意外と自社の成功モデルは正確にはわからない?多店舗展開成功のためのモデルの明確化

 

意外と自社の成功モデルは正確にはわからない?

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多店舗展開成功のためのモデルの明確化

1.意外に自社の成功モデルは正確に理解できていない

前回のコラムでは多店舗展開を成功に導くための5つの秘訣についてお話しを致しました。

本日のコラムからはその一つ一つについてお話しをしていきたいと思います。

今回の第1番目の成功モデルの明確化についてお話しをしたいと思っております。

なぜ、成功モデルを明確にする必要があるのか?

それは以前のコラムでもお話しをしましたが、多店舗展開でなぜ売上が上がるかというと新しい商圏の確保であったり、新しいお客様の獲得ができるからです。

それがなければ母店を増床し、売上を上げればいいと思います。

しかし、店舗型のビジネスはどうしても利便性というものが発生し、商圏が設定されてしまいます。それを打破することができるのが多店舗展開というものです。

その新しい商圏で売上を上げるためには、0から新しくビジネスモデルを構築するよりも自社の成功モデルを明確にし、その成功モデルに合う商圏を選ぶ方が、明らかに売上は上がりやすいことはご理解頂けると思います。

そのためには、成功モデルを明確にしなければなりません。

これはフランチャイズで多店舗展開をする場合も全く同じです。

フランチャイズ本部の成功モデルは何か?加盟店としての成功モデルは何か?をしっかり把握した上で多店舗展開を行わなければ、成功することは出来ません。

しかし、自社の成功モデルは何かというとアバウトな答えはお答えできても明確に何かと言われると返答に困ってしまう経営者の方も多いというもが事実です。

なかなか自社で自分が頑張ってきたことを客観的に評価をすることは難しいという点もありますが、もう一つは成功モデルを確認するための項目が不明確という点も挙げられます。

今回はこの成功モデルを明確にするための確認する項目についてお話しをしていきたいと思っております。

2.成功モデルを明確にするために確認したい4つの事項

成功モデルを明確にするためには、売上に影響を与える要素を知らなければ明確にすることは出来ません。店舗型で売上に与える要素は次の4つから成り立っています。

①商品

自社の商品の成功モデルを明確にする必要があります。

・皆さんの商品の客層は誰でしょうか?

・どのようなニーズでしょうか?

・皆さまのお店を利用するシーンは?

・目玉商品は何でしょうか?

・関連商品は何でしょうか?

・価格戦略はどのようにしてますか?

上記をノートにでも書き出すと自社の商品についての成功モデルが見えてきます。

 

②商圏・立地・導線

自社の商圏や立地・導線の視点の成功モデルも明確にする必要があります。

・商圏範囲はどれぐらいでしょうか?

・商圏特性はどのような特性がありますか?

・人口・世帯はどれぐらいあればいいのでしょうか?

・世帯人口の成功モデルは何でしょうか?

・年齢層はどうでしょう?

・市場規模はどれぐらいあればいいのでしょうか?

・立地特性はどうでしょう?

・導線特性はどうでしょう?

・建物特性はどうでしょう?

 

③サービス

サービスとは従業員の採用教育も含めてになります。

・接客はどのようなことを教育してますか?

・身だしなみの基準は?

・販売技術はどのようなことを教育してますか?

・附帯サービスを売る工夫は?

・クリンリネスの基準と作業割り当ては?

・従業員教育の方法はどのようにしてますか?

・従業員の動機づけはどのようにしてますか?

・シフト管理の方法は?

・募集採用の方法は?

④販促

・媒体はどの媒体ですか?

・内容はどのような内容ですか?

・販促の頻度は?

・キャンペーンはどのようなものを行っていますか?

・ニュースリリースの方法は?

・新規来店策はどのような方法ですか?

・再来店策はどのような方法ですか?

・ブランディングの方法はどのような方法ですか

上記の4つの項目は最低限確認して頂きたいことを明確にしました。

ぜひ、ノートに明確にしてみると自社の成功モデルが見えてきます。

3.まとめ

4つを見るとマーケティングを勉強されている方はわかると思いますが、店舗型のマーケティング戦略を明確にすることと実は同じなのです。

多店舗展開を行う企業は必ず、成功モデルがあります。

あくまでも成功モデルを水平展開しなければ多店舗展開の成功はないことを充分に理解して頂ければと思います。

更に今から起業される方で多店舗展開を図りたいと考えておられる方は、今から上記を意識して、戦略を構築することが必要であると思います。ぜひ、実践されることをお勧め致します。

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