スーパーバイザーの新たな指導方式とは?

スーパーバイザーの新たな指導方式とは?

スーパーバイザーの臨店方式について、コロナ渦をキッカケにどのように構築したら良いかというご相談が急増しております。今回はスーパーバイザーの臨店方式について解説をしていきたいと思います。

〇従来のスーパーバイザーの指導方式とは?

スーパーバイザーは、店舗型に配置されていることが多く、従来は臨店という方式で、実際に店や現場に行き、指導を実施している形をとっていました。これはこれで、非常に有効なやり方であったと思います。なぜなら、真の原因は、現場でしかわからないことが多かったためではないかと思っています。しかし、実際にコロナ渦に入り、移動が制限される中で、臨店という方式が取れにくい環境が出てきました。また、フランチャイズのロイヤリティが下落傾向となっており、実際に臨店という方式をとると非常に効率だけでなく、採算性も低い傾向となってきたからです。

〇現在のSVの指導方式とは?

現在は、上記のことを踏まえて、弊社のクライアントでも増えているのが、オンラインとオフラインを融合させた指導方式をとることが多い状況となっています。重要なことは、どこまでが現場に果たしていく必要があるのか?という点です。

オンラインはZOOMをはじめ、多くのオンラインソフトで、実際に画面上で顔を見て対面を実施できるほか、資料の共有もできます。そのため、フランチャイズ本部と加盟店間の打合せであれば、多くの場合、オンラインで実際は済んでしまうものです。これは、実際にやってみると意外にオンラインでも代用可能でのあることをご理解いただけると思います。現場に行っているか?行っていないか?の差程度まで活用ができるものです。

そのため、オンラインでは、検証業務や今後の対策の打合せ、キャンペーンや重点商品の打合せ、各種相談事項であれば、基本的にオンラインで実施することが可能です。問題は、現場で実際の状況を確認しなければならないことの指導は臨店で実施する必要があるということです。

例えば、エステサロンのSVですが、集客やカウンセリング技法、メニューの打合せ等は、オンラインで実施することが可能であると思います。しかし、実際の施術の状況や現場での接客状況や店舗施設の維持管理状況等は現場で確認しなければわからないと思います。この使い分けが重要ではないかと思います。

エステサロンの施術の確認や店舗の維持管理状況は、最初の6ヶ月程度は毎月確認する必要があるかもしれませんが、それ以上は、毎月でなくても構わないかもしれません。飲食店の現場の確認も最初の6ヶ月程度は毎月臨店し、味の確認や調理方法等の確認をしなければなりませんが、それ以降は毎月でなくても構わないかもしれません。

上記のように考え、1ヶ月、2ヶ月目はオンラインで打合せを実施し、3ヶ月目に臨店し確認する。

このような方式をとることもできるのです。その代わり、重要なことは頻度が徹底できていないフランチャイズ本部であれば頻度を徹底し、SV活動を実施していないのであれば、まずはオンラインから始めてみる必要があると存じます。世の中のフランチャイズ本部には、ロイヤリティはしっかりもらっていますが、フォローはあまり実施していないフランチャイズ本部が多いと存じます。

ロイヤリティをしっかりもらえるのは、業態が儲かっている間だけです。厳しくなれば、すぐに本部のフォロー体制を問われることになります。そのため、オンラインを活用したSV活動を実施し、フォロー体制をしっかり構築する必要があると思います。重要なことは、オンラインで何をして、臨店では実際何を実施するかを明確に内容を決定することではないかと思います。

コロナ渦で逆に推進されたオンラインのシステムを活用して、充実したSV活動に活用頂くことが今後も継続する厳しい環境には必要であると考えております。フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討の皆様の参考になれば幸いです。

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