フランチャイズ本部のコロナ期間中の加盟開発状況とは?

フランチャイズ本部のコロナ期間中の加盟開発状況とは?

フランチャイズ本部構築や立ち上げ段階のコロナ期間中の加盟店開発の状況はどのようであるか?について質問がありましたのでご回答させて頂きたいと思います。

 

1.コロナ期間中を機会に実は加盟店開発は進んでいる

コロナ期間中は、新たな新規事業に関する事業投資や独立開業の需要はは減るように一見見えますが、実は、弊社のクライアントのフランチャイズ本部では、問い合わせは増加している傾向となっております。

 

これは、次のような点が考えられると思っております。

 

〇コロナ緊急対応融資が進み新規事業を行う資金が手元にある

3月~5月にかけて、多くの中小企業が今後将来が不透明な状況があり、また、資金調達も比較的容易であったため、資金調達を実施し、手元資金として保持しているケースが多くあります。

 

その結果、通常では資金調達で悩む企業に対しても資金が回ることで、次の投資ができる状態が現在時点ではまだあることが要因ではないかと思います。フランチャイズ本部構築や立ち上げ段階において、フランチャイズ加盟希望者の資金調達は加盟開発にとって重要な要素であり、この点が優位に働いているのが現在の状況です。

 

しかし、これは一時的なものであり、コロナで既存の事業が良いわけではありませんので、時間が経つにつれて、資金は減少し、近い将来的には、この有利さは減少するのではないかと思っております。

 

〇コロナによる既存事業モデルの限界を感じる

さらに既存事業がコロナにより、大きく売上を減少し、このままでは既存事業が危機的な状態になることを予見し、新たな新規事業の需要が増加しております。新規事業は、短期間に立ち上げできる状態であることをケースとしては少ないため、既存の事業モデルを購入するという、「フランチャイズ」への需要が増加しているものであると考えております。

 

また、開業エリアを都市圏から地方都市への分散させることに対してフランチャイズを活用したり、事業モデルを複数持つことで事業収益の分散を行うケースが増加しております。

 

この需要は、現在はコロナの状況の様子見の点もあるため、今後さらに需要として増加してくるものと存じます。また、フランチャイズも比較的コロナに影響を受けにくい業界が注目を浴びている点があり、コロナで影響度が少ないフランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている方は、チャンスでもあると考えております。

 

〇失業により独立開業の需要が増加している

現在の環境は休業による休職や廃業に伴う失業、また、既存事業の大幅な収益悪化による人員整理により、失業が増加している傾向があります。働く求人募集も減るわけですから、どこかでまた転職するよりも独立開業しようと考える需要が増加してきています。

 

失業者というと資金的な問題を感じるフランチャイズ本部もありますが、自己資金を保有している方も少ないわけではありません。特に年齢層が高い方や大企業出身者を中心に独立開業の需要は増加してきていることを現在のクライアントの状況を通じて感じております。この需要は、国内的には決して良い状況ではありませんが、フランチャイズ本部構築や立ち上げを実施している本部としてはチャンスであり、今後もこの需要は大きく増加するものであると考えております。

 

〇物件が空き出している

コロナによる廃業により、店舗型ビジネスの加盟開発の障害になっている物件の開発も容易になってきております。そのため、加盟開発を実施した後に、物件の決定等が容易になってきております。

 

2.結果的に加盟店開発は進んでいる

弊社のクライアントのフランチャイズ本部構築や立ち上げを実施している企業は加盟店開発が上記のような状況により、進む傾向が強くなってきています。

コロナに比較的強い業界については、この機会にフランチャイズ本部構築や立ち上げを実施することはチャンスに繋がる時期と感じております。

フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討の皆様の参考にして頂ければ幸いです。

 

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