フランチャイズ本部構築立ち上げ時の2つの重要KPIとは?

フランチャイズ本部構築立ち上げ時の2つの重要KPIとは?

フランチャイズ本部構築立ち上げ時の2つの重要KPIとは?

フランチャイズ本部構築立ち上げを検討されている企業様から本日「フランチャイズ本部構築や立ち上げ時」に重要な業績指標(KPI)について質問がありましたので、ブログの中で解説をしていきたいと思います。

〇KPI(重要業績指標とは何か?)

会社を経営するには、様々な目標があります。例えば、売上目標、利益目標、原価率等様々な経営目標があります。実際は、経営目標を達成するためには、その目標を掲げるだけでは達成することができずに、目標を達成するための業績指標を設けるのです。例えば売上であれば、客数を何名にして、客単価をいくらにするという業績指標目標があります。更に分解すると客数を上げるために、広告で〇名集客する等の目標を分解するものと存じます。

広告で〇名集客すると〇名の客数になり、〇〇の売上が達成できるという構図です。このような目標を達成するために、重要な業績指標をKPIと言います。

これはフランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている企業も同じです。その中でもフランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている企業の中で最低限重要なKPI目標2つについて解説をしていきたいと思います。

〇店舗数

フランチャイズ本部構築や立ち上げ企業にとって、店舗数は加盟店開発を実施した結果の数であるとも言えます。店舗数が増加するということは、加盟店が開発され、多くの加盟店が加盟したことを意味します。拠点が拡大されているわけですから、増加すればするほど、スケールメリットも大きくなり、認知も上がってくるわけですから、重要な業績指標となります。店舗数の拡大は、フランチャイズ本部にとって、成長の指標でもあり、フランチャイズチェーン全体の成長エンジンであることは間違いありません。

フランチャイズ本部構築や立ち上げを実施している企業にとって、今年は〇店加盟店を開発するというのは、店舗数を増加させるための目標となります。この中で撤退が発生する場合には、撤退も加味して加盟店開発数目標を検討していく必要があります。年間30件加盟店を開発しているのに、年間30件撤退しているでは、店舗数の増加はありません。つまり、フランチャイズ本部としては、現状維持で、成長をしていないことになるのです。

〇既存店の売上前年比

もう1つのKPIは既存店の売上前年比を上げることが望まれます。これは既存店の加盟店の成長の指標として考えます。既存店の売上が成長していないということは、将来的にチェーンが崩壊する可能性が高いということです。また、既存店の売上が減少する中では、加盟店の経営も厳しくなり、フランチャイズ本部としてもロイヤリティ等の収益が減少することになります。

ここで重要なことは、利益ではなく、売上の方が、フランチャイズ本部にとって重要な業績指標であるという点です。利益は、フランチャイズ加盟店の経営手腕にもかなり左右しますが、売上はフランチャイズ本部の経営指導や商品力等も影響として大きく関わってきます。つまりフランチャイズ本部構築や立ち上げを実施している企業にとっての重要なポイントは売上となるということです。

フランチャイズ本部構築や立ち上げを実施している企業にとって、売上がこれからあまり伸びる要素がないという場合は、利益に目を向けていく必要がありますが、加盟店への売上を上げる手段を一番に考える必要があります。

多くのフランチャイズ本部では、店舗数目標を掲げることが非常に多いですが、実際は、既存店の前年比についても目を向けなければなりません。既存店の前年比は、近い将来的にフランチャイズ加盟開発にも大きな影響を与えてきます。既存店の売上の伸びについては、当然、フランチャイズ加盟検討者も検討する材料であるからです。

今回は、フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている方に、最低限抑えて頂きたい2つの重要なKPI指標について解説をさせて頂きました。フランチャイズ本部構築や立ち上げ時の参考にして頂ければ幸いです。

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