フランチャイズ本部構築・立ち上げのメリットとは?
〇フランチャイズ本部構築・立ち上げのメリットとは?
今回は、フランチャイズ本部構築や立ち上げの相談の際に、ご質問が多い、フランチャイズ本部構築や立ち上げのメリットについて解説をしていきたいと思います。
フランチャイズ本部構築や立ち上げは大手の手法と思われている方も多いようですが、実際は、フランチャイズ本部構築や立ち上げを通じて大手になっており、実際はじめの段階では、ほとんどの会社で3店舗~10店舗のように感じます。
1.スケールメリットが獲得できる
私は、自身もフランチャイズ本部に在籍したことがあり、現在、様々な業態のフランチャイズ本部構築や立ち上げを経験させて頂ている中で一番のメリットは、スケールメリットではないかと思っています。
つまり簡単に言うと、数の力を利用できるようになることではないかということです。フランチャイズ化は、他人の資本を活用することができるので、早期に多店舗展開を実現することが可能です。
つまり、数を多く出すことができます。その結果として、早期にブランド化を図ったり、原価低減等の繋がることができます。これが直営展開ではなかなか実現できないことではないかと思います。特に日本の社会は投資文化はまだまだ定着化していないため、借入で店舗展開を図ることを考えると、スピードを上げた展開というのはなかなか実現することが難しいのが実状ではないかと思っています。
多店舗化の中でポイントになるのが、早期のマーケットシェアの獲得になりますが、この点もフランチャイズ化は大きなメリットになるものと考えております。
つまり、フランチャイズ化の一番のメリットはスケールメリットを獲得することができる手法であると考えております。
2.ロイヤリティ等収益が本部収益となり、生産性が上がる
2番目のメリットは、ロイヤリティ等の荒利100%の本部売上が立つことではないかと思います。ロイヤリティ等の他、加盟金や研修費等、我々コンサルタントと同じようなビジネスモデルや経営ノウハウを収益ができることにあると思います。
この原価は経営ノウハウやビジネスモデルですし、運営するのは1人で多くの店舗を抱えることができるため、生産性も非常に上がります。この点がフランチャイズ本部としては大きなメリットになるのではないかと思います。
3.人手不足対策となる
最後は、ここ最近非常に課題となっている人手不足対策ではないかと思います。もちろん加盟店の人手不足対策はフランチャイズ本部としては積極的に取り組む必要があることは前提としてのことですが・・・
現在、多くの店舗型企業の悩みは人手不足となります。その人手もただ転職で退職するという人もいるでしょうが、独立するという人も多くいるものと考えております。独立する際に、その人が独立する業態として検討するには、以前の経験を活用してということですから、自社と同じような業態で独立することが多くなるものと存じます。
それであれば、最初から独立支援制度を設けることで自社のフランチャイズ独立として活用してもらえばどうか?という考え方です。
「のれん分け」という形で独立を図ることで、社員の流出を防ぐことができます。また、独立支援制度があることで逆に社員の採用についてもプラスになることが出てくるものと存じます。
つまり、人手不足対策にもつながってくるものと考えております。
今回は、フランチャイズ本部構築や立ち上げを行うことでどのようなメリットがあるのか?を明記致しました。今後、フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている皆様のお役に立てれば幸いです。
しかし、何事もメリットだけではありません。
必ずデメリットもあります。次回はフランチャイズ本部構築や立ち上げのデメリットについても解説をしていきます。併せて参考に頂き、今後のフランチャイズ本部構築や立ち上げが失敗ないように実現して頂きたいものと存じます。
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