アフターコロナ後の事業拡大の5つの方法とは?
事業拡大の5つの方法とは?
アフターコロナで事業拡大の方法を模索されているご相談が増加しており、今回は事業拡大の5つの方法について解説をしていきたいと思います。
〇市場浸透戦略
市場浸透戦略とは、「既存市場+既存商品・サービス展開戦略」がポイントとなります。現在のお客様やニーズに対して、より競合他社と差別化を実施し、シェアを高めることを実施します。既存商品が他社よりも差別化されていないということであれば、リニューアルを実施したり、売り方や販売促進等を変えることで、より、既存市場の深耕を図ります。
ここで重要なポイントは、既存市場が規模と傾向と競合との優位性です。事業拡大を図りたいということであれば、更に拡大したいということですので、当然、既存市場が今後もまだまだ獲得できる余地があることになります。それを獲得するために、商品やオペレーションのバラツキ是正や売り方や販促を改善することで既存市場を更に深堀りしていきます。直営での多店舗展開もこの市場浸透戦略にあたります。
〇新市場開拓戦略
この戦略のポイントは、「新市場+既存商品・サービス展開戦略」となります。新たな販路の開拓やフランチャイズ本部展開、海外展開等が当たります。既存の市場では限界があるため、新しい市場の開拓を実施していきます。例えば、店頭での小売りのみであれば、ECで販売を実施することで新市場を開拓ができます。また、フランチャイズ本部も新しいフランチャイズ加盟店を活用した店舗展開というプラットフォーム化ですので、新市場となります。日本国内だけでなく、海外展開という方法も海外という新しい市場の獲得ということになります。
現在、コロナの影響で非常に直営での展開は、リスクが高いという考え方からフランチャイズ本部構築展開に切り替えるという需要が増加してきております。既存の商品やサービスが差別化されていれば、売上利益効果が一番高いことが新市場開拓戦略となります。全く新しい市場を開拓するため売上インパクトが非常に高い事業展開方法となります。
〇新製品開発戦略
この新製品開発戦略とは、「既存市場+新商品の開発」がポイントです。既存市場の顧客に対して、新しい需要を獲得することで、事業を拡大します。既存市場の顧客のニーズの変化に合わせた商品の品揃えの変更や開発も実施します。当然、新しい商品ですのでリスクも伴います。時には事業モデル全体の見直しを実施することもあります。既存の商品やサービスのモデルに限界がある場合には、この戦略を実行することになります。
商品やサービスはライフサイクル曲線というものがあり、必ず商品には時代の変化に応じて見直しを実施しなければならない時がきます。この戦略は実は長い目で常に実施しておかなければならない戦略であるとも言えます。
〇多角化戦略(新規事業)
これは、既存事業を現状維持しながら、拡大は全然違う事業で実施するものです。新規事業の開発を言います。アフターコロナ後は、事業のリスク分散を実施したいという要望が増加しております。飲食店だけのビジネスモデルでは非常に不安であるという考え方からリスク分散として、別のサービス業を検討するということです。この場合は、当然、大きなリスクが伴いますので、これを安定した成功モデルでの対応が成功確率が高いということでフランチャイズを活用する動きも盛んに実施されております。アフターコロナの大きな流れになるものと存じます。
〇事業転換戦略(新規事業)
最後は、事業転換戦略です。これは、既存事業の縮小・撤退から新しい事業を検討するものです。アフターコロナで一番増加する需要となります。この場合重要なことは、新規事業が立ち上がりの速さと事業開始の速さではないかと思います。これもフランチャイズの活用が非常に増加してきております。なぜならフランチャイズであれば、新しい事業のコンセプト設計等が必要ではないからです。既存事業の回復が見込めない場合には、この戦略をとることになると存じます。
今後、アフターコロナの事業拡大戦略のポイントとして、かつ今後、フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討される方にも参考にして頂ければ幸いです
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