フランチャイズ本部の加盟店脱退要因①

フランチャイズ本部の加盟店脱退要因

フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている方が検討しておかないといけないフランチャイズ加盟店の脱退の問題。先日、フランチャイズ本部に加盟しているオーナー様からご相談があり、加盟の脱退要因について考えていきたいと思います。

 

〇フランチャイズ加盟の脱退要因

フランチャイズ本部構築立ち上げを実施している本部は、フランチャイズの加盟店の開発に多額の投資を実施致します。せっかく加盟店を獲得を実施しても、中途でフランチャイズ加盟を解約されたり、契約満了をもって、契約更新しないということであれば、加盟開発の効果が薄れていきます。全てが契約が続くことはありませんが、フランチャイズ加盟の脱退についてはフランチャイズ本部構築時からしっかり検討していかなければならない課題でもあると存じます。

 

弊社は、フランチャイズの加盟店ともよくお話をすることがあるため、フランチャイズ加盟を脱退する要因は大きく分けると3つになるのではないかと考えております。この3つについてフランチャイズ本部構築や立ち上げ段階でしっかり検討されることが必要ではないかと思っております。これから2回に分けて解説をしていきたいと思います。

 

〇加盟店開発段階で説明した内容と実態が違う

一番多い問題がこの内容ではないかと思います。特にフランチャイズ本部構築立ち上げ企業が行う「売上・利益シュミレーション」について、話をしていた内容と実際の売上や利益が全く違うというものです。これは大きくわけると3つの問題があります。

 

・実績のない数値でシュミレーションを構築している

これは非常に大きな問題であると存じますが、加盟店開発を促進させるために、実績のない数値で売上利益シュミレーションを構築している場合があります。これはフランチャイズ本部の姿勢として非常に問題があるものです。フランチャイズ本部構築や立ち上げ企業において実績に基づく提示は必須項目です。

 

・汎用性がない

直営店は売上利益シュミレーション通りであっても、加盟店となる全く違うという場合があります。これは業態フォーマットが汎用性がまだ弱い段階にあるためです。特にフランチャイズ本部構築や立ち上げ企業を検討すると出店に関してのスキームが非常に弱い、販売促進に関するスキームが弱い、人の能力の標準化の視点が非常に弱いところが散見されます。これは成功モデルの分析甘い点が大きな要因となっていると思います。

 

・加盟店経営者の選定基準が甘くなっている

自社の業態にあう加盟経営者の選定が甘くなる傾向があります。しかし、これは現実的には初期段階のフランチャイズ本部構築立ち上げを実施した企業ではある一定しょうがない部分もあると存じます。自社の業態に向かない方を加盟者といれた場合については、当然、人の要因で売上利益シュミレーション通りに進まないことになると存じます。そのためには、選定基準をしっかり検討していかなければなりません。しかしこれだけでは不十分で、選定基準が厳しくなればなるほど、加盟候補者は減ることにもなるため、「誰でもできる」仕組みにしていく方が優先度は高いものと考えております。

 

フランチャイズ加盟候補者にとって、一番不満に持ち脱退しやすい要因は、最初に聞いていた話と全く違うという問題です。事業が立ち行かなくなったというのも元々の売上利益シュミレーションと違うから発生します。加盟候補者の運転資金の不足も加盟選定基準の段階でフランチャイズ本部としてはマネジメントできる部分でもあります。

 

上記は、事業なので、フランチャイズ加盟店の問題ととらえずに、フランチャイズ本部構築立ち上げを実施している企業にも問題があると考えて仕組みを見直しをしていくことをお勧めします。

 

次回のブログでもこの

 

また、上記は実施しても予定通りの売上が上がらない場合も当然あります。フランチャイズ本部構築立ち上げ時の加盟店脱退要因について解説をしていきたいと思います。フランチャイズ本部構築立ち上げを実施している企業にも参考になれば幸いです。

 

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