイズ本部は公平平等の原則により、なんでもかんでも良いということにはなりません。

 

そのため、自分のやり方重視でいきたい方は、フランチャイズ加盟は基本的には向かないと存じます。実際にフランチャイズ本部と一緒に経営をすることになりますので、精神的にも負担が強いられることになるものと存じます。

 

②フランチャイズ本部は全て真っ当なフランチャイズ本部ではない

 

フランチャイズ本部は正直全て真っ当なフランチャイズ本部ではない。残念ながらこの環境は続いています。

事業説明会の中で、キャッチとなる最高の売上を解説を実施し、あたかもその数字が出る可能性が高いことをPRしてみたり、売上利益シュミレーションになんの根拠もないものを提示したり、フランチャイズ加盟が目的で、その後の研修やスーパーバイザー活動などもほとんど意味をなしていないものもあります。

 

これは、基本的にはフランチャイズ本部の問題ですが、フランチャイズは契約書がフランチャイズ本部に有利なように作成されており、基本的には訴訟を実施してもフランチャイズ加盟店が勝つ見込みは少ないものです。そのため、フランチャイズ加盟店の選球眼をしっかり磨く必要があります。

 

昔から「うまい話には裏がある」という言葉がありますが、フランチャイズ本部が話をする内容については、それが本当のことか否かをしっかり根拠を探る必要があります。根拠を知らべることはフランチャイズ加盟店の私は責任でもあると思います。評判などに流されずにしっかり見極める目が必要であると思います。これを怠ると高い投資をしたが、結局は自分で開業をしているのとほぼ変わらないような環境になり、成功確率が著しく下がる結果となってしまいます。

 

③フランチャイズ本部は倒産する可能性もある

 

フランチャイズ本部は実は倒産する可能性もあります。フランチャイズ本部が倒産した場合には、フランチャイズ加盟契約は自動的に解除となるため、フランチャイズ本部から仕入れていた商品や材料などの供給が途絶える可能性があります。また、経営指導等もなくなります。フランチャイズ本部が倒産するケースは大きく分けると2つです。

 

 

1つ目はフランチャイズ加盟店は獲得しているが、どんどんフランチャイズ加盟店が辞めていくケースです。この場合、フランチャイズ本部はロイヤリティ収入が入らないため、経営が非常に不安定になります。資金繰りが悪化すれば、フランチャイズ本部は倒産するものです。

 

2つ目は、広告をかなり実施しているのに、フランチャイズ加盟店が獲得できていないケースです。これは、フランチャイズ本部としては、支出ばかりをしているわけですから、当然、フランチャイズ本部の資金繰りは悪化します。この2つは、フランチャイズ加盟前でも調べるとわかることでもありますので、しっかり検討していく必要があります。財務諸表だけではわからないことは多々あります。

 

今回は、フランチャイズ経営リスクについて解説をさせて頂きました。今後独立開業や新規事業をフランチャイズで検討される方の参考になれば幸いです。

 

 

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