フランチャイズ本部の責任を考える
フランチャイズ本部の責任を考える
本日は、フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討の皆様にフランチャイズ本部の責任についてお話をしていきたいと思います。
フランチャイズ本部と聞くと、今から始める人からよく聞かれるのが、「責任がいろいろあって・・・できれば気軽なものがいい」という話です。フランチャイズ本部事態は、私は責任は重いものと考えております。
「むしろ責任がない仕事なのないのではないだろうか?」と思いますが、必ずフランチャイズ本部を構築や立ち上げを検討の皆様には、この責任についてお話をすることにしています。
それは、世の中のフランチャイズ本部が責任を軽視している本部があまりにも多いからです。もちろん事業ですから、「フランチャイズ本部」だけが責任があるのではなく、「フランチャイズ加盟店も同じように責任があるのですが・・・」
フランチャイズの加盟基本契約書には、ほとんどのフランチャイズ本部で「売上や利益の保証はしていないもの」と思います。また、「何かあっても、事業なので、加盟店の責任ですよ」と自己責任が明記されているものと存じます。
だからと言って、加盟店がうまくいかなかったものが全て加盟店が悪いということではないのではないでしょうか?例えば、出店に関して、本部が全くこの立地で良いと判断しないフランチャイズはないと思います。例えば、商品について、フランチャイズ本部が開発する商品力にも影響があるものと存じます。
でも、他の加盟店はうまくいっているではないか?
ここは立地は良いのにうまくいっていないのは接客が悪い。
相手の悪いを言えばどのようにも言えますが、ではどのような指導をしているのか?と問えば、そこは指導と呼べるものではないものである場合も多いのです。
加盟店からすると、
「売上が悪いのは、本部が良い商品開発をしないからだ・・・」と思う場合もあります。併せてSVが来ても売上が上がるのようなアドバイスがないから売上が悪い等という場合もあります。
では売上を伸ばすためにどのようなことを実施しているのか?というと具体的に何もないという場合も多数あります。
要は、お互いが自分の責任を認識していないのです。
今日のフランチャイズ本部と加盟店のトラブルの要因は、他責が根本にあるのではないのか?と思っています。
人間はうまくいっている時は、自分のやってきたことをメインに考えますが、うまくいかなくなった時に他責にする傾向があります。
この姿勢をフランチャイズ本部がとるということは、本部としての責任を果たしているとは言えないと思っています。
なぜなら、継続的にロイヤリティ等を徴収し、最初には高額の加盟金を頂いてビジネスを加盟店に購入してもらっているからです。そのため、フランチャイズ本部の責任としては、次のようなことがあると思っています。
〇加盟店を継続的に成功に導ける汎用性の高いビジネスモデルを提供すること
〇加盟店に継続的に成功に導けるアドバイスができること
〇加盟店に継続的に成功に導ける商品開発があること
〇加盟店を継続的に開拓し、スケールメリットをつかって、ブランディングや利益改善に繋げを行うこと
そのような責任を果たす姿勢が非常に重要であると思っています。
そのような姿勢をしても、結果はそのようにいかないこともありますし、加盟店の責任部分でうまくいかないこともあると存じます。そのようなときには、当然、売上や利益保証もできませんし、自己責任ですよということではないかと思っています。
フランチャイズ本部は、コンサルタント会社と同じノウハウビジネスです。そのため、相手ばかりに責任を押し付けずにフランチャイズ本部がより加盟店に寄り添った本部が増加して欲しいと思っています。そのために、人や会社の人生を大きく左右させることを認識してフランチャイズ本部構築や立ち上げを実施して頂きたいものです。
今後、フランチャイズ本部構築や立ち上げをご検討の方は参考にして頂ければ幸いです。
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