多店舗展開のブランディングとは?
多店舗展開やフランチャイズ本部展開を実施する上で重要なブランディング。どのようなことを実施すればブランディングに繋がるのでしょうか?今回は、ブランディングについてお話をしていきたいと思います。
1.ブランディングとは何か?
先日、ある商品のブランディングをしていきたいというお話を頂きました。
その結果として、パッケージを見直したいとのこと。
果たして、パッケージを見直せば、ブランディングってできるのでしょうか?
今回は、その点についてお話をしていきたいと思います。
ブランド戦略については、今後のブログでもお話をさせて頂きます。
今回は、それを実行するためのブランディングについてお話をしていきます。
ブランディングとは、私は、次のようなことをお客様に認知して頂く行為であると思っています。
〇〇といいえば〇〇とお客様に認知されること
例えば、バックと言えば、皆さんは何でしょうか?
おおよそ、ヴィトンなどが思いつくのではないでしょうか?
これでは、ブランディングは大手しかできないということになります。
では、皆さんがちょっと近所に焼き鳥を食べにいく時に、行く店と言えばどこでしょうか?
おおよそ、どこかの店名が頭に浮かぶと思います。
更に、お偉いさんが来られた時に夕食の接待をする際に、絶対外していけない時に使う店と言えば、どこでしょうか?これもおおよそ、どこかの店名が頭に浮かぶと思います。
実は、これがブランディングがされている状態です。
お客様はお店を利用するシーンやニーズを様々もっています。
その利用シーンやニーズに併せて、お店を選びます。
そこで、自分の中で〇〇と言えば、〇〇という意識をもっていくことになります。
これを実現することがブランディングです。
つまり、固定客化されている状態がそのお客様に対してブランディングされている状態となります。つまり、〇〇と言えば〇〇というお客様を固定客化することがブランディングをする目的となります。
2.ブランディングするために必要なこと
では、〇〇と言えば〇〇になるにはどのようなものが必要でしょうか?
①お客様の利用シーンやニーズや客層などに照らして差別化されいること
・ブランディングをするためには、当然、ターゲットや利用シーンやニーズに対して、商品やサービス、立地等があっていなくては成り立ちません。
・自店でまずその業態のコンセプトをしっかり明確にし、お客様に併せた業態づくりをすることが必要となります。
②多店舗展開は安心感や利便性を追求するための手段
・多店舗展開による店舗数の拡大は、お客様に知って頂く機会を増やす大きなポイントです。
・店舗の数がおおければ多くい程、お店を知って頂く機会にもつながりますし、安心感も出ます。つまり、ブランディングするための施策となります。
③お客様の口コミや評価がブランディングに必要
これからの店舗経営は、広告などで自分のお店はこうです・・・・というだけでは不十分なのです。それだけ、いろいろな店舗が多数あり、競合も多数。そして情報も様々。
お客様はその中で本当に良いお店を選びたいということから、お客様の声や評価を気にする時代となりました。
これは、SNSの活用やホームページ、ポータルサイトなどで告知を実施することが重要ですが、それでも一番大事なのが、〇〇と言えば〇〇と認識される評価が出てくることです。
この口コミや評価の中で〇〇と言えば〇〇ということがたくさん出るようであれば、業態のコンセプトが明確にできているため、お客様への訴求も早く、差別化されていると言えます。
この点がブランディングでは重要です。
④顧客育成がブランディングに繋がる
現在は、いろいろなターゲットのお客様の様々なシーンやニーズを組み込んだお店づくりより、あるお客様やニーズや利用シーンに絞り込んだ戦略が主流となっています。そこで重要ななのか、「みなさん」という戦略ではなく、「あなた」という戦略が重要になっています。
これをone to oneマーケティングと言いますが、個々のお客様に対してマーケティングをすることです。
人口が減少する中で、1人1人のお客様を固定客化させ、来店頻度を上げることが重要という発想から生まれています。
そのためには、お客様と継続的に繋がる仕組みが必要です。
ポイントカードやライン@やメールマガジンも実はこの発想から出来上がっています。
また、継続的にキャンペーンを行ったり、イベントを実施したり、顧客の悩みを解決したりすること等があります。
要は何回も足を運んで頂くことで、来店頻度を上げた売上を上げると共に〇〇と言えば〇〇という認知を上げていくということです。
➄メディア掲載
最後は、メディアでの掲載です。メディアだけとは言えませんが簡単にいうとお客様が信頼をしている媒体などでお店が紹介されることです。
テレビに出たら繁盛店になどと言われることが多いのも、お客様が知ることだけでなく、ブランディング効果も非常に高いということでもあります。
そのためには、実は待っていてもだめなのです。
こちらから情報を発信し続けることが重要です。
つまり、目立たないといけないということになります。そこで活用するものがメディアへのニュースリリースの重要です。
よく、メディアが取り上げやすい内容というのが次のようなことです。
・差別化されていること
・新規性があること
・裏側を見せるということ
・困難を乗り越えて成功
・時流にあっていること
メディアも商売ですから、当然、読者や視聴者が知りたがる情報や興味を持つ情報でないと掲載することはありません。上記に自店の見せ方を合せることが重要になってくるのです。
本日は、多店舗展開やフランチャイズ本部展開を実施する上で、なぜブランディングが必要なのか?についてお話をさせて頂きました。詳細は今後のブログでもまたお話をしていきたいと思います。
参考にして頂ければ幸いです。
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