フランチャイズ本部構築時に考えたい自社業界のこと

フランチャイズ本部構築時に考えたい自社業界のこと

フランチャイズ本部構築や立ち上げ時に考えたい自社業界のこと

本日は、先日、フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている方からご相談を受けた内容のご回答について解説していきたいと思います。それは、自社業界がフランチャイズ化をしても拡大ができるのか?という視点の話です。

どの業界という話は、置いておきますが、現在、フランチャイズ本部構築や立ち上げを実施している業界は様々です。昔は小売業や飲食業が多かったので、イメージとしては、フランチャイズ=小売業や飲食業というイメージがあります。

しかし、昨今ではむしろサービス業の方が、多いように感じます。

弊社にも毎月多くのフランチャイズ本部構築や立ち上げのご相談がありますが、ほとんどは現在はサービス業ではないかと思います。

業界としては、初めて聞くようなビジネスモデルもあれば、どこにでもあるビジネスモデルもあります。業界もフランチャイズ本部として競争が激化している業界もあれば、全くフランチャイズ化がされていないような業界もあります。

フランチャイズ本部が広がっていくためには、以前のブログでも書きましたが、新規性、優秀性、成長性+説明が簡単なビジネスが売れる傾向にあります。

そのため、全くフランチャイズ本部として存在していない業界が売れやすいのは、新規性が高いからです。では、成熟している業界でフランチャイズ本部や立ち上げは実施することが可能なのでしょうか?

答えは、「もちろん可能です」。

しかし、売るには別の要件がいると思います。

それは、上記の中の「優秀性」ではないかと思います。

優秀性とは簡単にいうと、他社よりも差別化されているものがあり、それが顧客の今のニーズ又はこれからのニーズをつかまえていることであると思います。

マーケティングでも経営戦略でも今、日本では言われるのは差別化です。これが出来ていないと成熟した業界ではフランチャイズ化を図ったとしても拡販はなかなか思うように進まないというのが実状ではないかと思います。

そして、その差別化された内容は、自社ではわかっているでは問題があり、お客様にはっきりとわかることが重要だと思います。

そのためには、成熟された業界でフランチャイズ本部構築や立ち上げを検討するという時には、自社の商品や立地、サービス、販促のどこの点が差別化されており、他社よりも優位性があるのか?をしっかり検討してから、フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討する必要があると思います。

特に、今からフランチャイズ本部構築や立ち上げを検討するということは、店舗数や実績数において他社よりも劣位であることが多いものです。それを覆す差別化が重要であると思っております。

ここのポイントは、他社よりも実績数や店舗数などを覆せる差別化であるということです。そうすると今後、成熟した業界でフランチャイズ化を図る方には、場合によっては、すぐにフランチャイズ本部を作るのではなく、自社のビジネスモデルを再度見直しして、実践し、その後、フランチャイズモデルをつくっていくということになる企業も多いのではないかと思います。

時代の移り変わりが速く、売れるビジネスモデルは、すぐに模倣され、成熟化されます。そのため、現在のフランチャイズ本部であっても生き残っているところは継続的に商品開発等を先に実施し、常に差別化できる状態を維持しているものです。

そのような努力を現行のフランチャイズ本部は実施している中で、今から拡大を図るようであれば、更にその上を行く、差別化が重要ではないかと思います。

そのためには、商品の絞り込みによる専門店化又は、様々なお客様のニーズをつかまえて対応してく業態店化のどちらかが差別化に重要な最初の要素になるのではないかと思っています。

ぜひ、今後、フランチャイズ本部構築や立ち上げを検討されている方は、特に成熟した業界であれば、差別化を今本当に図れているのか?ご検討頂きたいと思っております。

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